ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/10 第69回JABA東京スポニチ大会 三菱自動車岡崎vs東芝【公式戦】

今年分の運をこの試合で全部使ってしまったような気がする(爆)
でも後悔していない。
スタメンはこちら。

<先攻・三菱自動車岡崎>
1(三)小林
2(中)中村優
3(左)小室
4(一)西村
5(捕)島仲
6(右)豊住
7(指)桑原*1
8(遊)中山
9(二)渡辺
(投)仲井
<後攻・東芝
1(遊)松本
2(中)石川
3(左)松永
4(一)服部
5(指)小川
6(右)大河原
7(三)林
8(二)吉田
9(捕)柴原
(投)野田

三菱自動車岡崎の先発は仲井君です。

…仲井君のことは、このブログでニュース記事やJABA公式のスコアの折にちょっと触れたりしていましたが、実は仲井君のピッチングは一度もこの目で観たことがなかったのです。社会人時代は勿論、大学時代も。
そんな自分が仲井君というピッチャーについて持っている知識は…ネサフしていてたまたま見つけたブログ(どこだか忘れてもう思い出せない(爆))の観戦レポに書かれていた「特徴のないピッチャー」という表現。
(大分偏見に満ちているけど)その程度の知識しかない私が観た、本日の仲井君のピッチング。
ストレートはそんなに早くない。基本的に130キロ半ばぐらいしか出ない(後述のネットの記事によると、今日はそういうピッチングをしていただけで、140km/h台出せるらしい)変化球も物凄く落ちるだとか、キレが凄いとは特に思わない。ふつう。コントロールはまぁまぁ…悪くないし、むしろかなり良い方かな。うーん、球だけを見ていると特徴のないピッチャーという表現は的を得ているのかもしれない。

が、それを余りあるほどカバーするようなマウンドの支配力があるというか。投球のテンポと配球と…今日バッテリーを組んだ島仲さんとの相性がよかったってのもあるんだろうけど。ってこれ全然特徴のないピッチャーじゃないじゃん(爆)
そういえばちょっと変わったリード?をしていたけど…突然コントロールが乱れたようなピッチングには見えなかったし、あんなリード見たことないけどアリなのか?と思ってしまったけどwあと個人的に、モーションのタイミングがちょっぴり独特かなぁ?と、写真を撮りながら思ったのですが…写真撮る時に取るタイミングとバッティングのタイミングなんて全然違うから、気のせいかもしれないw

地区も違うし、さほど情報のないピッチャーというのもあるかもしれないけど、東芝打線はなかなかタイミングが合わず。ゆるい変化球を巧いところに決められてくるっとしちゃう。時折ヒットを放ったりフォアボールでちょいとチャンスは貰っていたけど、そこからがある意味仲井君の真骨頂だったのかもしれない。

このピッチャー、ランナーが出ても全く動じないですね。ランナーを出すと牽制が多くなるだの、表情に出るだの、仕草が云々と動揺が見えるピッチャーって結構いると思うんですが、仲井君にはそれが全くない、ように見えた。だからランナーを出しても出さなくても、投球のテンポは変わらないし、結構自分のペースで投げれてる感じ。傍から観ていても「ランナー出したけど難なく抑えるんだろうなぁ」という安心感がある、気がする。
この試合、結構ヤバかったのは4回と6回だろうか。
4回は先頭の松永にヒットを許し、2アウトまで取るも、一発がある大河原兄貴はさすがに警戒したか歩かせ、回ってきたは前の打席でツーベースを打たれた林。しかしその林にうまくゴロを打たせて切り抜ける。
6回の先頭バッターはまたしても松永。その松永にまたしても出塁を、それもバックのエラーという形で許す。四番の服部君にバントでランナーを進められ、続く小川君にはピッチャー強襲のヒットを打たれ、一三塁。迎えるは大河原兄貴と林という展開で、むしろ私がお腹痛かった(爆)しかし仲井君はその二人をたったの2球で仕留めて無失点に終わらせたのでした。

でさー、ここまで大分頑張っているとはいえさー、仲井君ってまだそんなに公式戦とかにバリバリ投げてないんじゃないかなぁって気がするんだけどさー、ここでエースの野田君をぶつけてくるとか、東芝結構ガチですよね(爆)打線の組み方もそう。キャッチャーがルーキーの柴原君なところが、本気度ポイントがちょっと下がるところか……と書いたところでふと思い出したけど、野田君と柴原君って日大バッテリーだなぁ。3つ差があるから、過去組んだことあるのか知らないけど。
勿論、野田君は貫禄のエースのピッチングで三菱自動車岡崎打線を寄せ付けず。ピンチがあっても難なく抑えてたし。
この通り仲井君・野田君ともに好投しているのと、両チームの打線がなかなか各先発を攻略できないこともあって、試合はピッチャーの我慢比べ状態。それにまさか野田君が負けるとは思わなかった。
7回に先頭の島仲さんがツーベースで出塁し、これに桑原さんがさらにツーベースで続いて、三菱自動車岡崎が1点を入れて均衡を破ります。8回に先頭の小林さんにツーベースを打たれたところで、これ以上傷口を広げるまいと、東芝は野田君から困った時の萩野君にチェンジ。しかし今日の萩野君はどうも調子がよくなく、あんまりコントロールが定まらなかったり。優作君が三塁線への素晴らしいセーフティバントを決め、一三塁としたところで小室君がキッチリ犠牲フライ、西村さんも続いて、次の島仲さんがタイムリーを放って、三菱自動車岡崎は大きな2点の追加点をゲット。仲井君にはホント大きな援護になったと思います。

…実は正直、6回を投げたあたりから仲井君はもう交代するだろうとばかり思っていました。6回は大分ピンチだったし、実際この辺りから色んなピッチャーが出てきたりして、特に宇田川さんがアップモードに入ったっぽい時なんかは。だから9回にマウンドに登板した時はびっくりした。もっとびっくりしたのは、球の力が初回から9回を投げきるまで全く衰えていなかったこと。完投することを意識していたのかアレだけど、もしやペース配分まで完璧だったということか…実はこの試合、仲井君のピッチングはむしろ7回以降からさらによくなっていってたんですよね。
というわけで、3‐0で三菱自動車岡崎が勝利しました。

ずっと、ずーっとこの目で見てみたいと思っていたピッチャーが、目の前で最高の成績を残してくれた。しかもあの東芝を相手に完封まで…おじさん涙出そうでした。もっと快投してるところを見てみたいっす!

いいバッテリーでしたね。

<本日の投手リレー>
三菱自動車岡崎:仲井(9回)
東芝:野田(7回・0/3)‐萩野(2/3回)‐佐藤(1回・1/3)

  • おわかりいただけただろうか

できるだけ仲井君の写真をいっぱい載せたくて、結構無理矢理ねじ込みました(爆)
個人的には、これとかも好きです。レポの流れの中に入れられなかったやつですが(爆)

  • 本日の失態

仲井君を見ること・撮ることに集中しすぎてバッターの写真がおろそかすぎた。東芝側に至ってはほとんど撮ってない(爆)ごめんなさい…でも東芝は今まで結構撮ってきたから、今日ぐらいいいよね(爆)

  • やっちまったい

ぶっちゃけ、この試合東芝にとっちゃ失態ですよね…岡崎の、しかも大して名のあるわけじゃないピッチャーに完封されてしまうとは。
チャンスは確かに作ったけど、連打だったり、どういう形であれ連続してランナーを出すようなことが1度もできなかったんですよね。逆に言うと仲井君はそれだけ素晴らしいピッチングをしてたってことですが、東芝は見事に術中にハマっちゃってたなぁ。
残る相手がかずさ(日本一のチーム)・セガサミー(超相性悪い…と勝手にBladeCatcherは思っている(爆))だし、この試合は絶対に落とせなかったのにね。一応東芝も好きなんで、こういうこと書いておかないと(爆)

  • そして翌日

スポニチのサイトに載ったり毎日新聞のサイトに載ったりしたならばもうやるしかないと、朝のコンビニで通勤前のサラリーマンに混じってスポニチ毎日新聞を購入したおっさんはわたしです(爆)

*1:桑原さんの桑の字は正しくは又の部分が十なんですが、はてなダイアリーでは表示できないため、この字で表記させていただきます。