ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

8/31 第40回日本選手権関東最終予選・代表決定戦 東芝vs日立製作所【公式戦】

この試合は、予選に関係するチームの試合が全て終了したのでうpしてます。
スタメンはこちら。

<先攻・東芝
1(右)大河原
2(遊)松本幸
3(一)服部
4(指)松永
5(二)吉田
6(三)戸田
7(中)石川
8(捕)井川
9(左)小川
(投)佐藤
<後攻・日立製作所
1(三)佐野
2(左)村山
3(指)中村良
4(二)岡崎
5(一)田中
6(捕)中園
7(右)大塚
8(遊)難波
9(中)小林雄
(投)猿川

両先発の名前を見て、投手戦になるかと思ったのです…が。
まず先制したのは日立。1回裏に1アウト一三塁から、岡崎君の打席でのゲッツー崩れの間にまず1点を先制。
しかし今日の東芝は、少なくとも都市対抗前のアレな東芝ではないようだった。直後の2回表に、吉田君がヒットで出塁→盗塁で二塁まで進んで、これを石川君がきっちり返して、すぐさま同点に。この石川君のタイムリーは、マウンドに打球が当たってイレギュラーな感じになった当たりだから、ちょっとしょうがないかなぁ。
さらに3回にはエラーとフォアボールでノーアウト一二塁から、服部君のなかなか強烈な当たりの(最初スタンドインするんじゃないかと思ったぐらいの)タイムリーツーベースで2点、さらに暴投でランナー三塁となったところで、戸田君がタイムリーで続いて、この回3点目。猿川君はここで降板。えーと、3回途中KOというやつか。
うーん、何が悪かったんだろう?球がアレというより、東芝の打者が捉えるのが上手だなぁという印象の方が強くて。初回の攻撃こそ0点で終わりましたが、この回は松本君がツーベースで出塁→服部君の当たりは鋭かったものの、ファースト正面→ゲッツーという、ちょっと不運な攻撃だったんですよね。打撃は立ち上がりから既に好感触だったのかもしれません。
それにしても…都市対抗の印象が強烈過ぎたのか、あれ?猿川君ってこんなんだったっけ?みたいな。こんなんだったっけ?っていうのはピッチングは勿論そうなんだけど、ユニフォーム姿も……ちょっと、スバルユニがしっくりきすぎてたんだよね…(爆)
というわけで、普段の猿川君はこんなですよという、自分用のお口直しを含め。

その後登板した望月君は、3回はうまいこと乗り切るも、4回には先頭バッターをエラーで出塁させ(っても、サード強襲な当たりを捕り損ねたって感じだから、あれをエラー判定するのは…うーん…)、さらにフォアボールでランナーを出して、松本君にライトポール際当たりに飛び込む3ランを浴びて轟沈。っていうか今日は、この方向に打球が良く伸びたような。

モロかぶりしてしまったため言わないとわかりませんが、松本君が敬礼している相手は和泉君であります。っていうか森山さんのその手の形何なん?ww
東芝打線が絶好調なところで、対照的に大分絶不調だったのが日立打線か。ランナーを出すも、ことごとく4→6→3のゲッツーでチャンスを潰して終了。2アウトながら満塁という好機も生かせず。もしや初回のゲッツー崩れで1点を絞り取るのがやっとなのか、と思わざるを得ない拙攻振りというか。
しかし東芝の守備は安定しているというか、転がせば大丈夫だろう、みたいな安心感があったな。特に今日の試合ゲッツーもそうだけど、セカンドゴロが多めだったような。バッテリーも「セカンド方向に打たせればOK」みたいな感じだったのかな。吉田君の守備の動きもすごいよさそうだったからね。まぁ後々こうして守備を褒めたことを若干後悔することになるのですが…
そして6回表。あと1点でコールド負けというところで、1アウト二塁のピンチ。ここで宇野君→垣ヶ原君と継投するも努力空しく、服部君にライトへのタイムリーを打たれ、ついに8‐1に。
日立側スタンドは大分諦めムードでした。まぁ打たれるのはしょうがないとしても、全然点を取れる気配がないし、そんな気持ちになってもしょうがないよね…
ところが、この試合ラストとなると思われた7回裏に、ヒットとフォアボールで1アウト一二塁のチャンス。ここで回ってきたのが、本日2安打で佐藤君に合ってる風な中村良さん。しかしその当たりはボテボテのサードゴロでゲッツー……と思ったら、これをサードの戸田君がファンブル。さらに続く岡崎君の当たりは、ボテボテのショートゴロで今度こそゲtt……と思ったら、あれは打球がイレギュラーしたのかな?随分とまぁいたずらっぽく松本君を嘲笑うようにグラブをすり抜けて行く当たりでした。で、イレギュラーのせいか、ものっすごいボテボテな感じで外野に抜けていったので外野のカバーが遅れてしまって、この間にランナーが2人生還。2点を返して、とりあえずコールドは免れる日立。
そして8回裏にも、難波君・途中出場の中村将貴君と連続で出塁して、1アウト一二塁。この二人が並ぶ打順っていいなぁ。世代的なアレで萌える補整もあるのかもしれないけど(爆)この二人が連続で並ぶ打線って、かなり機能しているイメージがあるんですよね。
で、続く佐野君は凡退するも、この時2アウト二三塁。ここで途中出場の藤島君がタイムリーを放ち1点、さらに中村良さんも続いてもう1点。尚もランナーを二人残し、迎えるバッターは岡崎君。(ありがちな書き味でアレですが)一打同点の場面。勝負はフルカウントまで行くも、空振り三振。
まだ9回にもラストチャンスがある…と思いましたが、野田君の前にあっさり三凡に沈み万事休す。

というわけで、8‐5で東芝が勝利。東芝が日本選手権本戦への出場を決めました。

<本日の投手リレー>
東芝:佐藤(7回)‐櫻井(1回)‐野田(1回)
日立製作所:猿川(2回・2/3)‐望月(2回・2/3)‐宇野(0/3回‐垣ヶ原(1/3回)‐梅野(3回・1/3)

  • 勝利を呼び込むエースの投球

とはならなかったけど…6回からリリーフして、最後まで投げ抜いた梅野君の投球って、まさにこれなんじゃないかと。あと攻撃のチャンスが2回しかないのに7点差もあるという状況から、最後まで勝負を分からなくすることができたんだから、やっぱりピッチャーの頑張りが打線を奮起させるのかなぁ。
佐藤君は確かによかったけど、時々ちょっと力んじゃうようなピッチングが見られたかな。それでストフォア出しちゃったりして…最初のうちは上手く打たせて凌いでたけど(井川さんのリードもあるだろうな)、6回・7回になってくると、疲れもあいまってあんなことになったのかもしれない。まぁ、7回は守備の乱れとか、ちょっと不運ではありましたが……東芝も世代交代してて、まだまだみんな成長中なんだと思います。
とはいえ、最終的には3点差にまで縮まったけど…それまでは5点差もあったんだし、もっと余裕がある感じの野球ができてもよかったんじゃないかなぁ?なんか、4‐3ぐらいで必死に逃げ切ろうとしている試合展開を見ているような感じがして、全くこの点差を感じられなかった。最後まで緊張感があるのはいいけど、なんかちょっと自分で自分を追い込んでないか?という感じがしないでもない。

  • そういえば

結構賑やかなイメージがある日立ベンチが大人しかった。
逆に、賑やかなイメージがない東芝ベンチが元気だった。
都市対抗が終わって、東芝はいい意味で変わろうとしてるんだろうか。逆に日立は心配だけど…
しかし今日の試合を観てて思ったけど、何だかんだで東芝は憎めないチームだなw

  • 本日の帽子脱げる系男子

東芝の櫻井君。

都市対抗で一目惚れした感がちょっとあるけど(爆)見ていて気持ちいいピッチャーだなぁと改めて思ったので。