ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

また歴史の分岐点ができるのか

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慶應野球部の公式にも出てたし、ENEOS公式にも出ていました。
っていうかENEOS公式に出てる大久保さんの経歴を改めて見るとヤバいね(PDF)これにさらに、何人プロ野球選手を輩出したとかそういうことも加味すると…それでいて年齢的にもすごい。


ENEOSは最近全国大会(特に都市対抗)でパッとしないし、まぁそうなるかな、って感じだよね。ENEOSが勝てないのは監督や首脳陣がどうこうよりも、MHPSとかいう合併で超進化をしたチームが出現したのが原因な気がするが。
ちなみに、昨今西日本のチームに勢いがありますが、これは2014年の85回大会で西濃運輸都市対抗で優勝したのがキーになってたりするのかなぁと思っています。この85回大会で西濃運輸は、当時最強(だったと思ってるよ…うん)のENEOSを破っています。同時に、この年いっぱいで大久保さんはENEOSの監督を退任していますが、これっぽっちのデータだけでは因果関係としてビミョーっすね。
…と思って、当時の西濃vsENEOSのスコアを見たんですが、投手を見た瞬間、あーこれはおじさんが歴史を変えたやつなんじゃない?という方向に思考がいってしまったので、これ以上の調査はやめ。


JRは…うーん、最近の何やかんやで勝ってる感は堀井さんのおかげだったような気がするんですが、どうなるかなぁ。

毎日新聞公式で日本選手権の中継を見ていた

私もいい年だし、もっと冷静に野球を観なければ、と思ってはいるんだけど…あんな試合展開とか、選手の感情を見てしまったら、そうは言ってられなくなってな。



意外!岡崎の先発は秋山君!
かなり大事な試合で新人を先発させるとかすごいな、と最初は思っていたのですが…中継で実況(だったと思う)が、この両者は今年のベ杯で対戦しているという話を紹介してくれました。その時の日通の藪監督のお話によると、岡崎は粘り強いチームだったという。
あーそういえばその試合現地で観た!と思い出しまして。
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この時も釘宮君と秋山君の先発だったか。釘宮君も良かったし、秋山君もまあまあだったし(個人的にはもっと安定してほしいなーと思ってみていたが)、両チーム色々意識してピッチャーを投入していたのかもしれないですね。
で、このベ杯の試合では、岡崎は手銭君に大分してやられました。そして日本選手権でもしてやられました。9回裏に日通が手銭君の当たりで追いついた時の解説の弁(確かこの試合の解説は、前三菱重工神戸・高砂の監督の富さんだったかな)「バットに当たった時点で手銭君の勝ち」というのは本当にそのとおりだと思いますし、タイブレークで日通が九番の木南君の打順から始めたのもわかるし、木南君がバントしてからの手銭君申告敬遠という策も、非常に理解できる。っていうか手銭君がどういう選手が把握していれば、大体の人はこうすると思う。
タイブレークの先攻で無失点をやらかしてしまい、これはもうあかんわと思わざるを得ない、中継曰く「絶体絶命のピンチ」を凌ぎ、勝利に持っていった岡崎は本当にすごい。偶然とか奇跡とか、そういう類のものであったとしても。こういう状況の戦い方だったら、日通のほうが絶対得手があるはずだもの。
この試合がこういう熱い展開だったとは、中継を見てなければ絶対に分からなかったと思う(スコアから想像できたかもしれないが、多分ピンと来ないところが多いと思う)
なので毎日新聞は、来年もこの中継やってくださいお願いします。

最近、似たような展開で勝負が決まった試合を別な球場で見たせいか、今年こういうの多いなと思いつつ……だめだ、この試合はもう、ちくしょうという言葉しか出てこない……本当に勝てると思ったんだ。あかん三菱自動車岡崎優勝してまうって思ったんだ。とんだ慢心だった…
でも、頭数的にどういう選手が足りないとか、そういうのは少なくともこの大ガス戦を見る限りないと思ったから、大ガスとの戦力差はなかったと思うんだよね。でも最近の大ガスの選手は、こういう試合での経験を持った選手が多いからね……その辺の差なんじゃないかな。


とかなんとか冷静に分析したりとかしたいんだけど…あの仲井兄さんの涙はあかん。中継を見ながら私も泣いてしまった。そういう意味では現地じゃなくてよかった…
ここまでこれたのは兄さんの存在があってこそ。誰も仲井兄さんを責めることなんてしないはず。
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あと有料記事だが。
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…8回途中で148球は多すぎるんだよな。うん。気負ってるんだなぁってのは、中継観てても大分分かったが…都市対抗のHonda戦も、ちょっとそういう感じはあった気がする。


でもさ…昔の話で都市対抗での話だけど、大事なイニングで投げて負けを呼び込むような投球をしちゃって、試合後に人目を憚らず泣いて…その翌年から覚醒して、チームを優勝に導いて、今や誰もが認める日本一のピッチャーになった選手がいるんだよ。佐竹っていうんだけどさ。
かつての佐竹さんのようにこの日の負けは、これからの仲井兄さんの成長のステップになる……と私は信じている。

【すごいよ】自分向けまとめ【兄さん】

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昨日は残業しながら中継をチラ見してました。
仲井兄さん…すごかった。今年の活躍ぶりからものすごく成長したってのは知ってたけど……この試合パナも結構ボロボロだったけど、それでも絶対に打たれない感がすごかった。
普段見る位置からはあんまりわからなかったけど、変化球エグい落ちるんだなぁ。昔、テレビ中継でJR九州の濱野さんのスライダーの曲がりを見た時と同じぐらい衝撃を受けました。
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ん?ああ…スポニチ大会で勝ったのは全国には入らないか。
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スポニチ大会で勝つのと、都市対抗で勝つのとでは全く意味が違うからね、そりゃそうだね。


しかしいつの間にか、随分長いこと仲井君を見てたことになるんだなぁ。
良いんだけど、イマイチ乗り切れないなぁとか、そういう時期もあったような気がするので(そしてファン心理的にちょっとくじけそうになる…)、それがこれだけのピッチャーになるとはなぁ。
都市対抗で勝ったのを見た時も本当に嬉しかったけど、この時嬉しかった気持ちを改めて思い出します。




ところで、テークバックが小さいフォームだと、大体の人が佐竹みたいなフォームと表現するようですが(実際そうなんだけど)、私はなんとなく、仲井君のフォームを見て倉谷さんを思い出したりしました。
同じ岡崎の選手というアレのせいだと思いますが……佐竹さんのほうが知名度が圧倒的すぎるからね、しょうがないね。