ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

巨人「第二の2軍」わずか2季で解散…理想と現実、難しい育成

そうなの?公式に特にそういうことが書かれてないんだけど…これが本当ならプロアマ交流戦の機会もぐんと減るだろうし、当分ジャイアンツ球場に行く用事がなくなっちゃうなぁ。そういう意味では残念。
…と最初はあっさりと思ったけど、割と真面目にこの件について考えて、思ったことをダラダラと書いてみる。
プロアマ交流戦自体、観戦数をそんなに沢山重ねてきたわけでもないのでアレですが…最初は実戦の機会があってよかったね、なんて気持ちを片隅に置いて観ていたんですが、だんだん慣れてくると「この第二の二軍の選手達はちゃんと野球の練習をしてるんだろうか?」という疑問が頭を過ぎったりする。そんな疑問が過ぎるほど、ここの試合に出るプロの選手の野球の技術が雑に見えたんです。対戦相手のアマチュアの大学生のほうが、ちゃんと走攻守できてる感じ。アマチュアな彼らよりも野球に割くことのできる時間もあるはずだし、あらゆる面の指導者も充実してるのに何でよ?と思わざるを得ないレベル。記事を読む限り、そんな雑な野球を見てしまったのは、ちょうどこの組織体制が限界状態の時に開催された試合に偶然遭遇してしまったのかな、とも思ってしまうけど。
と言いつつ…第二の二軍とはいえ、一応プロ野球なんだし、アマチュアのファンよりもプロのファンのお客さんは大分多く入っているのです。入場料タダだからかもしれないし、一軍に比べたら圧倒的に少ないけど。技術面は長い目で見たとしても、そんなお客さんを前に高い意識で野球してる?って思ってしまう選手もいたな。下手な選手を見ても確かにがっかりしちゃうけど、それでもやる気がある選手なら、応援、もっとがっかりだよなぁ。



こういう育成選手や、第二の二軍という組織ができて、「プロ野球選手になる」門戸は広くなり、あるいはハードルが下がったのかもしれない。けどその後にある「活躍する」「支配化選手になる」ハードルはそのままか、上がっているような。それは育成選手として指名された選手あるいは第二の二軍に配属された選手にそのハードルを越える力がないのか、彼らの上にいる人達がハードルを越えさせてくれないのか……そもそも、1つの球団(≒企業)が2つも3つもチームを持つこと自体が無理な話なんだろうか、とも考えたりする。苦心してるんでしょうが、うまいこと第二の二軍を維持できているのがソフトバンクぐらいなのかな?(あちらは三軍という呼び方ですが)と思うと。



プロアマ交流戦を見てきて感じつつあるのは「プロの力量ってこんなもんなのか」という呆れの気持ち。
勿論、プロ野球には一軍という組織もあって、その組織に世界レベルで戦えるぐらいの能力を持つ選手が何人もいることは存じております。が、そんな一軍の選手と同じ「プロ」という肩書きを、第二の二軍の選手も名乗っているわけで。一軍の選手=プロ野球選手であると同時に、第二の二軍の選手=プロ野球選手でもあるので、第二の二軍がプロ野球の全てじゃないとは承知しつつも「プロってアマチュアより下なんだな」という感想をどうしても持ってしまうのです。それは日本の野球にプロ>アマというなんかよくわからん構図があるからかもしれないですけど(私はそうは思っていません。そうとは限らんと思っています)
プロにがっかりする気持ちを持つぐらいなら、逆にプロの門戸をもっと狭く、あるいはハードルを高くして、それこそ本当に選ばれた人間しか進めないようなエリート中のエリートなコースにしてみたらいいのに、とか考えてしまいますね。NPBが日本の野球の最高峰として位置づけられるのであれば尚。
今現在のNPBが野球人口の受け皿を大きくしようとした末路がこんなになるんじゃあな、と思うと。



とかなんとかgdgd語りましたけど、これって某元球団代表に対するあてつけだろwというのが、本心からの馬鹿正直な感想です。