ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

10.16 WRESTLE-1 横浜・保土ヶ谷チャリティー大会in保土ヶ谷スポーツセンター

はじめに。
この試合、個人的に色々な縁がありまして、興行主のKAI選手から直接お誘いを頂いて、観に行った試合です。
KAI選手からもとっても気合が入っている様子が窺えるメッセージも頂きました。
「じゃあお前、自分で上げたそのハードルに相応しい試合を7つ見せてくれるんだよね?」―――かような気持ちで観戦した次第であります。
だから普段、野球の観戦レポで書いてるような優しさは、今回の文章では見せない。甘やかすことは誰のためにもならないから。
あ、あと何で保土ヶ谷の照明担当は、会場を無駄に暗くしたの?照明全部点ければ結構明るくていい感じだったのに。マジ写真撮れなかったんだけど(個人的な問題)

・茶番茶番アンド茶番
・近ちゃん全然やる気なかった。そりゃあこんな茶番じゃやる気出ないよね。それを逆手に取って面白くしてくれた論外は機転が利くというか何というか。試合後のサイン会での近ちゃんの表情が心なしか非常に穏やかに見えたのは気のせいだろうか。
・ホントこんな適当な扱いして、近ちゃんと論外に謝ってほしい。
・あとコメントすることないです。

アンディ・ウーは中華風なマスクマンです。7.1に観に行った時は、入場時に刀を使ったパフォーマンスを見せてくれたけど、今回はヌンチャクを使ったパフォーマンスを見せてくれた。



別にヌンチャクは試合中に使うわけではないんだけど、カッコいいねぇ。勿論プロレスもかっこいいよ(写真全く撮れなかったけど)
そして鼓太郎。ノア時代は青のイメージだったけど、全日本に移籍してから(ってもWRESTLE-1に参戦してるのしか見たことないけど)一転して赤いコスチュームに変わってます。


ぬるいガノタのワタクシ、この衣装からジオニストの意匠を感じて仕方がない。
そこで、休憩時間中にサイン会を開いていた鼓太郎に聞いてみました。
ぼく「鼓太郎さんジオニストなんですか?」
コタ「ジオニストっす」
なに!?
…だから昔必殺技だったブルーディスティニー、全然使わなくなったのか…?エンドレスワルツガンダムの名前ではなく作品名なので見逃す。
コタ「(あなたも)ジオニストなんですか?」
ぼく「あー…迷ってるんですよねぇ。シーマ様(シーマ・ガラハウ)が好きなんですけど」
コタ「ああ、じゃあジオニストですね」
あまりにもさらっとしたガノタの返しだった。ヲタはすごい(確信)
ちなみにこのマスク、パッと見ザクかなーと思いがちですが(本日の私の写真じゃよくわかんないな…)、近くで見たらモノアイが緑だったので、形もそうだし、サザビーをイメージしてるのかなーと思いました。

…SEED以降のMSがモチーフだったら、ちょっとわかんないけど…ぼくの中のガンダムはXで止まってるから…
試合はねぇ…クルーザー級の素早くて軽やかなやり合いに見とれてしまって、全然写真撮ってませんでした。っていうか撮ろうと思っても、あの暗さではブレちゃって全然撮れないと思う。カズと鼓太郎、そしてアンディは一見の価値有り。この3人はまた見たいなーって思わせてくれるね。
何より、この試合が終わった時の歓声の大きさが、第3試合までの茶番なんぞとは全然比べ物にならないのがそれを物語っている。ここに来てるお客さんが見たいのは茶番じゃないんだよ。思わず見入って自分も体が動いちゃうぐらいの、一般人には真似できないハイレベルの熱い戦いなんだよ。
あ、あともう一人児玉って奴がいたけど、実力不足でお話にならない。この3人の中に混ざるとそれが際立つね。…なんでこの人にベルト持たせてんだろ。



〜休憩中〜
BGM:
オリジナルバージョンが見つからなかった…

他にもメジャーなプロレス入場曲を適当に流していました。
言い忘れてたけど武藤の挨拶がありました。
鼓太郎のポートレートを買いました(ジオニストの話はここでした)
あと写真を撮らせていただきました。ありがとうございます!

どこの団体の興行でもそうですが、普通は売店にいる選手を撮影するのはNGなんですが、鼓太郎は他団体の選手なのでOKらしいです。
Q.一緒に撮ってもらえばよかったじゃん。
A.私BladeCatcherは写真に撮られることが大嫌いなのです。あと、折角素敵な選手を撮るのに、自分が傍らにいることによってその素敵さを台無しにしたくない。


3人はどういう集まりなんだっけ?

先発は曙とMAZADA。

えーと、体格差は目に見えて明らかですが、とりあえずこの画像から、我らが曙の強さというか、圧力というか、その辺を察してください。ブレてるけどなんとなく雰囲気でわかるよね!



強い!絶対に強い!
火野と河野(二人ともかなりデカいヘビー級)にアシストしてもらったおかげで、曙からダウンを取れました。さぁ、MAZADAの一転攻勢!…って曙立ち上がっちゃったじゃん。
しょうがないので、投げます。

写真では全く伝わりませんが、曙をボディスラムで投げようと頑張っているMAZADAの図です。
なんかモタモタしてたら、逆に軽々と投げられちゃったけど。むしろ投げ捨てるって感じだったけど。



死に至るボディスラムだなこれは。
その後は火野&河野と、稲葉&熊ゴローが場外戦。一方その頃MAZADAはあの手この手で曙を挑発していた。



さらに調子に乗るMAZADAさん。


火野と河野が戻ってくると、そそくさとリング外に逃げるMAZADAさん。

しかし!色々あって火野も河野も曙やられてしまいました。しょうがないので一人で立ち向かいます。

が、

人はのど輪でこんなに持ち上げられることがある。
こののど輪だけでも即死級の威力と思われますが、曙はさらにダメ押しでMAZADAを圧殺。文句なしの3カウントでした。
結論:横綱は強い

TAJIRI→世界のTAJIRIのこと。説明不要。
黒潮"イケメン"二郎→TAJIRIの弟子。福山雅治の『HELLO』をフルコーラス流す間に、会場中を飛んだり跳ねたり走り回ったりする元気と身体能力の持ち主。こんなこともできるよ!

その元気、俺に5分の1ぐらい分けてほしい。
バラモン兄弟→落ち武者スタイルな双子。細かいことは面倒なので各自でググって。

というわけで、バラモン兄弟の奇襲で試合開始。あらかじめ言っておきますが、バラモン兄弟が絡む試合は大体こんな感じのようなので「ああ、これもプロレスなんだなぁ」と思っといてください。
・今日バラモン兄弟がやったこと(目視確認の結果)
1.水を噴射&ぶちまける(入場時から既にやってる。中身は普通の水だと思いたい)
2.「徐行」の看板で人を攻撃する
3.遮断機みたいな棒で人を攻撃する
4.保土ヶ谷区長の目の前で中指立てて「保土ヶ谷なんか大ッ嫌いだーーーーーー!!!!」と叫ぶ(※バラモン兄弟保土ヶ谷の出身らしい)
5.お客さんの飲み物を勝手に取って勝手にぶちまける
6.お客さんの私物のアウターでチョーク攻撃
7.お客さんの私物のバッグで攻撃
8.お客さんの私物の帽子を強奪&気に入ったらしく着用。その後適当に投げ捨てる

9.ボウリング(下記画像参照)
まず人の股間付近にスーツケースをセットします(ここの写真撮り忘れた)
そしてボウリングの球を用意します。


スーツケースに直撃させることに成功したら「う〜〜〜〜〜〜………ストラーイク!!」と叫びます。
…なんか一気に書いたせいでバラモン兄弟優勢っぽく見えますが、イケメンが頑張って切り返したので、今度はTAJIRI&イケメンのターン……ってTAJIRIさん何してるんですか。


イケメンもイケメンで何張り切ってるんだよ。

そして(ブレたけど)無駄に美しいフォームだな。

勿論結果は…
う〜〜〜〜〜〜………ストラーイク!!!

……TAJIRIさん真顔じゃないですか……
そしてバラモン兄弟はついに最終兵器を投入。

墨汁じゃないか!!一般人は想像つかないけど、バラモン兄弟はこの墨汁を口に含んで噴きかける攻撃ができるんだぜ!キ○ガイだな!(今更)
保土ヶ谷スポーツセンターって土足で入れないレベルで厳しい会場なのに、いいのか。いやもう既に掟は破り捨ててる感じはあるけれども。
TAJIRIはがっちり抑えられてるぞ!

…と思いましたが、寸でのところで避けて墨汁攻撃は誤爆。とてつもなくブレてるのに汚いとわかる絵面。

そこにTAJIRIが毒霧噴射→丸め込みで、TAJIRI&イケメン組が勝利しました。
それにしても、相変わらず勝者を食う活躍ぶりだったよ、バラモン兄弟

これは地上波で放送できない画ですね…地獄絵図ですね…

メイン?それ第6試合でやったでしょ。
第7試合はただの茶番だよ。イケてる野次を飛ばすお客さんがいなかったら苦行でしかなかったけど。
なんか関本を見てたら、こんな試合に付き合わせちゃって申し訳ないなぁという感じがしてならなかった。試合後のKAIのマイクもやたら長いし。自分に酔ってたね、あれはね。もう勝手にしろって感じ。


  • 総括

お客さんが楽しめるプロレスって何だよって、考えちゃったよね。私、SUWAさんの「俺達はお前らのマスターベーションにはならねぇからな」って言葉を強く覚えてるからさ。
この観戦記でろくに感想を書かなかった試合については「ねぇ、こういうプロレス面白いでしょ?ねぇ?」っていう押し付けをどことなく感じた。っていうか、お前ら自分のスタイルないの?っていうね。
だから、自分のプロレススタイルを確立している人たち―――この観戦記でちゃんと内容を書いた試合に出ていた選手のことは、私はグッと来たというか、また見たいなーって思いました。
が、それ以上のスベり・寒さ・つまらなさを含んだ試合も併せて提供されても困ります。おまけにプロレスの技術力も低いとは………何重苦だよ。
少なくとも私は「7試合で○円」という価値のあるプロレスを観に来たつもりでした。「3試合で○円」分の価値があるプロレスを観に来たんじゃない。他の4試合については、「○円払って無駄な時間を過ごした」という印象が非常に強いです。特に、メインが全く締まらなかったので尚更。締まらなかったというより、私が「うわーこの選手もう1回見たいわー!」と思うものが全くなかった、と言った方が正しいのだろうか。
WRESTLE-1が全体的にどういうプロレスを目指してやってる団体なのか知らないけど、少なくともノアヲタでデスマッチ大好きな私の肌には合わないところが多かったね。この団体にお金を落とすことは、二度とないと思う。ああ、そういうコアめなプヲタは商売のターゲットにしてないのかな?それなら別にいいけど。
折角キャラ的にも、プロレスの技術的にもいい選手を抱えてるのに、他のダメな選手が全てを台無しにしている。ダメな選手が1人2人程度ならまだしも、この団体は数的に「ダメな選手>いい選手」であることがわかってしまった。なんか、根本的にレベルが低くてどうしようもないんじゃない?って感じ。
…7.1に観に行った時は「いい団体があるなぁ」と思ったのになぁ。あの時の試合を見終わった後の爽快な感じ、どこに行ってしまったんだろう。



実はこの試合に、友達を連れて行った。友達は大事な用事を途中で抜けて、私のプロレス観戦に付き合ってくれた。折角一緒に観に行った試合がこんなにもつまらなくて、申し訳なくて、自分のセンスのなさに酒飲みながら泣いた。今はポカリ飲んで落ち着いてるけど…10.13のノアも一緒に観に行って、それがお互い楽しい思い出になったから、尚更申し訳ない。
違う違う。興行主が悪いんじゃないんだよ。品選びをしくじった、客の私が全部悪いんだ。
…また泣けてきた。もう寝よう。