ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

12.3 プロレスリング・ノア ONE NIGHT CRUISE 2016 in DIFFER(ディファ有明)

自分の中で2日が盛り上がりすぎたみたいで、この日はちょっとテンション低め。

  • 試合前

今日も永源さんの追悼映像が流れたのですが、ジャイアントスイングの件をちゃんと数えたら20回転でした。ガバガバカウントでした。申し訳ございません。
あと、昨日の件があったので、カード変更があったようです。

…記憶にないカードだ。そもそも、丸藤と勝彦が組んで、杉浦とボスとやるはずだったんだけど…

こちらは内容自体は変更ないけど、メインからセミに格下げ。まぁそうだよね。

そして今日のメインはこちらになりました。

エスのファイトスタイルが少々小川さんの影響を受け気味のようである。悪い子にならないでほしいものである。
っていうか昨日も思ったけど、グローバル・リーグでの輝きが凄まじかった分、こういう序盤の、それも大勢の試合の中にサエスを紛れ込ませるのは、なんか勿体無い。その中で一際目立つ動きができてないサエスに非があると言われてしまったらそれまでだけど、もっと上のほうでやらせてほしいなぁ。

ケンオーハラは以前このTAKAッペにGHCジュニアタッグのベルトを流出させてしまった過去があるらしくて、この試合でリベンジできました!的な雰囲気が試合後にあったけど、なんか消化不良な感じがあった。
以降は鈴木軍との対抗戦の連続だけど(あ、途中違うの挟むけど)、どれも消化不良。ここで鈴木軍が負けたらノア撤退を示唆するような情報があったけど、ノア正規軍に鈴木軍を木っ端微塵にしてやりました!鈴木軍なんかよりも正規軍のほうが圧倒的に強いです!感がほぼなかった。長いこと鈴木軍との抗争をやってるみたいだけど、この終焉への向かい方…打ち切り漫画を見ているような感じに似ている。

こういうの見るとプロレスラーの身体能力ってすごくない?と思うんだけど、私の体が硬いせいか。

小峠と原田はそれぞれ個人の入場曲があるけど、この二人が組んで入場すると、桃の青春専用入場曲がかかる。
最近は小峠と原田のタイトル戦があった絡みであんまり組んで試合することなかったから、すごく久しぶりに聴いたなぁ。

そして今日もタイチは凶器持参。

速報を読んだらアイスピックではなくドライバーらしいです。道理で鋭利なものにしては殺傷能力が低いわけである。確かに後楽園での写真を見ながら「アイスピックってこんなに刃先太いんだっけ?」と思いましたが。
なんかこの試合は桃の青春の圧勝だったね。金丸もタイチもあんまり動いてないし、これといって目立つ技も出してなかった。圧勝というか、鈴木軍側に手加減してもらったんじゃない?って印象を持ったなぁ。
試合後、タイチと桃の青春が睨み合い。昨日タイトル戦やったばっかだし、まだ因縁あるよね。

と思ったら、小峠がタイチに手を差し出した。どういう意図なんだろう。勿論タイチはシカトしてたけど。


かといってタイチはシラけたわけでもなく、悔しそうにマットを叩いてノブと帰っていった。

ナメられたと思ったのかな。

このシングル、1ヶ月前にもやったんじゃなかったっけ?私は観に行ってないけど。
別にこれといってないですね…って感じだけど、この飯塚さんのブームはフラグなんだろうか。勘繰り過ぎなんだろうか。

矢野さん、もうノアに来ないのかなぁ。

昨日の杉浦の一件でカード変更。いかにもノアファンが好みそうなスポーツライクで健全なカードになった。
試合前、丸藤を遮って「俺が行きます!」って先発を申し出た清宮は頼もしかったね。丸藤もその心意気をすぐに買ってたよ。
…なんかテストするような目で見てない?と疑ってしまう後ろ姿ですが。

試合後、マサ北宮が勝彦の持つGHCヘビー級のベルトに挑戦を表明。まぁ、いいんじゃない?

やはりアーチャーの試合を裁くのは中山レフェリーに限る。

私がこれまで見てきた谷口の動きってさ…
(`q´)あああああああああああ!!!!
(`q´)あああああああああああ!!!!
(`q´)あああああああああああ!!!!
って叫びながらもっさりした相手待ちのムーブの繰り返しなんだよね。
で、どうやらこやつは自分が決めてやろうとか、自分が目立とうという気もあまり持ち合わせていないのではないかという節が垣間見えた。というのは、ボロボロにやられまくった潮崎さんをはたいて無理矢理立たせ(いかにボロボロだったかをこの表情で察してください)

ムーンサルトを出させ、豪腕ラリアットで潮崎がフォールを奪うように仕向けていたのである。あれを所謂闘魂ビンタ的な檄と解釈する人もいるかもしれないけど、私は「お前が決めろよ」とツッコみたくて仕方がありませんでした。
そりゃあ潮崎が決めたほうが絵的には綺麗かもしれないけど、ボロ雑巾同然になった人をさらに戦わせるってどないやねんw

試合後にこうも余裕そうで、余計腹が立ってむしろ笑ってしまった。
試合後は50ファンキーパワーズがベルトへの挑戦を表明。

チームワークもいいし見てて可愛いから、ちょっとぐらいタイトル持たせてあげてもいいと思うんだけどねぇ(これ前も言った気がするな)

レフェリー3人がかりで止めるとか初めて見たよ…

なぐりあい宇宙っていうか何ていうか…公式でも使われてる言葉だけど果し合いだね。でも果し合いって言葉は綺麗すぎるな。潰し合い、殺し合い…うーん、ピンと来る言葉が見つからない。なんかこういう言葉を使うと昔の新日本っぽいけど、それだけ殺伐とした戦いだったよ。ワーって一斉に歓声が沸きあがるような場面もほとんどなくて、皆息を飲んでどっちが生き残るかを見守ってるような、そんな戦い。ショーということを完全に忘れてたね。
それでも、杉浦のほうが声援が多かったのは、この場面において杉浦が正義側に立ってたからだろうか。杉浦はもともとノアの人だし、ベルトを1年保持してたぐらいだから強いし、実は面白い人だし、ヒールながら人気があったって感じのレスラー。スギ様と呼ぶファンもいるからね。今まではヒールの立場にいたけど、鈴木軍に反旗を翻したわけだから、臆することなく名前を呼んで応援できる選手になったからだろうね。ヒールの選手に声援を送るのって地味に勇気がいるというか…
それだけじゃない、杉浦はトレードマークのMyパイプ椅子を持参するも、花道で投げ捨て、終始クリーンなファイトをしていた。もっと言うと、入場曲が今までのものとは違う、鈴木軍加入前のものに変わっていた。私は最近見始めたからアレだけど、長年ノアを追ってるファンからしたら、グッと来るものがあるよね。
それと、杉浦がこうやって苦しむ表情を見せたり、声を出したりするところも初めて見た…気がする。

こういう技の使い手がノア正規軍にほぼいないから、杉浦を本気で苦しめるだけの選手が今まで出てこなかったからなのかもしれないけど、淡々と戦ってるイメージが強かったから、意外と言うか、人間に戻ったなというか…
そして杉浦が勝ち、花道から丸藤が現れた。やっぱり昨日の後楽園での1シーンはフラグだったのか。丸藤には分かってたのかもね。
丸藤は「椅子使わなくても全然戦えるじゃん。また一緒にやらない?(超意訳)」と杉浦に手を差し出す。

杉浦はそれに応える…と見せかけて、握手をスカした。

杉浦の意思は公式にうpされているので、詳しくはこちらを読んでもらうとして、平たく言うと杉浦は今後「ノアで戦い続けるけど、鈴木軍にも正規軍にも属さない。やる気がある奴がいたら、それなりの態度で示せ」と一匹狼でやっていく模様。
まぁ簡単に正規軍に戻るほど杉浦は手首グルングルンに回す人じゃないと思うけど、敵の立場で、長いことチャンピオンの立場でノアを見てきた杉浦的に思うところがあるんだろうなぁ、丸藤とは違う意図でさ。
ところで、こういうところでリーダーシップを取ってみせる辺り、さすが丸藤だなぁって思うけど、勝彦が出てこなかったのが残念な感じ。丸藤はノア全体のことを考えられるぐらい視野が広くて余裕があるけど、勝彦は自分のことでいっぱいいっぱい、そんな印象を受けてしまいました。
だから勝彦がチャンピオンでいることが、自分は好かないのかもね。「ノアを引っ張る」「ノアに光をもたらす」とか何とか言っても、それ試合でしか見せてくれないんだもん。ベルトを持ってるんだから船頭に立って色々言っても動いてもいいと思うんだけどね。
このままだと勝彦は丸藤のことは永遠に超えられなそうだなぁ、例えシングルで丸藤を破ったとしても。