ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/7 第76回JABA東京スポニチ大会 鷺宮製作所vsヤマハ【公式戦】

よく試合を観ながら考え事をするんですが、ふと思ったんですが、具体的に何とは言いませんが、監督より先に風呂に入ってた人が今監督やってるんですよね。
ということは、今の投手の中で監督より先に風呂に入れる度胸がある人が、後のエースになれるって感じですかね。
…一日中野球場で思考を巡らせていると、時々頭おかしくなるんですよ(爆)
そして松元さんはお元気だろうか。


スタメンはこちら。

<先攻・鷺宮製作所
1(二)土谷
2(指)米田
3(遊)小川
4(一)橋本
5(三)保戸田
6(中)村上
7(右)野村
8(左)新納
9(捕)弓削田
(投)中島
<後攻・ヤマハ
1(二)青柳
2(指)秋利
3(右)網谷
4(一)笠松
5(捕)大本
6(三)藤岡
7(中)前野
8(遊)相羽
9(左)鈴木
(投)清水

鷺宮の先発は中島君。2年目の選手ですかね。どうでもいいけど、中島(中嶋)姓って野手がかなり多い気がします。中島投手って、記憶にないなぁ。
で、その中島君ですが、初回は1アウトから秋利君にヒットを打たれてからの、網谷君にセンターへの大きな2ランホームランを浴びて、早速2点を献上してしまいます。これもどうでもいいですが、基本的に元プロは呼び捨てか、畏れ多い人は敬称をつけて呼んでいますが、網谷君が君付けなのは、プロ時代を全く知らないからです。そういう元プロは、他のアマチュア選手と同じように呼んでいます。
その直後の2回表、野村君の2ランで取り返してもらったものの、今度はその裏に早速藤岡君にソロムランを被弾し、あっという間に再度勝ち越しを許します。さらに3回裏、秋利君のヒットと笠松君へすないぽがあって、2アウトながら一二塁。ここで大本君にタイムリーを打たれ、2点差に広がります。これ以上はアカンということで、中島君は3回を何とか投げ切ったところで降板。
本日の中島君がてんでダメだったのかというとそういうわけでもなく、2回裏に藤岡君にソロムランを打たれた後は、3者連続空振り三振で終わらせています。多分あれですね、ランナーがいると途端にダメになるタイプのピッチャーですね。良いところは2回裏の奪三振しか見れていないのでアレですが…
一方、ヤマハの先発は清水君。多分初めて見る選手だと思います。今年3年目ですかね。

初回はかなり声を出しながら投げていたので、所謂気合と気迫で抑える系のピッチャーなのかなと思いましたが、2回か3回以降は全く声を出さなくなりました。時々ちょっと声が出ちゃう、みたいな感じのはあったけど……これは決勝の飯塚さんの解説にて小耳に挟んだんですが、ああやって投球時に声を出すのは挑発行為と見なされて、審判から注意を受けることがあるみたいです。多分ここら辺の審判の判断って、野球のルールに直接的に関わる点じゃないので人によるんじゃないかと思いますが(例えば、帽子の上にサングラスをかけるのがダメって注意する審判もいますよね)そのせいで以降声を抑えるようになったんじゃないかなと思いますが、正直初回が一番良い球を放っていたような気がしたので、声と共に本来のポテンシャルが封印されたのではないかと気になっています…
とはいえ、2回以降のピッチングもまずまずな感じ。2回表に野村君に同点2ランを打たれたり、新納君のセーフティバントからのフォアボールでピンチを招いたりはしていましたが、結局2ランのみに留めたし。ピンチは作るけど要所は締める系ですかね。でもやっぱり、ずっと初回のあのノリのままイニングを重ねていったらどうなっていたかというアレは気になります。


それは5回裏のこと。
鷺宮は中島君降板後、佐々木君を1イニング投げさせて、5回裏は大野君が登板。しかし大野君ったら、秋利君にストフォア、網谷君にはツーベースを打たれ、笠松君にはすないぽ(ピッチャーは違うけど、笠松君には2打席連続ですないぽしちゃってますね…)で、ノーアウト満塁。ここで迎えたのは大本君。えーっとね、大本君は3年目のキャッチャーの子かな。ということは、今日は同級生バッテリーだったのですね。
いやそういう話をしたいんじゃなくて、大本君の3球目に対するこのスイングよ。


前の2球が、明らかにコントロールがバラついている系ボールでして、ここは1つストライクを取って安心したい…!というところに投げてきた、所謂置きに行く系のストライクを容赦なくフルスイングしたような、そんな風に見えました。いや横から見てるから実際のコースはわからないけど、でも「次絶対こういう球来る」ってわかったら、そりゃあフルスイングするよね……
というわけで、ヤマハは満塁ホームランで一気に突き放します。大野君はこのまま降板。これは「お前は何をしにここまで来たのだ?」案件ですね………その後は川畑君が何とかしてくれました(ざっくり)
大分点差が開いてしまいましたが、鷺宮は1点でも詰めたいところ。一応、5回表に弓削田君と米田君のヒットで1アウト一三塁という大チャンスがあったのですが、これを見事初球ゲッツーで潰してしまいました。その後清水君は崩せないし、ヤマハは7回から九谷君を登板させて勝ちパターンに突入してしまったので、鷺宮打線は正直為す術がありませんでした。本当に九谷君を打つのは無理だね(いつも言ってる)
そして8回裏。川畑君は4イニングに突入して尚も続投中。この回先頭の前野君にツーベースを打たれ、ヤマハは前野君の代走に野澤君を起用、相羽君はセンターフライに倒れて1アウトとなりますが、鈴木君に代わって途中出場している中田君の打席で、野澤君は三盗を成功させます。これは…ヤマハの皆さん、割とまじでコールドを狙っていますね…!?というところで、中田君の当たりはライトへのヒットとなりまして。これで野澤君が生還しました。
というわけで、9‐2でヤマハが8回コールド勝ちを収めました。

某所で、前日の試合では打てないヤマハだったというレポを読みましたが、打てないヤマハとは何だったのかというのが、この試合に遭遇した者の率直な感想です。1試合で3本塁打だぜ3本塁打次の日の試合も随分爆発したようだし。
やはりヤマハは0か100かの野球なのか……いやキャラ的には面白いけどさぁ(爆)

<本日の投手リレー>
鷺宮製作所:中島(3回)‐佐々木(1回)‐大野(0/3回)‐川畑(3回・1/3)
ヤマハ:清水(6回)‐九谷(2回)


  • 見ているこっちが申し訳ない気分になった

鷺宮は5回表に初球ゲッツーでチャンスを潰したとか、満塁ホームランを打たれたとか書きましたが、実はそのプレーの前に、監督が直接選手に声をかけに行っていたのです……マウンドに行ったりとか、打席に入る前の選手に声をかけたりとか、そういう感じで。
私はこの、監督が直々に選手に声をかける姿を「まほうのことばをかけている」と呼んでいるのですが、それでいてそれが良い結果に繋がることが多かったのが、私の経験上のアレですが、それがこんなにも裏目に出てしまうなんて…
コールド勝ちもコールド負けも沢山遭遇してきたから、こういう大敗はよくある試合の1つでしかないはずなんだけど、なんかこの試合は、心が痛かった。なんか辛いなぁ、と。

  • こんな試合だけど節目であるとは思うので

途中弓削田君に代打が出された関係で、キャッチャーが交代しまして、図らずも鹿倉君が守備についているところを見れました。
昔、キャッチャーだった子を追いかけて、写真の撮り方を研究していたので、それをちょっと思い出しながら撮ったり。


大学で長く見ていた選手なのと、その大学出身の社会人野球選手があんまりいないので、やはり気にはなります。