ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/17 首都大学野球春季1部リーグ・第6週 獨協大学vs日本体育大学

等々力球場のダメなところ:ボロい(※改装予定)
等々力球場のいいところ:どこの大学とは言いませんが、ブラバンやチアが来ないため、彼らの色々とフリーダムな姿を見ることができる。
そのフリーダムさに癒されるためにここへ来たわけで。第1試合は早起きできたが故で予定外だったんだよ(爆)
スタメンはこちら。

<先攻・獨協大学
1(一)沓澤
2(二)山川
3(中)植竹
4(指)平田
5(三)大竹
6(左)池浦
7(捕)古谷
8(右)近藤
9(遊)須永
(投)池田
<後攻・日本体育大学
1(左)山中
2(二)阿部雄
3(三)藤澤
4(一)漆原
5(指)若林
6(右)佐藤聖
7(遊)肥田
8(捕)寺田
9(中)谷口
(投)松本

獨協大の先発・池田君は前回中継ぎで登板した時に見たな。記録を見たが、1つすないぽを出した以外は完璧な内容だった。とはいえ、試合の内容がアレだったので記憶になく(爆)うーん、変化球を駆使して打たせて取りたいタイプなのかな。プロ野球選手で例えたら、武田勝をよりゆるくした感じではなかろうか(ところでここ数年武田勝が何をやっているかは知らない)

なんとなくまつ毛の感じも武田勝っぽい(しかしここ数年の武田勝の姿は知らない)
日体大の先発・松本君は…まだ1年生なのか。ストレートの球の質が1年生とは思えないぐらいいいですね。1年生なのでまだまだ荒削りの荒削りだけど、池田君とは対照的な、将来的には本格派タイプになるピッチャーかな。

今日は5回までしか投げなかったけど、結構空振りを取ってたかな。
そんな両先発による試合は投手戦の様相。初回に獨協大日体大もそれぞれ一三塁・一二塁とチャンスを作るも得点ならず。両先発ともしっかり凌ぐし、そのリズムに乗るように両チームのバックの守りもとてもいい。本当にもう第1試合は何だったのか。
試合が動いたのは4回表の獨協大の攻撃の時。打順が一巡して、この回先頭の平田君が粘ってフォアボールで出塁すると、バントとゴロでどうにか三塁まで進めます。迎えた古谷君の打席ではフォアボールだったんですが、4ボール目を暴投してしまい、この間に平田君が生還し、獨協大が先制。
この1点を先発の池田君が死守せんと好投。初回に2安打を許したものの、それ以降6回までノーヒット。フォアボールは3つ出したし、2アウト一三塁なんてピンチもあったけど、上手いこと打たせて凌いでました。逆に言うと、日体大の打線はチャンスを作ると早打ちすぎというか、あっさり凡退しちゃう感じだった。
7回には先頭打者で代打の冨里君にヒットを打たれ、続く肥田君にバントを決められて1アウト二塁。次の寺田君はあっさりレフトフライに仕留めたものの、谷口君の当たりはショートの須永君の横を抜ける!と思われた当たりでしたが、これを逆シングルながら須永君がダイビングして止めました。この時、普通ならばショートはギリギリのタイミングであることを覚悟で一塁に送球するでしょう。冨里君はその隙にホームインしようと考えたのでしょう、一塁方面の様子を見ながら三塁をちょっとオーバーランしていました。ところが、須永君はこれを見逃さずに一塁ではなく三塁に送球。冨里君はオーバーランしているので三塁に戻るわけにはいかず、三本間の挟殺に持ち込みスリーアウトに。
いやーこの判断、このプレー、本当に素晴らしかった!実は須永君のダイビングキャッチは初回にもあったのですが(これも結局セーフにはなっちゃいましたが)、なかなか球際に強い選手ですね。
須永君…今まで獨協大の試合って2試合ぐらいか見てないけど、多分一度も見たことないはず。過去の観戦記録を見ると、中村君という二年生の選手がショートを守っていた。っていうか須永君よく見たらキャプテンなんじゃん(爆)もっと出そうよ。もっと見たい。打撃も悪くなさそうだしね。今日はライナーで捕られちゃったりして、ちょっとアンラッキーだったけど。
で、獨協大の打線の方は、ほぼ毎回何かしらの方法でランナーを出してはいたんですよね。なんだけど後が全く続かず…展開が展開なだけに、力んじゃってるバッターが多かった気がするなぁ。松本君も、リリーフで出てきた服部君のことも結構捉えられてただけに、かなり勿体無い。数えたら残塁11も出してるし、8回にはノーアウト満塁からの空振り三振+ゲッツーというパーフェクトZGSまで達成してるんだよなぁ…
打線はこんなでしたが、池田君は最後まで頑張ってくれました。日体大の選手が全体的に早打ち気味だったのもあって、投げた球数は103球(ぐらい)で完封!
1‐0で獨協大が勝利しました。
そんな大事な試合なのにスコアボード撮り損ねたああああああorz

<本日の投手リレー>
獨協大学:池田(9回)
日本体育大学:松本(5回)‐服部拳(4回)

展開が展開だからってのもあるかもしれないけど、今日は獨協大側のスタンドがかなり盛り上がってた気がした。そして勝利した時の湧きようといったら……つい私も一緒に喜んでしまった。
これだよ。野球の、この瞬間が好き。弱いチームが必死に頑張って手にした1勝。それに湧く歓声。これが大好きなんだ。だから強豪よりも、ランクが低めと思われるチームに惹かれてしまう。
すごい極端な例えかもしれないけど、今日獨協大が勝った瞬間のあの感じは、自分の経験で言うならば、数年前に東大が勝った瞬間を目にした時の感覚に似ている。
…困ったな。これ以上好きなチームを増やすと大変なんだけど…首都は移動も大変だし…今度府中市民球場でやってくれないかなーうちから近いから(爆)

  • そういや

獨協大出身の社会人野球選手って…あんまり知らないなぁ。いないことはないみたいだけど。企業に絞らずクラブチームも検索範囲に含めたら、もっといたりするのかな。
今日見た中でも池田君だったり須永君だったり(二人とも4年生なのよね)、チームの成績に埋もれちゃってるけど良さそうなセンスを持つ選手がいたりして、このまま普通に卒業しちゃうなんて勿体無ーい!って思ってしまうのです。これは獨協大に限らず、色んな学校にいるんだけどね…