ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

6/15・6/16 東都大学野球1部・2部入替戦 拓殖大学vs日本大学

2日とも行ってきました。
試合の内容は公式のスコアを見ていただくとして…15日分16日分も受けた印象がそんなに変わらなかったので、まとめて書きます。
以前も入替戦の話で書いた気がするけど、入替戦は大体2部優勝チームが勝つことが多い気がする(あくまで私が見る限り、ですが)やっぱり「1部のビリ」と「2部のトップ」じゃ、持ってる勢いが全く違うと思うのです。
この2日間の入替戦は、それがわかりやすいぐらいに出てた。日大はこの勢いに加えて、「取ったら取り返す」カウンターの力がものすごく強い。
1戦目の6回表に加藤君のソロムランで同点にされた後、普通なら微妙な雰囲気になりそうなもんですが「それがどうした!」と言わんばかりの猛攻。6回裏は先頭バッターがヒットで出塁したのがすべての始まりだったのもまた、反撃のブーストを高めたのかもしれない。
2戦目は同点とまではいってませんが、4回裏に拓大に1点を返されたものの、直後に1点を奪い返すという。これができるのは、強いチームの証だと思います。
拓大視点から見ると、ツメが甘いというか…1点を意識しすぎかな、と思うところがチラホラあったように思います。点を取った後に取られてしまうのもそうだし(それに四死球も絡んでしまうのもまた…)、1点が欲しいあまり、ランナーを二塁に置いた場面で単打が出ると、無理矢理ホームに突っ込ませてしまう三塁コーチの判断が何度かありました。勿論結果はクロスプレーの末余裕のアウト(日大の守備もとてもよかったんですけどね)
そんな拓大を象徴するようなプレーが、2戦目の6回表の守備の場面でありまして。暴投やらあって1アウト二三塁のピンチだったのですが、ここで回ってきた福田君の打球は何でもないセカンドゴロ…のはずが、セカンドの鈴木君が球が手につかず、この間にランナーが全員還ってきて2点を許しました。
得点そのものもそうだけど、このプレーは完全に流れを日大に渡してしまったな、と感じました。
それは本人が一番よくわかってたみたいだけど…
鈴木君の汚名返上のつもりではないですが、鈴木君はいい選手です。私の近くにいた日大ファンと思しきおじさんたちも「いやらしいバッター」「守備がいい」と褒めてました(爆)実際、セカンドまにあの私もいい動きをするなぁと思いましたもの。
にしても…2部から上がってきて、1部で戦い続けるというのは消耗戦だなぁと感じます。
この春ぐらいから、拓大の勢いは明らかになくなってきてるように思いました。そりゃあ、1部昇格の原動力となった、当時の上級生が抜けていってしまったのもあるんじゃないかと思いますが…その穴を埋めること、そして勝ち続けることは実に難しいことなんだなと。そういう意味では、この春の専修はすごかったけど、これをあとどれぐらい維持できるかが見物になるのかな。
今の2部の争いは1部以上に熾烈だと思うので、2部優勝は1部を維持する以上に厳しいものとなると思いますが、秋にまた神宮に戻ってくることを拓大には期待します。
んで、日大だけど…耳をダンボにして聞いた周囲にいた日大ファンの話を総合すると、2戦とも大活躍した長沢君はまだ1年生だったり、セカンドまにあとして太鼓判を押しておきたい福田君はまだ2年生だったりと、今後どころか目先の秋のリーグ戦も期待できそうな戦力が揃っているようなので、こちらも期待してます。