ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

第63回全日本大学野球選手権大会のかんそう。

かんたんなかんそう。

愛知学院大のことは…3年前の神宮大会で観て以来の観戦になるのかな。浦野君や中根君がいた頃のアレですな。これを3年「も」経ったと言うべきか、3年「しか」経ってないと言うべきか…
確かに当時、そこまでしっかり観ていなかったかもしれないし老化のせいで記憶が薄れている可能性が非常に高いのだが愛知学院大のスタンドってこう、リズムとか語感とか一切関係なく勢いでやる感じの応援でしたっけ(爆)いえ、非常に良いと思います!
対する神奈川大のスタンドは、あんなに上手で素敵なブラバンを持っているとは知らなかった。都市対抗でどこかのスタンドで演奏してそうな感じがしたなぁ。それと、神奈川大の『夏祭り』はサビの前辺りから始まるので、その、ヤマハの応援を思い出して色々切ない気持ちになったんですよ…(←これは決勝でも)
で、試合のほうは、なかなか締まった投手戦でしたね。といっても両チームの先発とも5回終了を待たずに降板して、継投勝負って感じだったけど。神奈川大の先発・児玉君は守備に足を引っ張られたような印象が強くて、あんまりポテンシャルを発揮できてないような気がしたというか、まだまだこんなもんじゃないかなーという感じ。愛知学院大の先発・大藏君は胡麻君のスリーベース(の後、稲垣君にタイムリーを打たれて失点)とか、山原君のソロムランとか、失点に繋がる長打を打たれたりはしたけど、そんなに悪い印象はなかったなぁ。もうちょっと長く投げてるところを見ないとわからないかもしれないけど。
しかし愛知学院大は相手のエラーとかフォアボールとか、結構あったので得点のチャンスも少なくなかったはずなんだけど…ヒットがあまり出せなかったかな。児玉君も兒玉君(こちらも「こだま」と読む)も要所はしっかり抑えてたしね。

創価大のスタンドがほぼ満席ぐらい埋まってクリビツ。ああ、よく考えたら神宮はホームだったね…
創価大の小松君も、東海大の吉田君もなかなか良い感じ。吉田君は初回に正木君にソロムランを浴びてしまったけど、この正木君といい、創価大のバッターはスイングがとても綺麗。しっかり振り切るようなスイングをしている選手が多くて、なかなか好感度高い感じです。社会人でもあんまり「この人のスイング綺麗だー!」って感心しちゃう選手っていないような。良い選手は勿論沢山いるんですけどね。
1点を争うような試合になるかなーと思ってたから、5回に突然小松君が崩壊したのにはちょっと驚いた。でも東海大の攻撃も素晴らしかったな。七番の渡邊君が内野安打で出塁→二盗・三盗と連続して決めて、これで小松君のリズムを狂わせたかもわからないですね。それにしても、東海大は足を使った攻撃が上手いなぁ。仕掛けるタイミングもバッチリだし、絶対に躊躇しない、かといって暴走ではない。見ていて面白いチームですね。
春のリーグ戦で観た時の印象が結構イマイチだったのもあって、こんなに良い野球できるんじゃん!と惚れ直したわけですよ。

試合時間は、裏までやってたったの2時間9分。そんなの忘れるぐらい、あっという間に終わっちゃった試合だった。テンポもよくて締まってて、本当に決勝にふさわしい感じの試合。
神奈川大の先発・濱田君はちょっと力んだりする癖があるんだろうか、なんか突然ボールが高いところに行ってストライクゾーンから大きく外れちゃう、ってのがあったな。ピンチになったり、回を追っていくと特に。とはいえ、所謂「高めのクソボール」に東海大のバッターが釣られてスイングしているような場面がいくつかあったので、球威は物凄いんだろうな。コントロールは完璧ではなかったけど、その分三振をズバズバ奪って踏ん張って…ただ大城卓三君に決められた、あの2本のタイムリーだけが「仕留め損ねた」って感じの2球だったのかもしれない。

そういう時は打線が援護してあげたいんだけど、先発の吉田君を捉えきれず、7回から登板した芳賀君にはヒット1本しか繰り出せないほど歯が立たなかった。
にしても、この芳賀君がとてもよかった。春のリーグ戦で1回だけ見た時はあんまりいい印象じゃなかったんだけど…

前日の創価大戦でもそうだし、この日の神奈川大戦も自チームがリードしている時に登板。こういう場面でむしろよりパワーアップして投げれてる感じがした。前回観た桜美林大戦ではリードしてるところに登板して同点にされてんじゃねえかとか(ry
吉田君もよかったけど、芳賀君もいいね。また秋に観に行けるように調整するか…