ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

痛みを伝えるとは

www.tokyo-sports.co.jp
Amazonで探したけど見つからなかったな…
この、松永と葛西の裸足画鋲デスマッチは、「デスマッチ BEST SELECTION」というDVDに収録されていたと思います。
…記憶がうろなので自信がないから、調べたかったんだけど…普通に流通してないDVDなのかなぁ。私はこれを、10年以上前にTSUTAYA仙台駅前店でレンタルして見て、デスマッチにダダハマりしたのであります。さすがに古すぎて仙台にはもうないんじゃないかと思うけどw趣味が分かるTSUTAYAではレンタルされているかもしれません。
ちなみにこのDVDの一番最初に収録されている試合は、W★ING同窓会の月光闇討ちデスマッチだったと思う。ググって調べたところ、2001年4月22日の試合だと思われるが……これも非常に面白いです。


裸足画鋲デスマッチは、デスマッチの中では、はっきり言って見栄えは地味だと思います。蛍光灯が破裂することもないし、ガラスボードが砕け散ることもない。頭から画鋲いっぱいのバケツを被るというのが、一番派手なのかなーというぐらい。
けどさ、おそらくデスマッチもプロレスも知らないという皆様も、裸足で画鋲を踏むというのがどういうことか、想像はつくでしょう。痛みをリアルに想像できるでしょう。その妙なリアリティが、このデスマッチにはあると思います。
今の蛍光灯とか、刃物を使ったデスマッチも好きだけど、こういう画鋲とか、最近見たやつだとレゴブロックとかかな、そういう、我々にも痛みの想像がつくアイテムを用いるって、結構大事なんじゃないかなぁ。
デスマッチは完全にファンタジーだというなら、まぁいいけど……痛みを伝えるというのには、リアリティを伴わせないと、我々客には伝わりにくいものがあるかもしれない。
例えばカミソリで切るのって、痛いけど、切った瞬間「痛っ!」ってならないじゃん。ん!?って違和感があって、見ると血が滴ってる…みたいな、そういう傷だと思う。あれ私が痛みに鈍いだけなのか?
画鋲を踏むとか、レゴブロックを踏むとかいうのは、瞬時に痛みを感じるものだし、何より日常と隣り合わせに潜む痛みだからね。だから我々は痛みを想像しやすいのかもね。
と考えると、やっぱりデスマッチファイターとしての強さは、ベルトを何回防衛したとか、何回白星を積み上げたとか、そういうものでは評価しきれないのもあるかなぁ。