ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/13 第56回JABA長野大会 パナソニックvsトヨタ自動車【公式戦】

今季イチオシの試合。
スタメンはこちら。

<先攻・パナソニック
1(捕)足立
2(指)松元
3(二)森
4(一)梶原
5(中)田中宗
6(三)橋本
7(右)大江
8(左)丸木
9(遊)横田
(投)四丹
<後攻・トヨタ自動車
1(右)小島
2(中)秦
3(指)多木
4(左)田中幸
5(遊)樺澤
6(一)坂田
7(二)福田
8(捕)二葉
9(三)瀧野
(投)青山

序盤は点の取り合いといった感じ。
先制したのはパナ。2回に2アウト一二塁から、横田君の2点タイムリーツーベースで先制。
しかしその裏、トヨタは樺澤君のソロムランで1点を返します。


点を取られた後のトヨタ強いよー!
ですが、パナの攻撃はまだまだ続く。3回、松元さん・森さんの連続ヒットでノーアウト一三塁から、回ってきたのはぼくのトラウマ(まだ言う)・四番の梶原さん。ここできっちり犠牲フライを打って、パナが追加点。ここでトヨタはピッチャーを青山君から岩崎さんにチェンジ。大江さんにタイムリー内野安打を打たれてもう1点は許すも、4回以降はパナ打線をほぼ完璧に黙らせていました。さすが岩崎さんっすなぁ。
多分、岩崎さん登板を見て、この得点でパナは逃げ切るつもりだったのでしょう、4回からショートを横田君に代えて三浦さんに。
代わったところに打球が飛ぶとはよく言ったもので、この回先頭の秦さんの打球を弾いて出塁を許しちゃいます。その後フォアボールもあって、バントでノーアウト二三塁。ここで迎えたバッター・樺澤君の辺りはショートの横を抜けそう…だったのを三浦さんが好捕・三塁ランナーのホームインは許したものの、この回の失点はこの1点のみ。早速汚名返上ですよ。
4回まで終わって4‐2ですが、ここまででトヨタが打ったヒットは樺澤君のソロムランの1点のみ。4回の攻撃もエラーとフォアボールでチャンスを貰っているだけなんですよね。といっても、相手のミスをきっちにモノにするトヨタはやはり侮れないですが。
何てったってね、パナの先発・四丹さんがとてもよかったもので。

ところで、私パナのピッチャーといえば四丹さんのイメージなんですよね。3〜4年ぐらい前に初めて見たパナの試合(セガサミー球場でのオープン戦だったと思うが)での先発が四丹さんだったからなんだろうけど。
コントロールも良く、実にスマートなピッチング…なんだけど、それ以上にバックの守りが堅すぎる。
さっき書いた三浦さん、あと丸木と森さんにもいい守備があったけど、何より三浦さんですね。例えばランナーを一塁に置いた場面で、二遊間の絶妙なところに落ち、センターへ抜けそうだという当たりをダイビングキャッチ!ランナーは当然落ちるものと思っていて飛び出していて(私も普通に落ちて抜けるんだと思った)、一塁ランナーもアウト。こんな感じのショートライナーゲッツーがあともう一つあったりして、三浦さんがショートにいなければこの試合どうなっていたことか。この試合を制することも、決勝に進むこともできなかったんじゃないかと思うレベル。打つ方はちょっとイマイチだったけど、この試合だけ見る限り私の中では三浦さんが文句なしのMVP。バックがこれだけ守備で盛り立ててくれたら、四丹さんも乗らないわけにはいかないよね。
そしてこのままパナが逃げ切り勝利しました…というわけにはいきませんでした。野球は9回裏まで分からないものです。
スコアは4回以降動かず4‐2のまま、9回裏にトヨタはフォアボールとヒットでノーアウト一二塁のチャンス。パナのピッチャーは8回途中で四丹さんが降板してて、田中さんが投げていたんですが、ここで藤井君にチェンジ。バントで1アウト二三塁と変わり、迎えるバッター・坂田さんの打球はサードゴロ…かと思ったらサードの手前で打球のバウンドが変わったっぽくて後逸。土壇場でトヨタが1点差に。坂田さんのあの打球から、なんというか凄まじい執念を感じましたよ…
続く福田さんはピッチャーゴロで凌ぐも、二葉さんは粘られた末にフォアボール。2アウト満塁の場面で、バッターは瀧野君。フツーにスタメンに名を連ねていましたが、そういえばルーキーの選手でしたね。
ちょっと粘られはしましたが、最後は空振り三振に仕留めて試合終了。

決めるべきところで本当に決めるって難しいんだよね…
ほんで今度こそ、4‐3でパナソニックが逃げ切り勝利しました。

今年のベストゲーム有力候補ですな。長野まで観に来た甲斐があった!と本気で思った試合。観客があれっぽっちしかいなかったのが勿体無いぐらいの好ゲームでしたよ。

<本日の投手リレー>
パナソニック:四丹(7回・2/3)‐田中篤(1/3回)‐藤井(1回)
トヨタ自動車:青山(2回・1/3)‐岩崎(3回・2/3)‐六埜(1回・1/3)‐藤田(1回・2/3)

  • まだちょっと青いかしら

トヨタの投手陣。許した得点は2回と3回のみだったけど、安定感があったのは岩崎さんだけ。他のピッチャーは皆アウトを取るのに苦労してる感じがあったなぁ。まぁパナ相手に悠々投げられる選手のほうが少ないと思うけどw
途中登板した六埜君も新人ですか。ボールが先行する印象が強かったな。実際1回とちょっと投げて4四死球だし…これまでどれだけ投げてきてるかわからないけど、いきなりパナを抑えろってのも厳しいかな。

その後を受けた藤田君、きっちり抑えてくれましたね。
そういや六埜君も藤田君も、ランナーをスコアリングポジションに置いてからの梶原さんって場面があったけど、どちらもしっかり抑えてたっけな。抑えるべきところをしっかり抑えられてたのは素晴らしいと思いますよ。

…でも満塁にしてから二者連続空振り三振とか、ノーアウト一二塁から三凡とか、それって劇j(ry

  • あ、あとそれと

三浦さんといえば、パナ公式のこの記事もどうぞ。