ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

6/3 第85回都市対抗野球大会・東京二次予選 第2代表決定戦 JR東日本vsセガサミー【公式戦】

えっと、あの、レポはしばらくお待ちください(爆)他のレポも全然手を着けられてなくて…
頑張って書きました。今日やっとうpしました(6月10日)
セガサミー公式JR東日本公式で確かめてきたし、これで合ってる。
スタメンはこちら。

<先攻・JR東日本
1(二)西野
2(左)都築
3(三)竹内
4(右)松本
5(指)畑中
6(中)岩澤
7(一)石岡
8(捕)石川
9(遊)東條航
(投)関谷
<後攻・セガサミー
1(左)政野
2(三)宮之原
3(二)江藤
4(指)川端
5(右)照屋
6(捕)佐藤
7(中)富田
8(一)谷澤
9(遊)坂本
(投)横田

えっと、自分が着いた時は3回裏のセガサミーの攻撃中だったか、谷澤さんがヒットで出塁した辺りかな。続く坂本君のことは、「これ絶対バットに当たらないんじゃないか」と思うほどキレのあるボールで、簡単に三振。しかし次の政野君の当たりは、セカンドのちょっと深いところ。西野君は追いついたけど送球は悪送球となって、この時点で2アウトながら二三塁。ここで回ってきたのが宮之原さんなんだから、勝負的にはかなり面白いところ。何を仕掛けてくれるのかな…と思ったんですが、これは関谷君の球というよりか、石川さんのリードが勝ったかな。引っ掛けるような当たりになっちゃって、残念ながら無得点。あーでもほぼ丸一年ぶりの輝彦は楽しかったな(爆)
4回表。いきなりJR東日本は勝負に出まして、1アウト一塁から、畑中君に変えて中村君。が、ここはゲッツーで終了。うーん、この意図はなんなんだろう?中村君もこのとき初めて見たので、どういう選手かわからないし…もしかして先発が予想と違って(「左の」横田君だから)1打席は立たせたけど、これじゃあダメだ!ってアレで変えたんだろうか…畑中君、左苦手なのか?(あんまり頻繁に見てないからわからんが…)
さらに4回裏。ナイターというのもあるんだろうけど、セガサミー打線はやっぱり三振三振…ときたところで、照屋さんがヒット。さらに佐藤君も続いて一二塁。今日のセガサミー打線と、関谷君の調子を見ていると任せてもいいんじゃ?という気もしましたが、JR東日本はここで片山さんに交代。富田君には内野安打を決められてしまい満塁になるも、谷澤さんはさくっと凡退にしてスリーアウト。この人の安定感恐ろしすぎるわ。

その後、セガサミー打線は片山さんの前に完全に沈黙して、ヒットも四死球も出せないレベル(そもそも片山さんってそんなにフォアボール出すタイプのピッチャーじゃないけど)
一方、JR東日本はヒットは出るけど、横田君を捉えきることはできず。7回には2アウト一三塁のチャンスがあったんですが、ここで石川さんが安定の空振り三振に倒れ轟沈(爆)
セガサミーは横田君を7回で降ろします。ピンチはあったけど、JR東日本相手にここまで無失点とか、本当に良く頑張ってくれたと思います。

んで、8回からはウエンツが登板。気合入りまくりのピッチングで、こちらもゼロを並べ、9回では決着つかず。
さらにセガサミーは打つほうでも勝負に出る。8回には政野君→安井さんに、続く宮之原さん→高島君、さらに9回には四番の川端さん→松延君という。悲しいかな全部不発。
…私思ったんですけど、この代打攻勢って…①終盤だからとにかくここで勝負を決めたくて、一発狙いで長打力のあるバッターをひたすら出す博打 ②「左の」片山さんだから右バッターをぶつけてみた(宮之原さんは右バッターであるが)…なんじゃないかなぁと思いまして、まさかとは思うけどセガサミーの監督さん、左右病なの?と思ってしまったんですよ。もっとも片山さんにはそんな相性全く関係ないけどね!そんなんじゃ社会人野球界は生き抜けないですよ。アタシ的には、政野君と宮之原さんでちくちく攻めたほうがピッチャーは嫌がりそうだと思ったんですが。
というわけで、延長戦に突入。

そんでもってセガサミー、10回表に1アウト三塁の大ピンチ。よっぽどのことをしなければほぼ確実に点が入るという状況で、JR東日本はここで回ってきた東條航君に代えて、とっておきの代打・タツさんをコール。

JR東日本側のムードも最高潮で、セガサミー寄りの席にいた私は、ものすごい圧倒される感じがしました。しかしタツさんをうまいこと引っ掛けさせてショートゴロ。ランナーは還れず。
しかしまだ2アウトで、次は(BladeCatcherの体感で)アベレージ高めな西野君。実は前の打席ウエンツからヒットを放っていたこともあって、2アウトとはいえ怖い存在。私もう吐きそうだったんですが(爆)ウエンツはそんな西野君も空振り三振に仕留めてくれたぜ!

ウエンツは大変絵になるので、写真を撮る側としても非常に楽しいw
その裏のセガサミーの攻撃。5イニング以上もリリーフしてきた片山さんもさすがにお疲れか、この回の先頭バッター・佐藤君にヒットを許して、さらにバントで1アウト二塁。ここで片山さんを降板させるJR東日本。片山さんを降板させるのって、すごい勇気ある采配だと思うぞ…

代わって登板したのは東條大樹君。その初球、すっぽ抜けたのかいきなり谷澤さんにすないぽ。ちょっと不穏な空気が流れますが、そこから開き直ったようなピッチングで、さくっと2者連続アウト。すないぽとは何だったのか。
しかし10回までやってきてもそうですが、11回・12回もこういう感じ…お互いあっさりとした凡退や三振を繰り返し、チャンスがあったと思ったら点が取れそうで取れない…ってなのを10イニング以上表裏共にやってたので、これ泥仕合なんじゃないか、自分の観戦経験上におけるこの記録を塗り替えるんじゃないかと思いつつありました。
で、こういう時には自分から隙を見せちゃいけないんですよね。即ちちょっとしたミスも命取りになる。改めてそれを思い知ったのは、13回表のJR東日本の攻撃。
1アウトから、途中出場の嘉数君がヒットで出塁。続く西野君の当たりはゲッツーコース…だと思ったんですが、セカンドの江藤君の送球がほんのり反れてオールセーフ(記録はエラー)
迎えたのは、こちらも途中出場の影山君でしたが、代打、大前が送られます。ここでミスターツーベースがきましたねー。
その当たりはツーベースではないけど、一二塁間を鋭く抜ける当たり。嘉数君何気に足速いからね、さっき江藤君の送球が反れたのも、それで焦ったからなんだと思うが…それで、嘉数君が一気にホームインして、JR東日本が待望の先制点を挙げます。


あ、言い忘れてたけど、この時西野君のところに代走が出ておりまして、俊足を通り越して神速の佐々木君が一塁ランナーでした。というわけで、この当たりで尚も一三塁。さらに竹内さんのショートゴロの間に、神速の佐々木君が生還してもう1点追加。
あ、これは代走が出てベンチに戻ってくる時のやつですが…絵的にいいなぁと思ったので、これも貼る。

その裏のセガサミーの反撃は、悲しいぐらいあっさりした三凡で終わり、試合終了。

延長13回の末、2‐0でJR東日本が勝利。東京と第2代表として都市対抗本戦出場を決めました。

JR東日本が東京の第2代表に決まったという事実は、傍から見たら当然の結果であり順当な結果であると思う。
ただ、ゲームセットの瞬間本気で喜び合った選手達を見る限り…今日の試合展開という追加要素もあるのかもしれないけど、この結果が当人達にとっては当然でも順当でも何でもないこと、それと都市対抗に出るということが大変であること、今日一日が物凄く苦しかったであろうことが改めてわかった。いや、そんなの冷静に考えれば当たり前でしょって感じですが。別にどこかの地区に対する皮肉とかあてつけではありませんよ。

おめでとう!

<本日の投手リレー>
JR東日本:関谷(3回・2/3)‐片山(5回・2/3)‐東條大(3回・2/3)
セガサミー:横田(7回)‐上津原(6回)

  • 貴方がいなければ

間違いなくここまで来れませんでした。ありがとう。

  • 本日のMVP

正直、私も今日の結果はシナリオどおりか、と思ってしまったけど、彼が決めたという事実を目の当たりにして、大分胸が熱くなりました。

MVPなんだからもっと調子に乗ってよかったのに(爆)