ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

ドラフト雑誌なんか嫌いだ。

ただのひとりごとです。
自分の気持ちの整理をしている途中なので…
このところ全然ブログを更新できていなくてすみません。
別な場所ではそこはかとなお伝えしていますが、精神的な不調がありまして、それが体にも影響しているという感じです。思ったとおりに体が動かないなぁという毎日を過ごしています。それでも、一時に比べれば大分良くなったと思います。



それはさておき、気分転換の一つとして、部屋の掃除を始めています。いらないものを沢山処分しています。
そんな中で、ふと思ったんです。ドラフト関係の雑誌は、もう私には必要ないな、と。



これまで、何故その雑誌を買っていたか、自分でもよく分かりません。特に今年2014年は、ほとんどドラフト関係の雑誌は読みませんでした(見ても軽く流し読みしたぐらい)
ただ、過去に買ったドラフト関係の雑誌を見ていたら、なんとなく嫌な気持ちになったんです。どうして選手のことを、こんなモノみたいに書いたりするんだろうと。



そりゃあまぁ、極端な話ですが、言ってしまえばアマチュアの野球選手なんて、NPBへ売り飛ばす商品なのかもしれません。でも、私はそういう商品を見るような目で選手達を見たくないんです。
「MAX145キロのストレートと縦のスライダーのコンビネーションが云々」ということも大事だけど、それよりも私は「笑顔が素敵」だとか「普段はクールだけど、いいプレーをするとこんなガッツポーズをする」とか、「このチームはベンチの中が賑やかで楽しそう」とか、そういうことを知りたいし、見たい。そのために足繁く色々な球場へ行っています。



だいたいその、赤の他人が「MAX145キロのストレートと縦のスライダーのコンビネーションが云々」とか語っているのが、どうしても今の私には不愉快みたいです。勿論私も赤の他人ですし、身内や友達にアマチュア野球選手がいるとか、そういったことはありません。
でもなんか…どうしても嫌なんです。お前にこの選手の何がわかるんだ、という気持ちになってしまう。どうせ私よりもこの選手のプレー、多く見てないくせに、とか。一般人の私が、スカウトやスポーツライター以上に野球選手を見ているわけがないはずなのに。



体調を崩す前の話ですが、いつもドラフト関係の雑誌を読むたびに何となくモヤモヤして、いつしかドラフト関係の雑誌が読みたい・買いたいという気持ちがなくなりました。そのモヤモヤは、多分上に書いた勝手な不愉快さなんだと思います。
けどこうして書いてみて、何故昔の私がドラフト関係の雑誌を買い漁っていたか、なんとなくわかりました。
きっと、好きな選手が注目されて、グランドスラムではなく、色々な人の目に留まるような雑誌に載ったことが嬉しかったんだと思います。そう考えると、それを素直に喜べない今の自分は嫌な人間なように思います(実際そうですが)



好きなアマチュアの野球選手がNPBへ行くことがすごく嬉しい、といえば嘘になります。
嫌だという感情とはまた違って、来年はこの選手をこの球場でこのユニフォーム姿を撮ることはない、そのチャンスは二度とないんだと思うと、寂しい気持ちがあります。



ならばいっそ、私の手など全く届かない、雑誌やテレビ越しで見るしかないほどの遠い世界へ行ってほしいんです。本当に素晴らしい選手なら、どんなに遠い世界へ行っても、私の目や耳にも届くぐらいの素晴らしい活躍をしているはずだからです。
それは雑誌を整理している間、当時まだNTT東日本の選手だったイノビッシュが注目選手として取り上げられている週刊ベースボールを読み返して、思いました。NTT東日本のユニフォーム姿なんて懐かしいなーなんて思いながら、大田スタジアム船橋のグラウンドで観ていたイノビッシュは、今や侍JAPAN何故か選ばれるほどの選手になったんだから…この1冊だけじゃなく、もっと沢山の雑誌や新聞に載るはず。私がこの1冊を手元に置いておく必要はないんだ。
そういうわけで、雑誌を処分用の段ボールの中にしまいました。



多分もう、私がドラフト関係の雑誌を立ち読みすることはあれど、買うことは一生ないと思います。嫌な気持ちになるものにわざわざお金を出す必要はないし、好きな選手や気になる選手がいるなら、何も雑誌越しなんかじゃなくて、直接観に行けばいい。時にはスカウトもスポーツライターも全く目もくれていないけど、素晴らしいと感じる選手を発見したりする。その時はもう、自分だけの宝物を見つけたような気持ちになりますね。



NPBプロ野球選手になったとしてもなれなかったとしても、沢山の人に注目されていてもされていなくても、目の前で試合をしてくれる野球選手たちは、私にとっては全て等しく、素晴らしく素敵な選手であることには変わりはないと思うのです。





こんな程度の件など鼻で笑って流せばいいと思うのですが、今の自分はこんな程度のストレスでも揺らぐぐらい脆いので、ちと吐き出し。