ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/7 第76回JABA東京スポニチ大会 日本製鉄かずさマジックvsENEOS【公式戦】

本日は防寒対策バッチリなので、第3試合まで頑張れました!
この日は思ったより風がなくて暖かく、第2試合の頃は正直暑いぐらいで、対策しすぎたかなぁと思ったんですが、第3試合開始ぐらいから急に冷えてきたので、やっぱり対策して正解でした。野球観戦において防寒対策と熱中症対策はやり過ぎても全く問題ないですからね。行き帰りの電車は正直暑かったけど…


スタメンはこちら。

<先攻・日本製鉄かずさマジック>
1(遊)内山
2(三)奈良原
3(右)吉田
4(左)土門
5(一)山田翔
6(中)岡
7(指)小関
8(捕)伊藤
9(二)鯨井
(投)渡邊力
<後攻・ENEOS
1(右)度会
2(遊)川口
3(一)山﨑錬
4(左)瀧澤
5(捕)柏木
6(三)篠原
7(二)小豆澤
8(指)佐々木
9(中)村上
(投)山岡

あれ、かずさ見るのって4年ぶりだったのか……じゃあ、スコアにチーム名書く時に、うっかり「新」で書き出しちゃってもしょうがないね。
ついでに言うとENEOSを見るのは5年ぶり。ENEOSは強いので、私が観に行くチームじゃないと思っているのでしょうがないね。確かに最近ネット中継で見ていたけど、メンツがそれでも大体わかるのは何故でしょう。
で、試合ですが、序盤は非常に締まった投手戦となりました。先発の山岡君・渡邊君ともに非常にいい。


どちらも左腕で、山岡君はオーソドックスめというか、オーバーハンドの左腕。一方で渡邊君はちょっとサイド気味の左腕って感じかな。かずさで言うたら、おじさん山川コーチがああいう感じのピッチャーだったような気がするけど記憶に自信がないよ。あと、ENEOSの山岡「投手」っていうのが、個人的に何だかモヤモヤしてしまうよ。山岡捕手が偉大だからしょうがないね。


そんな感じで両先発の投げ合いが続くのかと思いましたが、5回裏のこと。この回2アウトから、小豆澤君がヒットで出塁し、佐々木君は粘ってフォアボール。2アウトながら一二塁となったところで、かずさは渡邊君をスパっと諦めて、橘君に交代します。橘君に任せるのはわかるけど、それまでの渡邊君のピッチングは、ここから崩れて点を取られるのが想像できないってぐらい良くて、ENEOSの打線も苦しんでいるような気がしたのですが、このタイミングを崩れ時と見たのかもしれません。で、橘君は村上君を凡打に抑えて、このピンチをしっかり切り抜けてくれました。
そしてENEOSも動きまして、5回を投げ切ったところで山岡君は降板。6回表から糸川君に交代します。糸川君のことはどういうピッチャーなのか全く知らないけど、今日の山岡君の出来を見る限り、かずさ的にはチャンスだと思いました。ENEOSの対渡邊君に比べたら、かずさは割とランナーは出せていたんですが、それでも山岡君を崩すまでには至っていなかったと思うし、そもそもランナー出ても山岡君にはあんまり効いてなかったような気がします。
で、糸川君ですが、割と簡単に2アウトを取ってから、土門君に初球をヒットにされ、山田君にはフォアボール。ここで回ってきた岡君がセンターへ抜ける当たりを放ちます。この時、三塁の小林コーチが、もう内野手の間を抜けた瞬間ぐらいから腕を回していまた。2アウトだしね、ここは賭けに出てもいいよね。で、この判断が功を奏して、二塁ランナーの土門君は無事生還し、かずさが待望の先制点をあげます。この時の岡君のガッツポーズは会心!って感じでよかったですね。私はそれを温かく見守っていました(写真を撮れ)
その裏、かずさは橘君が続投。しかし先頭バッターの度会君にいきなりソロムランを打たれて、早速同点に追いつかれてしまいます。これもまた非常にいい当たりでして……ベンチで祝福される度会君を見た感じでは、度会君は「皆の弟」感ありましたが、ENEOSの皆の弟はあんなえげつないホームラン打つんか…
さらに川口君に10球ほど粘られた末にヒットを許し、錬さんは抑えたものの、瀧澤君はツーベースで続いて、1アウト二三塁のピンチ。あれ、橘君ってこんなに打ち込まれるんだっけか…と困惑していたら、柏木君にすないぽを与えて満塁。しかしかずさベンチは動かず、迎えたバッターは篠原君。

その篠原君の当たりですが、打球が(多分)一塁ベースに直撃して、大きく真上に跳ねるような挙動になりまして、かずさの野手もカバーに入りましたが間に合わず、篠原君はセーフに。この間に三塁ランナーは生還しまして、ENEOSが勝ち越します。

続く小豆澤君は見逃し三振となりましたが、佐々木君がタイムリーで続いてもう1点。というわけで、ENEOSがこの回3点をあげて逆転します。
7回表、ちょっと席を外していたので見ていなかったのですが、ENEOSはこの回から綱脇君を登板させていました。で、帰ってきたら、かずさがノーアウト一三塁のチャンスを作っていましたね…一球速報を見たら、伊藤君と鯨井君の連打でチャンスを作った感じですね。その後盗塁もあって二三塁までチャンスを拡大しますが、ここから得点できたのが、奈良原君の犠牲フライによる1点だけというのが勿体ない感じ。こういうのを最低限とはよく言うけど、この試合では最低限では厳しかったですね。何せENEOSは8回から柏原君を投入しましたので…
柏原君が抑えとか、リリーバーというのは以前もどこかで見たな。東芝の補強に行った時かな?あの時は非常にハマっていたような覚えがあって、この起用いいなぁと思ったのですが、ENEOSも今後後ろで起用していく感じなのかな?こうやって柏原君に繋げられたら、勝ちというか逃げ切れるなぁって感じで強いですよね。あと全然関係ないけど、柏原君がたまに帽子を飛ばしながら投球するのを目の当たりにして、今の今まで忘れていた性癖何かを思い出しました(爆)


かずさは橘君以降、継投で何とかENEOS打線をかわしてきましたが、打線がちょっと力及ばなかったかなぁ。とはいえ、橘君が打たれたんじゃしょうがないよね、という気持ちもちょっとあったりします…だからってあっさり負けを認めちゃダメなんだけどね。
というわけで、3‐2でENEOSが勝利しました。

<本日の投手リレー>
日本製鉄かずさマジック:渡邊力(4回・2/3)‐橘(1回・1/3)‐深田(1回)‐山田綾(1回)
ENEOS:山岡(5回)‐糸川(1回)‐綱脇(1回)‐柏原(2回)


  • ENEOSは何故強いのか

単純に強い選手、つまり各地区の優秀な選手を集めている。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました
それも当然あると思うけど、それと少なくとももう1つあるなぁと思ったのは、ENEOS内野手が結構声を出すんですね。見てると結構守備中声をかけ合っているように見えるというか、小豆澤君の声があまりにも目立つのでそのせいで内野にばかり集中力が行ってしまうアレもあるかもしれませんが(爆)
小豆澤君の声ってあれなんですね、何て言ったらいいのか……貴美男タイプ、みたいな…(語彙力欠乏)なので、どこで声出しててもすぐわかるんですよ。ベンチでもそう。
今日一番印象に残ったのは、6回裏にENEOSが逆転したことを書きましたが、この時小豆澤君は見逃し三振で凡退してしまっていたのですが、ベンチに戻ってすぐ声を出していました。声のせいで目立ってるように感じているだけかもしれないけど、小豆澤君が一番喋るというか、声を出しているというか。

ベンチから声を出すということがチームにとってどれだけの貢献力を持つかについては、計り知れないところがありますが、でも凡退してベンチに戻ってすぐ声出しに移るって切り替えられる選手はあんまりいないんじゃないかな。今まで気にしたこともなかったので、私が知らないだけかもしれませんが…
第1試合のレポにも書きましたが、私はベンチの賑やかさと強さは比例すると思っていて、こういうENEOSの姿を見ていると、そりゃ強いわな、という気がしています。



それにしても、あの小豆澤君が……とやけに感銘を覚えたのは、最後に見たENEOSの試合で小豆澤君を見ていなかったからですね。
小豆澤君見てないどころか、この時まだ小豆澤君大学生でENEOSに入社すらしていない(爆)じゃあ今日の試合は、初めてENEOSの小豆澤君を現地で見たってことになるわけか……大学時代は、結構見てたんだけどね。
知ってる面々ばかりと思っていたけど、名前を知っているだけで全てを知った気になっていただけでしたね。ENEOSももっとちゃんと見て知識をアップデートしないとダメだなぁ。でもぶっちゃけENEOSは割といつでも見れると思っていて、その分レアなチームを観たいという気持ちもあって、悩みどころですねぇ。