ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

11/26 東京大学vsJR東日本【オープン戦】

野球は仕事納めしたと言ったな。あれは嘘だ。
スタメンはこちら。

<先攻・東京大学
1(遊)山田
2(中)宇佐美
3(左)楠田
4(一)田口
5(捕)森田
6(三)竹中
7(指)青山
8(右)杉本
9(二)田畑
(投)小林
<後攻・JR東日本
1(二)長谷川
2(中)山口
3(右)影山
4(左)松本
5(一)丸子
6(遊)國松
7(三)安田
8(捕)渡辺
9(指)吉永
(投)大澤

  • さあ、この時点で皆様が吹いたであろう部分についてツッコんでいくぞ

>(捕)渡辺
これも大概だが、
>(指)吉永
どうしてこうなった。
勿論、偵察メンバーとかそういう類ではない。

戸惑ったのが私一人だけならともかく、スタンド全体がどよめいたので、JR東日本ファン的にも謎の選手起用だったと思われる。
そもそも今日のJR東日本のベンチ入りメンバーがおかしかった。試合前のシートノックでは、内野は各ポジションに一人しかいない状態。外野は…4人はいたかな?そしてキャッチャーは、今シーズン新人ながらセカンドやサードを守ったりで割と活躍していた印象のある渡辺君。守備に難があると感じたことは一度もなかったのに、何故ここでコンバート?なのだろう。ちなみに、他にベンチ入りしていた捕手は、主将の石川修平さんと鈴木君の2人がいたし健康的に野球ができていたので、別にキャッチャーに困っているわけではないと思う。
尚外野手で今日試合に出たのは、上記のスタメンに名を連ねている3名のみ。もしかしたら残りの一人は吉永君だったのかもしれない。吉永君は少なくとも内野にはいなかった。ちょっと想定外すぎて確認を怠ってしまった…
ピッチャーは、先発の大澤君とリリーフの永谷君が出場した以外は、田嶋君と板東君がいたかな。あと上でビデオ撮影係をしていた選手がいたと思うけど、誰がいたかは特定できず。
この時期にオープン戦を実施する企業チームってそんなにないと思うし、自分自身あまりこの時期の観戦の経験がないので憶測でしか物を言えませんが…今日ベンチ入りしていなかった選手はどこに行ってしまったのか。
1.ベンチ入りできなかった選手は所謂プロテクト漏れし、社業優先となりグラウンドに来れず(今日JRの各線で遅延したりしてたから会社的に忙しい日だったのかも)
2.大☆粛☆清
…いや、まさか、そんなわけないだろう…いくら最近のチーム成績が振るわないからとはいえ、一気に10人近い人数の選手を切るわけがないだろう…
余談ですが、試合終了間際に濃い緑色のストッキングの野球選手がグラウンドに続々やってくるのを見かけたので、午後から全体練習ってスケジュールなのかなーと思ったのですが、どうやらJR東日本の選手ではなく、所沢グリーンベースボールクラブの方々だったようです(帰り道でチームのロゴが入ってる道具が置かれてるのを見かけた)
※ご存じない方もいるかもしれないので念のため補足すると、JR柏グラウンドは、JR東日本硬式野球部が遠征等でいない日はクラブチームが練習場所として借りることが多いようです。設備もかなりいいし、結構その辺オープンにやってるのかな。あ、あと所沢グリーンベースボールクラブには、JR東日本硬式野球部のOBもいます。

  • 不安を煽ったところで試合内容に入ります

初回から東大打線が爆発。まず先頭の山田君がヒットで出塁すると、宇佐美君がバント、楠田君もヒットで続いて1アウト一三塁。ここで田口君がタイムリーを放ち、東大が先制します。
さらに2アウトから竹中君のレフト線を破る鋭い当たり。これが2点タイムリーツーベースとなり、東大が3点を先制しました。
が、これ以降東大打線は完全に沈黙。すみません爆発したのは本当に初回だけでした。3回に青山君が1本ヒットを打った以外は、ノーヒットでした。ちなみに青山君は1年生で、東大には珍しい恵体の選手だけど、走塁にかなりの難があるようです。とりあえず牽制球が入る時にちゃんと塁に戻れるようになるところから始めよう。大澤君もかなり牽制で引っかけるの上手だったけど。
んで、東大の先発は小林君。まだ1年生(新2年生)だそうだけど、かなり期待できる選手と聞いている。

初回こそ長谷川君・山口君と連続フォアボールを与えてしまったけど、影山君は上手にタイミングをずらして超ボテボテのゴロに、松本さんのことは美しくゲッツーに仕留めました。素晴らしいね。その後もしっかりゲッツーを取ったり、あとセンターの宇佐美君の守備がなかなかよくて、これにも助けられたね。
しかし4回裏、2アウトから松本さんがレフトへ抜けそうなゴロを放ち、これをサードの竹中君が好捕。しかし悪送球となってしまい、松本さんは二塁へ進塁。ちなみに竹中君は「打てるピッチャー」であるらしいことをここに補足しておく(東大によくいるタイプの選手ですね。サードをやるピッチャーは初めて見たけど)その後、丸子君にしっかりタイムリーを打たれてしまい、東大は1点を返されてしまいます。
小林君は4回を投げきり降板。うむ、点は取られたけど悪くない選手だね。カーブでストライクを取れるようになるといいなぁ。小林君や柴田君、有坂君で勝てるようになれば東大は安定するだろうね。宮台君で勝つのは、普通のことだから。
東大は5回から濱崎君が登板。こちらも1年生の選手だね。

鶴丸高校の出身だから、重信さんの直系の後輩だね。しかし重信さんと10以上離れてるというのが恐ろしくなる…オレ重信さんとそんなに年変わらないからさ…
しかし1アウトを取ってから、渡辺君にセンターへのホームランを打たれてしまい、1点を返されます。まぁホームランはしょうがない。が、続く吉永君にレフトに思いっきり引っ張ったようなツーベースを打たれ、ピンチが続きます。
吉永君がスイングした時の、「きたー!」って感じのフルスイング…忘れられません。狙った球が来たので全力で狙いに行った的な…



あ、なんか嬉しそうですね。もしかして社会人になってから初めてのヒットなのかな?いつコンバート?したのか知らないけど…
しかし濱崎君は後続は許さず、ソロムランの1点だけで凌げました。ちょっと甘い球が多かったような気がするけど、まだまだこれからですよ。
東大は6回から有坂君を投入。この有坂君の頑張り次第で東大の運命が決まるといっても過言ではない。

…のですが、先頭の影山君にヒットを打たれ、松本さんの打席で盗塁を決められ(松本さんが打ちに行っていたので、エンドランのサインがかかってたのかも)、途中からキャッチャーに入っていた三鍋君の送球はセンターへ転々とし、この間に影山君は三塁へ。多分これが、有坂君乱調のきっかけだったと思う。
そして丸子君にセンターの頭上を越えるタイムリーツーベースを打たれて同点に追いつかれ、2アウト三塁から安田君に勝ち越しのタイムリーを打たれました。
7回も有坂君は続投。1アウトから長谷川君の背中にすないぽ。そしてその長谷川君に二盗・三盗と決められ、山口君にはやっぱりフォアボールを与えて、一三塁。続く影山君の打席で、一塁ランナーの山口君が盗塁を敢行。この時キャッチャーが二塁に送球しまして、それをショートがカバー。山口君は二盗に成功。ここでスタートを切った長谷川君を刺しにバックホームを試みますが、送球が逸れて長谷川君はホームインに成功。JR東日本が勝ち越しに成功します。
一三塁の場面なので「キャッチャーは投げないのが正解だろう」と思われるかもしれませんが、三塁ランナーの長谷川君は、キャッチャーの送球が逸れたのを確認してから本盗を決行していたので、必ずしもミスプレーとは言えないと思います。ここは長谷川君の好判断ってのが正確じゃないかな。が、ここで二塁に投げて大丈夫なのは送球に自信があるキャッチャーであって、二塁にまともな送球ができないキャッチャーは投げるべきではないと思います。…東大は至急二塁送球が上手なキャッチャーを調達したほうがいい。現状のまま戦ったら確実に足でやられる。
そんなこんなで尚もランナー三塁の状況ですが、影山君の当たりはボテボテのピッチャーゴロ。捕球した有坂君、自らタッチに行くかサードに送球するかちょっと迷ったのか、打球を持ったままランナーを追いかけます。結局追いつかないと判断したのかサードに送球しますが、時既に遅し。三塁ランナーの山口君のほうが早く三塁ベースに戻っていました(これの記録、フィルダースチョイスでいいのかな?)
で、一三塁の場面で松本さんに犠牲フライを打たれまして、東大はまたまた追加点を許します。結構いい感じの当たりだったけど、フェンスの手前で失速してくれたのは松本さんの慈悲。有坂君…球のキレは東大の選手の中で群を抜いてるんだけど(濱崎君を見た後に有坂君の投球を見ると、素人でも球質が全く違うことがわかると思います、多分)、エラーでやる気なくす気持ちはすごいわかるんだけど…もっとこう、うん…
試合は東大がかなり劣勢になってきたけど、カオスはまだ続く。
8回から登板したのは柴田君。

もしかしたら最終回になるかもなので、しっかり締めてほしいところですが、先頭の安田君にほあ、渡辺君にツーベースを打たれノーアウト二三塁。途中出場の石川さんのゴロは本塁フォースアウト。そして長谷川君は内野ぽpを打ち上げてしまい…と思いきや、二遊間がぶつかってしまい落球。しかもインフィールドフライは宣告されてません。が、二塁ベースの傍で落球したので、すぐにカバー&送球ができたのでアウトを取れました。三塁ランナーもスタートしてなかったので、失点に至りませんでした。そして山口君の打球は結構いい当たりだったんですが、レフトの楠田君が好捕して3アウト。0点で終わったイニングはレポ上ではスルーすることが多いですが、この回は濃かったので、ちょっと書いとく。
そして9回に3点差を跳ね返す力はもはや東大にはなく…というか、今日の永谷君は結構いい感じだったので、ちょっと仕方なかったかな。
というわけで、6‐3でJR東日本が勝利しました。

<本日の投手リレー>
東京大学:小林(4回)‐濱崎(1回)‐有坂(2回)‐柴田(1回)
JR東日本:大澤(7回)‐永谷(2回)

  • 本日のカオス・番外編

それは7回表の東大の攻撃での出来事でした。
2アウト一塁の場面、田畑君の代打で藤井君が出場しました。一塁ランナーは岡本君です。ちなみに藤井君・岡本君共に1年生(新2年生です)
藤井君が大澤君に2球投げさせて、カウント1‐1。ここで岡本君が大澤君のクイックに引っかかってしまい、タッチアウトに。藤井君の打席の結果が残らない状態で3アウトチェンジになりました。
私も長年野球を見ていますが、代打が打席に立ってるのに、代打の役目を果たす前にイニングが終わってしまう展開は生まれて初めて見ました。
多分、滅多にない現象なんでしょう、東大監督の浜田さんも「代打出す前の選手は使えないんですよね?」と審判に確認。まぁそうだよね。
ちなみにちょっと検索したら、Wikipediaの「代打」の項目に「代打と交代した選手は試合から退き、以後その試合で出場することはできない」と書いてあったので、代打が出ると結果がどうあれ、選手交代と見なされるんだと思います。
そして東大側は終盤なので色々と選手交代をしてきたんですが、JRウグイス嬢(♂)に告げた直後「あ!ちょっと待って!」と謎のストップをかけてシート変更を訂正する浜田さん。声が思いっきり聞こえたせいで吹いてしまいましたw
いくらオフシーズンだからってネタを詰め込みすぎだよ、この試合(爆)

  • 本日のお写真

石川修平主将・澤コーチ(元捕手)にキャッチャー的な指導を受けてるっぽい渡辺君。
ホント何が悲しくてキャッチャーにチャレンジしなきゃいけないのか…


大学時代のリーグ戦の成績をちょっとだけ見たけど、キャッチャーやってる形跡は見当たらないなぁ。っていうか同級生に時本君(現東芝)がいたのか。そりゃあ、仮にキャッチャー経験があったとしても出る幕はないわな…
でもセカンドやサードが本職というわけでもなく、DHかファーストにつくことが多かったっぽい。
…もしかして、実は元々キャッチャーで、JR東日本入社後に何故かセカンドにコンバートし、ここに来て再コンバートしたって可能性もあるってこと…?JR東日本だったらやりかねん…
そしてこれ。

やっぱり仲良いのかな。