KAIENTAI DOJO(以下K-DOJO)とは、主に千葉県で活動しているプロレス団体です。
彼らの拠点・千葉Blue Fieldはアクセスが悪いことでプロレスファンには有名なようですが、調べてみたら本当にアクセスが悪くて目が泳ぎました。私の家からは千葉県そのものが遠いというのに…
なので、後楽園ホールで大会を開催するのは結構貴重。K-DOJO的にも、他の団体と違って後楽園ホール開催は連発せず、年に数えるほどしか開催しなさそう。それも、後楽園ホールの時はビッグマッチを意識してるっぽい。
客層はガチなプヲタがこぞって来ているというよりも、地元の人が集まってくれたような温かみがある感じ。今まで見てきたプロレス団体とは、ちょっと雰囲気が違うね。あんまり殺伐としてなくて、穏やかに見える。プロレス初心者もとっつきやすいんじゃないかな。
というわけで…あ、この日は遅刻したので第2試合からです。
尻尾が生えてるプロレスラーは初めて見たわ…
それと、まともにブリザード使ってる人も初めて見たわ…(ブリザードはまともだった頃の飯塚さんの持ち技だった…一応)
ええと、十嶋くにおと雄馬ってヒールなんだよね?ほんのりコミカルな感じがした。
- 第3試合:バンビ&●ERINAvs木村響子&○木村花
バンビ様。女帝や!女帝や!(歓喜)
尚バンビ様の鞭は凶器と見なされるようなので、レフェリーから注意を食らいます。
この日はERINA選手のデビュー戦でありました。
んで、本日の対戦相手の木村響子&木村花タッグは、母娘タッグであります。
花ちゃんはまだ19歳だそうだけど、まだ初々しい感じはあるものの、堂々とした動きを見せててなかなかいいですね。もっと経験積んで、余裕がある動きを見せられるようになったらより輝けると思う。
ERINAちゃんはまだまだこれからっすわ。
この、バンビ様が鞭でカットに入るところアツくなった。そういうぷれいじゃないよ!
ちなみに、周りの野郎4人はERINAちゃんの同期らしい。そうかー…男共と一緒に頑張ってるんだなぁって考えると、すごい応援したくなるね。俺だったら心折れるもん。
にしても…女の子を撮るのはなんか罪悪感あるなぁ。男を撮るのは何とも思わないのに。
私は「黒いTAKAみちのく」しか知らない。「青いTAKAみちのく」は初めて見る。
この試合の前に、両者のコメントが公式にうpされてました。
まずTAKAみちのく版。
「プロレスラーなって24年目でやっと巡り合えた日本いや世界でも三本の指に入るであろうテクニシャン。
ノアでは本気の姿をなかなか見せてくれないのでKAIENTAI DOJOのリングであなたのテクニックを存分に堪能した上で吸収し俺の経験値にさせてもらいますよ!小川先輩!」
…ホントですよね、小川さん全然本気出してくれませんよね(爆)
そして小川さんコメント。
「25周年おめでとうございます。
鈴木軍のTAKAみちのくとの試合は全然おもしろくないです…。
でも、今回はKaientaiのTAKAみちのくと試合ができるので楽しみにしています。
後楽園は俺を楽しませられるくらい頑張ってください。(笑)」
…ホントですよね。鈴木軍のTAKAみちのくは後ろでコソコソ悪いことしてるだけですもんね(爆)
要は「この試合では、普段全然本気を出さない二人の本気の試合が見れるんだよね?」という期待があるわけです。っていうか、この試合のためだけにチケット買ったと言っても過言じゃないです。
試合前、入場してくるTAKAみちのくを小川さんがまさかのお出迎え。
…するも、TAKAみちのくは拒否。まぁそうだよね。
試合は…本当にこれを観に来て正解だった。この二人だからこそ見れる、グラウンドや関節技の応酬、じっくり見れました。序盤5分はずっと小川さんが足攻め、その後5分はTAKAみちのくも反撃を試みるも、上手い具合にかわされる。10分の間にフォールしに行ったのは、2人合わせても1回しかなかったと思う。
単なる勝ち負けを決める試合じゃない、どっちの技術が上か比べ合う試合。もう文章や静止画じゃ全然伝わらないから、この試合だけYoutubeにうpしてほしい。ノア側の権利関係がうるさくて無理だと思うけど。上手な人にしかできないプロレスだったもん。みんなのお手本にしたいぐらい。
試合は小川さんの4の字ジャックナイフが綺麗に決まって勝利。
試合後、TAKAみちのくは小川さんに丁重にお礼…
と見せかけてトラースキックを放ってきやがった!しかし小川さんはそれをさらりと回避し、いつもどおり去って行く。
TAKAみちのくは随分悔しそうだったけど…ノアじゃやられ役が多いTAKAみちのくだけど、こんなに負けて悔しそうにしてるのは初めて見たな。完敗…というか、何もかもが小川さんが上手だったね。
TAKAみちのく本人も言ってたけど、小川さんが強すぎるんだよな。それは別にパワー的な意味じゃない。この試合で二人とも力で勝負することは、ほぼなかった。投げ技も小川さんがバックドロップを出したぐらい?それでもフィニッシュにはならなかった。
なのに「小川良成の圧倒的感」が出た、この試合は何だったんだろう。なんていうか…面白かったけど、普段見てるプロレスとは次元が違う。こういうことができるプロレスラーが増えてほしい。派手な投げ技や飛び技を抜きにした技術で、お客さんの視線を釘付けにできるような動きができるプロレスラーがさ。
ちなみに、小川さん本人のコメントによると、これでもまだ全部技を出してない(≒本気出してない)らしい…こ、この人を本気にさせるにはどうしたらいいんだ…
うん、これはもう1回見たい。もう1度見れるなら、頑張って千葉にも行くよ。
旭志織のことは知ってるよ。もうかなりベテランの域になるよね。見た目全然変わってないけど…
にしても、梶トマトという選手は色々業を背負ってそうだな。
見てると元気が出る選手だけどね。
このふざけたリングネームからの身体能力・繰り出す技が素晴らしい。K-DOJOにはこういう選手がいるのか…いいことを知った。梶はまた見たい選手だね。もうちょっとアクセスがいい場所で大会やってくれたら気軽に観に行けるんだけどなぁ。
で、この試合は3WAYマッチなので、駆け引きが重要になったりするのですが…
旭がスルーされたり、
旭「トマト!ダブルインパクト的なやつ!」
梶「…ダブルインパクト的なやつ行きまーす!!」
※ダブルインパクト…一人は相手を肩車し、もう一人がコーナーに上がって相手にダイビングラリアットを食らわせる。打ち所が悪いと受け手が死ぬので(実際亡くなった方がいます)、危険な伎。
旭、振っておいて何故避けたし。
試合は本田が勝利して、まさかのヒールターン(…というシナリオで合ってるんだろうか)
でもこういう可愛い顔の選手がヒールって、個人的にはすごいワクワクするね。
ただ、今日の大会では凶月(まがつき。K-DOJOのヒールユニット)のヒール感が全然感じられなかったので、何がどう悪いのかピンとこなかったのが残念。
- 第6試合:STRONGEST-K TAG選手権試合 滝澤大志&●吉野コータローvs○吉田綾斗&最上九
キャリアが若いタッグ同士の対決だった模様。
試合には負けちゃったけど、吉野コータローがすごい目立ってた。いい動きをするね。165cm100kgのスペックとは思えない。めっちゃ動ける吉江豊って感じかな?
あ、あと吉田綾斗もいいね。スペックもいいし、かっこいい(売店で間近で見たけど、なかなか男前だったよ)
K-DOJOのレスラーは1人1人の個性が強いね。ダブりがあんまり見られないのも面白い。代表の教えだろうか。
- 第7試合:CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合 ○真霜拳號vs●タンク永井
真霜ももう長いよね。でもずっと若手な感じがするのは何でだろう。
K-DOJOの選手ってコスチュームがすごいかっこいいよなぁ。見た目大事だよね。
で、この試合はベルトを賭けた試合なんだけど、凶月同士の同門対決でもある。
だからか、単に3カウントを奪うのでなく、戦い続けてどっちが最後まで立っていられるか、そんな勝負をしているように見えた。実際お互いほとんどフォールに行かず、削り合う展開が多かった。かと言って、同じムーブを何回も繰り返すようなこともなく、28分超えという長さをあんまり感じさせない試合でもあった。シングルでこれだけやれるのはすごいね。
試合には真霜が勝ち、あとタンクは凶月のリーダーだったらしいんだけど、リーダーとしての強さを見せ付けられなかったってことで、リーダーの座から陥落。新入りの本田以下の扱いになりましたと。
この写真好き。気に入ってる。可愛い顔した悪い子すき。
- 試合後
リングの上の忘れ物を取りに来た雄馬が変なお面をかぶった二人組に拉致された。あまりにも突然の出来事だったので撮影できず。
それから何日か経って、雄馬が1ヶ月欠場することが公式から発表され、最近近況を伝える動画がTwitterにうpされてた。
いや…全然元気じゃないじゃんwこれなんかあかんやつちゃう?w