ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/4 第66回JABAベーブルース杯争奪大会 王子vsNTT東日本【公式戦】

初日がアレだったので、こうなるだろうなーってのは薄々予想はしていましたが…でもそれは予想してなかったよ的な…
スタメンはこちら。

<先攻・王子>
1(右)鴨田
2(中)中尾
3(二)田辺
4(左)真弓
5(三)青山
6(一)伊礼
7(指)日岡
8(捕)川上
9(遊)勝田
(投)山本
<後攻・NTT東日本
1(左)目黒
2(三)伊藤
3(右)越前
4(一)平野
5(指)北道
6(遊)岩本
7(二)梶岡
8(捕)上田
9(中)小林
(投)黒田

山本君は初日に先発したけど、短いイニングしか投げなかったし、もしかしたらNTT東日本戦にぶつけてくるかなーって思ってたら本当にぶつけてきたよ…
その山本君、前回の汚名返上・名誉挽回とばかりの素晴らしいピッチング。
球のキレ・勢いは当然だけど、気迫が違った。あんなに自信を持って決め球を投げてこられたら、そりゃあ打てないよな…と。ただただ山本君の投球に見入ってしまうばかりでした。名誉挽回どころかプラスだよ。
NTT東日本打線はバットにもロクに当てられてなかったというか。1イニングのアウトを全て見逃し三振とか、空振り三振とか…点を取るどころか、どうやったら出塁できるのかという勢い。コントロールもよかったし。
山本君がこんなにもいいピッチャーだったなんて…もっと早いうちから遠征とかして、ちゃんと見ておけばよかったと本気で後悔しました。そのぐらいの価値があるピッチャーではないかと。これからまた見る機会があればいいが…

山本君が素晴らしすぎてNTT東日本打線が手も足も出ないのは想定の範囲内でしたが、黒田さんがあんなに打ち込まれるのはさすがに想定してなかったよ…orz
王子は3回に鴨田君の、やはりレフト方向への2ランで先制し、その後青山さんの2点タイムリーと日岡さんのタイムリーもあって、5連打を含む打者一巡一挙5点の猛攻。デジャヴかと。
またしても5点の大きな援護を貰った山本君ですが、前回のミスは絶対に繰り返さないとばかりにエンジン全開。5回にさらに1点貰っても調子は一切崩れずむしろ常に右肩上がり。
そのまま9回が終わって、6‐0で王子が快勝。NTT東日本打線は結局最後の最後まで山本君の攻略の糸口が掴めなかったな…

何にしても2安打完封、お見事すぎます。

<本日の投手リレー>
王子:山本(9回)
NTT東日本:黒田(2回・2/3)‐高木(1回・1/3)‐大竹(3回)‐末永(2回)

  • どうしても踏ん張らなければいけない理由があって

ご覧のとおりNTT東日本は完敗だったわけですが…そんな完敗の試合に、何で大竹飛鳥きゅんや末永君まで投げさせたのか…
多分ですが、以下の理由が考えられます。
NTT東日本が王子に負けると、2勝1敗の成績でNTT東日本・王子・JFE西日本の3チームが並ぶことになりまして。とりあえず参考までに今大会の星取表(PDF)を。
このように3チームが同じ勝敗数で並んだ時、ポイント制による順位決定が行われます。
ポイント制って何よ?という方は、こちらをご覧ください(PDFですぞ)
・コールド勝ち=5点、勝ち=4点、タイブレーク勝ち=3点
・コールド負け=-5点、負け=-4点、タイブレーク負け=-3点
として、各チームの取得ポイントを計算するルールがあるみたいです。
この時の星取りの状況からポイントを計算すると、

トヨタ自動車東日本:(-5)+(-4)+(-4)=-13
JFE西日本:4+(-4)+4=4
NTT東日本:5+(-4)+4=5
王子:4+4+(-4)=4

となり、ポイントが一番高いNTT東日本が決勝トーナメント進出となったわけです。
もしこの試合で王子がコールド勝ちしていたら、

NTT東日本:5+(-5)+4=4
王子:4+5+(-4)=5

となり、王子が決勝トーナメント進出となったかもしれなかったのです。なのでコールド負けは避けたかったのではないかと…
しかしこんな内容で決勝トーナメント出てよかったのかという気持ちは(ry