自宅から割と近いと、地図を見て思ったから行ってみた。チケットを取った時は台風が来るなんて思ってなかったんですがががが
・よかったところ:家から近い
・ダメだったところ:道中が暗くてこわい、所沢であること
- 第1試合:○拳王vs●友寄志郎
ひょっとして、拳王様第1試合のシングルでは会場を暖めるのは難しいのではないか?と感じてしまった。拳王様のスタイルはあれはあれで好きなんだけど、うーん…台風で自分のテンション低かったからかなぁ。お客さんの中に熱心な友寄ファンがいたっぽくて、それのおかげで無理矢理温まった感も拭えないが。どっちにしてもちょっとまだ友寄は前座野郎のままかな。
- 第2試合:○大原はじめvs●熊野準
突然ながら自分語りですが、在宅プヲタをやっていた十何年か前から、自分の中で一番かっこいいプロレス技はジョン・ウー一択だった。当時のノアには破壊力抜群の投げ技はいっぱいあったし、インディーにはすごい飛び技使いもいた。ドラゲーのルチャな動きも魅力的だったと思う。
でも自分は、十年以上経っても尚ジョン・ウー以外ないだろ、と思っている。プロレスというのは、私のようなヒョロい一般人にはないプロレスラーの身体能力にプラスして、攻め手と受け手の息が合って、初めて美しいパフォーマンスが成立するのであって、ジョン・ウーがその最もたる例であると思っている。
私にジョン・ウーという技を教えてくれた、そしてパイオニアであるSUWAさんは、テレビで見た限りでは低空ドロップキックみたいな要領で飛び、大体受け手の腹部ら辺(…と思い込んでいたが、プロレス技辞典を参照したら胸部が正しいらしい。うろ覚えって嫌ね)に叩き込んでいた。食らった相手は大体くの字のような感じでコーナーに吹き飛ばされていた。それが、すごくかっこよかった。
ジョン・ウーという技がどれだけ汎用的な技なのか、使い手が多いのか少ないのかは、十年のブランクがある私は知らない。
けど私の数少ないプロレス観戦の経験と十年前の過去の記憶から、SUWAさんと同じくらい理想的な(というかSUWAさんが理想像である)ジョン・ウーを使えるのが、大原はじめ選手ただ一人なのである。大原が好きなのはキャラが面白いのもあるけど(爆)一番の理由はこれである。
野球の世界だと強いて言うなら、背番号が同じ・投打が同じ・打順・フォームが何となく似ている(よっぽど特徴的なフォームを持つ選手でない限り、はっきり言って大体一緒だと思うんだけど)程度で後継者だの、ナントカ二世だの言ってるぐらいか。逆に言うと「野茂英雄直伝のトルネード投法で活躍」「イチロー直伝の振り子打法で活躍」みたいな選手ってプロアマ双方ともほぼ皆無ですよね、ということ(いたら教えてください)
それがない世界を長く見てきてから、8.24で大原のジョン・ウーを見た時は感動した。私がプロレスから十年離れている間に技が受け継がれている、と。
長くなりましたが何が言いたいのかというと、ジョン・ウーを撮るのはめちゃくちゃ難しいということです。
あとこれ、撮った瞬間「あっ」って思ったけど、熊野の背後から撮る感じの角度のほうが見てて楽しい気がする。
でもジョン・ウーをかっこよく撮ってくれる公式か週プロのカメラマン、どなたかいませんかねぇ。自分のカメラじゃ限界があるし(基本野球を撮るためのカメラなんで…)、いつどこで放たれるかわかんないし、大原のジョン・ウーの使い方とSUWAさんのジョン・ウーの使い方はちょっと異なるみたいだし…(SUWAさんはフィニッシュムーブに持ってく1段階ぐらい前の技としてジョン・ウーを出すことが多かった)
あー野球の写真撮っててもそうだけど、写真は追求するとキリがねーや(爆)
ちなみに「一番かっこいい技」次点はジャーマンスープレックスホールドである。というか、ホールド系の投げ技は大体好きです。
試合は大原がムイビエンで勝ったけど、熊野にもちゃんとプロレスさせてあげてたのが上手いなぁというか、拳王様のプロレスとは違うなぁというか。優しみ。
タカタイチの組み合わせだと大体試合前がコントになるな。小峠に「こいつらやる気ないやん」と言われても仕方ないね。即交代を何度も繰り返して幻惑させ、奇襲してこそ鈴木軍である。
レフェリーがいない隙に勝手に3カウントを取るタカタイチ→二人で勝手に勝ち名乗り→
レフェリー「俺が数えるから!(憤怒)」のやり取り狂おしいほどすき。そんな二人にうっすらついて行けてないテンションが垣間見えてしまう金丸もきらいじゃない。
休憩前の試合でしたが、笑わせてもらいました。あったまりました。だんだん鈴木軍がふざけすぎなのかノア側が真面目すぎるのかわからなくなってきます。
〜休憩中〜
此処が所沢だからって、安直な選曲だと思ってしまったなんてことは
- 第4試合:飯塚高史、デイビーボーイ・スミスJr.、○ランス・アーチャーvs●齋藤彰敏、マイバッハ谷口、潮崎豪
休憩明けの試合。
見た感じ所沢市民体育館サブアリーナの構造上、飯塚さんが出現可能な箇所は、選手の入場口以外だと用具入れと、「トイレ←」と縦書きで貼られていた扉の向こうの2箇所しかありません。
さすがに今日ばかりは飯塚さんも普通に出てくるかなーと思いましたが、「トイレ←」の扉から出てきた時はさすがに吹きました。トイレ行かなかったからあの扉の向こうがどういう構造になってるのかわからないけど、あそこで飯塚さん待機してたのかーと思うとシュールです。ちなみに退場も「トイレ←」の向こうに消えていく感じでした。
相変わらず飯塚さんは客席を練り歩きますが、飯塚さんは変な刺激を与えなければ襲ってこないらしいことが判明しているので、今回は多少冷静に写真を撮れたような気がします(しかしピントは相変わらず間に合わない)
むしろ今回は飯塚さんよりもアーチャーの方が危険です。人に水噴きかけてくるし(私は無事でした。くそっ)、今回は小さな子どもがいなかったのでよかったのですが、その代わり女性が襲われていました(※決して性的な意味ではありません)あとお客さんのお菓子を勝手に食べてて、草を禁じえないです。ファンにはご褒美だな!
スミスはぱんつショートタイツの後ろ姿がかわいいです(前からこんなだったっけ?)
本日の飯塚さんはおとなしかったというか、かなり制御されてた動きだったなぁ。KESの二人が御年50歳になる飯塚さんを気遣ってくれたのか、積極的に攻めてた感じ。飯塚さんはどっちかって言うとアシストに回ってたかな。
こんな風にロープに乗ってぴょんぴょんするご機嫌な飯塚さん初めて見ました。さすがKESのEはEliteのEなだけありますな。ジャップのコントロールなど容易いですな。
って感じで鈴木軍側の活躍が目立って、ノア側はまじでどうしようもない感じでした。
いや、違うな。彰俊さんはすごい頑張ってたよ。でもスイクルデス出して3カウント取れないんじゃあ仕方ないのか…(決まったんだけどカットされた)潮崎と谷口のことは覚えてません。っていうか基本的に谷口って何回見ても印象に残らないんだけど、私だけ?
- 第5試合:●キャプテン・ノア、矢野通、丸藤正道vs小川良成、クワイエット・ストーム、○モハメド・ヨネ
これはフィーバーポーズというらしいのですが、
このムーブをすると矢野は指差した方向を向きます。
からの、大口叩いて思いっきりブレーンバスターで投げられてる矢野さんすき(爆)
あと東スポにこんなん書いてあったんだけど、うーん、丸藤は昔鈴木みのるとタッグ組んでたこともあったからなぁ。また悪い人に騙されてるんじゃないのかなぁって気持ちもなくはないんだよなぁ(あれどういう理由があって解散したのかざっくり調べたけど、何も出てこなかった。黒歴史なんだろうか)
完全に悪いおじさんvs清廉潔白な若者の構図じゃないですか…
にしてもびっくりした。『風になれ』が流れてあんなに盛り上がらない会場ってあるんだーって。そりゃあみのるも煽るわ。というか、所沢に鈴木軍派が異常に少なすぎる。ヒールだからともかく、かといってブーイングのようなことももない。無関心というわけではないんだろうけど…うーん、場所が場所というのもあるかもしれないけど、ここの客層特殊だね。
GHCヘビー級の前哨戦の試合だけど、見所のはずの2人よりも清宮が輝いてたね。だんだん動きものびのびしてきてる感じがしてとてもよい。慣れてきたのかな?清宮と組んだレスラーがすごい高評価してるみたいだけど、なるほどなーという感じ。線が細いのとかパワー不足とかは仕方がない。そんなところもひっくるめて、なんとなくDDTで出てきたばかりの頃の飯伏を思い出したりしました。
杉浦のオリンピック予選スラムを返して丸め込みに行った時は、私もちょっと熱くなった。
最終的に力ずくでやられてしまいましたが、結構頑張ったと思うな。
あと、杉浦が(椅子を使っての)素振りをトレーニングに入れてるという情報を仕入れたので、早速その練習の成果を発揮してるところを写真に撮ったら、合成画像かよっていう画像がメモリーカード内に残されていました。