ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/22 首都大学野球1部春季リーグ・第6週 日本体育大学vs武蔵大学【リモート観戦】

第4週は5/8だったので(見なかったから失念してた)、こっそり前週の記事のタイトルを直しました…
ところで前週、今季の首都の順位についてあーでもないこーでもないと言っていましたが、公式から今季の順位の決め方についてご連絡がありました(PDF)


スタメンはこちら。

<先攻・日本体育大学
1(遊)松浦
2(中)本間
3(三)小儀
4(右)堀口
5(指)猪原
6(一)稲本
7(二)石井幸
8(捕)高橋建
9(左)中妻
(投)矢澤
<後攻・武蔵大学
1(中)茂木
2(左)岩谷
3(三)林田
4(右)松下
5(一)前田颯
6(指)村上達
7(二)西牧
8(遊)片山
9(捕)鹿倉
(投)山内

日体大の先発・矢澤君は、本日は投手専念。投手専念の日は今季初めてかな?今季はずっと二刀流だった気がする。
矢澤君は二刀流として話題になってるし、実際球を遠くに飛ばす力もあるんだと思うけど、少なくとも今季についてはアベレージ的にイマイチな(気がする)んですよね。それと、今日落としちゃうと優勝の可能性が消えてしまうので、矢澤君には投手に専念してもらいつつ、打線もそういう意味で厚みを持たせる…みたいなのがあったのかもしれません。この試合始まる前まで、矢澤君の防御率0.84だったからね。これでもリーグ2位だからね。ちなみに、1位は桜美林の多間君で0.68です。納得。
で、その立ち上がり。先頭の茂木君にストフォア。続く岩谷君に左中間ら辺を抜かれるツーベースを打たれ、足の速い茂木君がランナーなので、これで一気に本塁へ生還。早々に武蔵大に先制を許してしまいます。しかしこの岩谷君の当たり、中継越しでもわかるほどいい音がしたなぁ。
その後、2アウトを取った後に前田君にもヒットを打たれて一三塁のピンチになりますが、続く村上君は抑えて、最少失点で切り抜けました。
そして初回のこれが、本日の矢澤君にとって最初で最後のピンチの場面となりました。2回以降は完全に立ち直り、許したランナーは2回に片山君にヒットを打たれたのと、7回に村上君にすないぽを与えただけ。だから3回以降はノーヒットピッチングだったわけですね。フォアボールも初回のアレだけだったし、8回に至っては三者三振に仕留めていたし、何気に本日全部で10奪三振だったし、これ以上非の打ちどころがないピッチングだったんではないでしょうか、初回以外は…


しかし、本日の武蔵大の先発は山内君。前週の帝京大戦では物理的にボコボコにされていましたが、その影響は全くなさそう。
山内君の立ち上がりは、小儀君にヒットを打たれたのみで、矢澤君とは異なり上々な感じ。小儀君も今季3割打ってて調子が良いようなので、まぁしょうがなかろう。
そして山内君も矢澤君に負けず劣らぬピッチングを披露し、5回までは完璧。ちょっと前週ぐらいまで、今季の調子はイマイチなのかなーと思うところもありましたが、これはもう完全に覚醒してますね……6回以降はすないぽだったり何だったりで毎度ランナーを出していましたが、いずれもしっかり無失点に切り抜けていました。
そんな山内君の最大のピンチは、勝利目前の9回表。この回先頭の小儀君にまたもヒットを打たれ、続く堀口君もヒットで続いて一二塁。次のバッターは猪原君ですが、日体大は敢えて代打・三木君を起用し、バントを選択。しかし三木君、2回のバント失敗から3バントを試みるも打ち上げてしまい、バント失敗。いやー、こんなにも「やっちまったなぁ!」と思ってしまう場面久しぶりに見たぞ…
その後の途中出場の中島君がバントを決めて(といってもセーフティを狙った系のバントだったけど)2アウトながら二三塁としましたが、あと1本が出ず万事休す。
いやー…日体大の打線は全く山内君を捉えられなかったね……今日は小儀君と堀口君だけが山内君からヒットを打ててたんだけど、この二人が三番・四番と連なっていただけに、そしてそれが9回のチャンスメークに繋がっただけに、色々勿体ないッスねー、としか言えぬ。


それにしても、この9回の3アウト目はファーストゴロでして、山内君がファーストのベースカバーに入ってアウトを取る形になったんだけど、ベースを踏んだ後、山内君は両手を掲げるようにしてガッツポーズみたいなのをしていたのが印象的でした。5回に3アウト目を見逃し三振で取った時も、気合が入ったような声を上げている仕草に見えましたが、これまで山内君がグラウンド上で感情を表に出しているところをあまり見た覚えがなくてですね、なので結構印象に残りました。
武蔵大的には、とにかく勝ち続けて少しでも入替戦行きの可能性を減らすために、絶対に負けられない試合だったろうから、あれだけ気合が入るのも当然だよね、とは思います。


というわけで、1‐0で武蔵大が勝利しました。まごうことなき両チームのエースの投げ合いでしたね。
こういう試合を見ると、首都観戦はやめられないなぁって思いますね。

<本日の投手リレー>
日本体育大学:矢澤(9回)
武蔵大学:山内(8回)


  • 本日の試合時間は1時間47分ぐらい

首都では珍しい、なんて実況が言ってたけど、いうほど珍しくはない気がする……エース同士の投げ合いだと、割とありますね。特に日体大の試合だと多い気がする。
というか、首都の試合は全体的に試合時間が短い方じゃないかなぁと思います。今季はそうでもないですが……2時間弱、あるいは2時間半いかない試合が多いイメージです。3時間過ぎちゃうとタイブレークに突入するってルールの影響もあるのかもしれないけど(コロナな今って、このルールまだ適用されてるんだっけか?)
…こういう試合を多く見てるので、プロの試合を見てると「なげーなぁ」と飽きてしまうことが多いです……でもプロでも、投手戦の試合に当たると結構早いけどね。いつだったか、山本由伸が投げてる試合を見た時は早かった。
大体試合時間が長い試合は、フォアボール連発だったり無駄に投手交代が多かったり、然るべき理由があると思います。