ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9/20 首都大学野球1部秋季リーグ戦・第1週 日本体育大学vs帝京大学【リモート観戦】

というわけで、首都大学野球連盟YouTubeチャンネルを通じて試合を観たレポでございます。
初めは野球の映像さえ見れればいいや、と思っていたのですが、野球中継みたいなBSOカウントとか得点の表示とか、打席に入っている選手の名前も表示されていて、かなりクオリティが高かったです。でも帝京大の選手たちのお名前が………まぁ突貫で設定したのかもしれないし、しょうがないよね。
あと、おそらくカメラの近くにいるスコア担当の学生の声だと思いますが、球速やストライク・ボール、あと打席の判定も喋ってくれるので(中継用に喋っているものではないと思うのですが…普通にビデオに吹き込む用のものが、中継に混ざってるんじゃないかな)、勉強になることも多いです。スコアを書く趣味がある人間としては、判定がわかるのはとっても便利。
首都大学野球に興味がある方は、入門がてらちょいと覗いてみるのもよいかと思います。


というわけでレポです。まぁ、こんなん読まんとも中継の映像見れば一発なんですが(しかしライブ映像っていつまで保存されるんだろう?)


スタメンはこちら。

<先攻・日本体育大学
1(遊)松浦
2(中)中妻
3(右)矢澤
4(指)猪原
5(一)三野原
6(三)小儀
7(二)高垣
8(左)本間
9(捕)小口
(投)筒井
<後攻・帝京大学
1(三)森元
2(遊)佐久間
3(捕)後藤
4(右)光本
5(左)岡野龍
6(二)宮川
7(指)中里
8(一)角田之
9(中)草野
(投)岡野佑

帝京の先発・岡野君は戦闘バッターの出塁を許すものの、キャッチャー(してるところ初めて見たかも…)柴田君の好送球により、盗塁を試みたところを刺すことに成功。が、2アウトを取ってから矢澤君にセンターに返され、盗塁を決められ、猪原君にフルカウントからすないぽと不穏な空気。ここで迎えた三野原君にレフトへのタイムリーを打たれ、日体大に先制を許します。続く小儀君には、頭部を掠めるようなデッドボールを与えてしまい、より不穏な空気に。しかし次の高垣君は3球三振に仕留め、ピンチを切り抜けます。高垣君なぁ…確か1年生の頃から結構試合に出てると思うんだが……年を追うごとに冴えない場面に遭遇してしまうことが多いような……今年のキャプテン、なんだよな…
とまぁ、立ち上がりがヤバげな岡野君でしたが、2回表に1アウトから小口君にヒットを打たれてから、松浦君を早いカウントでゲッツーに仕留めてからは、かなり調子が上向いたような気がします。3回以降、7回まで投げ切って撃たれたヒットは1本だけ。そういえば四死球もなかった。変に荒れるようなこともなかったんじゃないかな。立ち上がりの時とは良い意味で全然別人のピッチングでした。
一方、日体大の先発・筒井君ですが、立ち上がりから2三振を奪って、早速帝京打線を寄せ付けない雰囲気。これは今日の帝京はあかんやつやで!と思ったのも束の間、2回裏に2アウトから宮川君にフォアボールを与えてから、なんかおかしくなってしまいます。以降は全てなんとか無失点で切り抜けてはいたんだけれども、暴投ありーの、3回裏は先頭バッターへのフォアボールありーの、4回裏は1アウトから光本君にスリーベースを打たれて大ピンチーの……でもこの4回裏は、ちょっと帝京の拙攻気味なところに助けられた感はあったかも。1点ビハインドの場面で、中盤で、一刻も早く1点が欲しいのはわかる。でもセカンド正面めなゴロでホームに突っ込んでいってしまうのは……そりゃあアウトになりますわな、というね。カメラワーク的に全然映らなかったから、どういう状況だったのか把握しきれなかったけれども、あれで三塁コーチは回したんだろうか……うーん。
にしても、この光本君のスリーベースはよかったな。第1打席も似たようなフライではあったけど、右バッターながら、ライト方向へぐんぐん伸びていくような当たりでした。ホント光本君は長距離砲のロマンに溢れていると思う。私は一般人なので球場に入ることはできないので、誰か私の代わりに光本君をマークしといてください。
で、筒井君の調子を察したのか、日体大は結構早い回から継投を開始。しかしこれがしっかりハマって、北君→矢澤君とイニングを繋いでいきます。あ、矢澤君はライトからピッチャーに移ったので、矢澤君登板時点で日体大はDH制を解除したことになります。


立ち上がりの失敗を挽回するピッチングをしつつ、援護を待っていた岡野君ですが、8回表に先頭の松浦君にストフォアを与え、今日の調子を顧みると、何だからしくない雰囲気。続く中妻君がバントで送ったところで、西井君に交代。西井君は矢澤君をファースト頃に仕留め………たつもりでしたが、強い当たりだったようで、ファーストが弾く。そんなに変な方向に弾いてはいなかったと思うんだけど、その隙に矢澤君が先に一塁に到達し、1アウト一三塁に。そしてこの当たりはファーストのエラー判定になりました。矢澤君…二刀流できる上に足も速いのか。万能すぎない?
どうやら西井君はワンポイントだったようで、ここで降板。続いては阿部君が登板したのですが、阿部君は西井君と同じ左ピッチャーだったので、ちょっと意図が理解できませんでした。強いて言うなら、西井君が1年生で、阿部君が4年生ってのがあるのかもしれないけど。
続いて迎えるのは、矢澤君登板でDH制を解除した時、矢澤君に代わってライトに就いていた宮川君ですが(最近のアマチュア野球界、宮川姓多くない?)、日体大はここで代打に堀口君を起用。これがドンピシャで、ライト方向へのタイムリーを放ち、貴重な追加点を挙げます。堀口君って途中出場で名前を見かけることが多い気がするけど、それでもよくいい仕事をしている印象です。
うーん…岡野君、かなり頑張ってたから、打線に点を取ってほしかったんだけど…日体大の継投が堅すぎたなぁ。9回に2アウト一二塁なチャンスはあったけど、それぐらいかな。ランナーとか、チャンスがあっても打線が力んじゃってるような感じがしたかな。
っていうか、大学野球で継投が堅いってすごいと思う。2本柱はすごいけど、あとはそこまででは…ってな感じで悩ましいチームが多いような気がするので。
というわけで、2‐0で日本体育大学が勝利しました。ネット中継で見ただけだから、当然いつものスコアボードの写真はないわよ…

<本日の投手リレー>
日本体育大学:筒井(4回)‐北(1回)‐矢澤(2回)‐吉高(2回)
帝京大学:岡野佑(7回・1/3)‐西井(0/3回)‐阿部(2/3回)‐中川(1回)

あ、そうそう。矢澤君は降板した後は、そのままライトの守備について、フル出場していました。元気だね(老人並の感想)