首都劇場とは、こういうことさ(約21時間ぶり2回目)
スタメンはこちら。
<先攻・日本体育大学>
1(左)古滝
2(遊)松浦
3(右)南
4(指)矢澤
5(中)本間
6(二)中島優
7(三)重宮
8(一)相澤
9(捕)高橋建
(投)八田
<後攻・武蔵大学>
1(二)中島
2(捕)斉藤
3(右)松下
4(左)利光
5(三)林田
6(指)村上達
7(一)大河原
8(遊)片山
9(中)茂木陸
(投)松崎
武蔵大の先発は松崎君。BladeCatcherはいずれも観に行けてないのでアレですが、今季は日曜日の先発担当のようで、筑波大戦・帝京大戦・桜美林戦に登板して、いずれも完投勝利、失点は3試合でたったの1と、完全に覚醒している…ように見えます数字の上では。
なので本日の先発に超期待していたのですが、立ち上がりは先頭の古滝君にノースリーからのフォアボール。既にコントロールが怪しくて、私が過去に何度か見た覚醒前の松崎君のそれだったような……で、松浦君はバント。南君はすないぽで、1アウト一二塁。矢澤君は粘られた末にファーストゴロに抑えますが、進塁打となって二三塁。ここで本間君が初球を叩き、これがタイムリーとなって、日体大が早速先制。
昨日のタイムリースリーベースといい調子良さそうですね。
しかし日体大の得点はこれのみで、松崎君の立ち上がりは無事1点で凌ぎました。いやーあの感じだと初回から炎上してまうんじゃないかと思いましたが、頑張りましたね。
一方、日体大の先発は八田君。左ピッチャーで………あれ?写真1枚も撮ってない(白目)見入ってしまったんだねしょうがないね。初めて見るピッチャーはしばらく様子見てから写真撮るので…
八田君は今季の日曜日の先発を担当しているようですね。だから昨日勝本君がリリーフで登板したのか。で、こちらも先頭バッターにフォアボールを与えていましたが、キャッチャーにアウトにしてもらったのもあって三凡、2回はエラーでの出塁もありましたが、ゲッツーで切り抜けたりと順調。
しかし3回裏、この回先頭の大河原君が本日チーム初めてのヒットを打って出塁すると、片山君がバスターで続き、一三塁。バスターの当たりは普通だったらボテボテのサードゴロっぽい感じだったんですが、バントシフトだったせいか、三塁手が結構前に出ていて、おかげで外野に抜けていった的な感じの当たりでしたね。最近はあまり見かけない気がしますが、バスターが決まると気持ちいいですね。ノーアウト一三塁となったところで、茂木君が犠牲フライを放ち、武蔵大が同点に追いつきます。さらに中島君もヒットで続いて一二塁。確かこの中島君の当たりだったと思うのですが、私のいた位置からは三塁手がトンネルしたように見えたのですが、エラーついてないし気のせいだったということにしておこう。
そして迎えた斉藤君の当たりはライトオーバーの長打コース。これでランナーが一人還り、武蔵大が勝ち越し!
尚も二三塁の場面で、松下君の当たりはセカンドゴロでしたが、途中でちょっと打球が変化したような気がしたな。それもあってホームには投げられず、バッターランナーをアウトにするのみとなって、武蔵大がもう1点追加。さらにランナーが三塁に残っている状態で、利光君が初球をヒットにし、これでランナーが還って、武蔵大がこの回4点目をゲット。
というわけで、武蔵大が3回裏の攻撃で一気の逆転したわけですが、八田君が崩れたかなと感じたのはここだけかな。その後4回・5回は特に問題なく抑えてましたし。あと八田君の特徴かわかりませんが、三振は全く取らないけど、打たせて取ることに結構パラメータ振ってるような感じでしたね。途中欲しいところでしっかりゲッツーを取ったりして、武蔵大のバッターを手玉に取ってる感ありましたね。同じ左でも矢澤君とは結構タイプが違うけど、良いピッチャーですね。
で、3点リードの状況に変化したわけですが、松崎君のピッチングが良くなることがなく、毎イニング怪しかったです。今日で寿命結構縮みましたね(爆)フォアボールよりもよくヒットを打たれてたんだよなぁ。5回表を0点で凌ぎ切ってベンチに戻る時、表情が大分安堵してたというか、人間ってプレッシャーから一瞬でも解放された時ああいう表情するよねっていう感じでした。
というわけで松崎君は5回を投げ切って降板。さすがに危なっかしいからね、しょうがないね。
6回表は小林君が登板しましたが先頭の相澤君を内野安打で出塁させると、高橋君バント、古滝君もヒットで続いて一三塁。松浦君は粘られた末にゲッツーコースなショートゴロに仕留めますが、俊足の松浦君なので、並のゴロならばセーフにできてしまいます。というわけで、一塁ランナーはアウトになったものの松浦君はセーフになって、所謂ゲッツー崩れ。この間に三塁ランナーの相澤君は生還して、日体大が1点を返します。さらに松浦君は自慢の足を生かして二盗、南君もヒットで続いて、またも一三塁。矢澤君の打席でまさかの暴投で、日体大は労せず1点差まで追いつきます。いやー武蔵大的にはやってしまいましたね…矢澤君を打ち取れたのは幸いだったけども。まだ同点に追いつかれないだけよかった…のか。
日体大は6回も八田君が続投。1アウトから、利光君の放った打球はファーストゴロでしたが、ピッチャーとの連携がうまくいかなくてセーフになり、そこに林田君がヒットで続いて一二塁。村上君を打ち取って2アウトになったところで、八田君は降板。別な左ピッチャーが登板します。あの子の背番号は何番だろう?とこっちに背中を向けてくれるのを待っていたら、近くから「あれ矢澤じゃね?」の声が…
そうですね、矢澤君でした。
首都の投球数ガイドライン(PDF)によると、
③ 1戦目で 120 球以下の場合は連投を妨げない。
とのことなので、BladeCatcherの数え間違いでなければ昨日113球ぐらい投げたと思われる矢澤君は、今日も全然投げれてしまうわけですね(白目)
というわけで、矢澤君がピッチャーとして守備に入る関係で、日体大はDHを解除。そして矢澤君は大河原君を颯爽と空振り三振に仕留めたのでした。
武蔵大も何とか逃げ切るため、さらにピッチャー交代。7回表からは背番号17番の子が登板しましたね。どう見ても田中君ですね。矢澤君もだけど、前回田中君を見てから24時間経ってないんですけどね…
数えたところ、田中君は昨日114球ぐらい投げているので、こちらも全然投げれてしまいますね……このカードがお互い山場だと考えているんでしょう。
しかし田中君は先頭バッターの本間君に粘られた末にフォアボールを与え、出塁させてしまいます。続く中島君の当たりは、右中間への長打コース。これで本間君が生還し、日体大が同点に追いつきます!
多分ね…本間君はね、この写真の奥の方にいます(撮った本人も状況わかってない)
で、打った中島君も三塁へ到達します。
尚もノーアウト三塁の場面で、日体大は代打に中村君を起用。先週の筑波大戦の時のような一振りが期待されましたが、空振り三振。続く相澤君は、2‐1のカウントからスクイズを敢行。
これまで1度もスクイズの素振りを見せていなかったと思いますが、これで三塁ランナーは生還し、日体大が勝ち越しに成功!
クソ強メンタルの田中君とはいえ、やっぱり昨日投げた影響があったりするのかなぁ。どんなに気持ちを持ったとしても、体がついていかないこともありますからね……こればかりは、責めるも何も言えないなぁ。
勝ち越した直後、7回裏の日体大の守り。先頭の片山君は空振り三振でしたが、茂木君にフォアボール。暴投と、さらに中島君にもフォアボールでランナー一二塁。うーん、矢澤君も昨日の影響がある感じなのかな。すっぽ抜けたり、顔に近いボールになっちゃうみたいなのが何個かありましたね。昨日の矢澤君を顧みると、ちょっとこのイニングのピッチングは別人感ありましたね。続く斉藤君は外野フライで、これで茂木君がタッチアップし、三塁に到達。2アウト三塁という場面で松下君を迎えるわけですが、昨日の対決を思い出してニヤニヤしてしまいますね。んで、この打席も松下君が勝ち、一二塁間を破るタイムリーで武蔵大が同点に追いつきます!
すげぇ試合だ…(素の感想)
尚もランナー一二塁でしたが、利光君は見逃し三振に倒れ、武蔵大は同点に追いついたのみでした。
同点に追いつかれた後の8回表、田中君はきっちり三凡に抑えます。昨日今日と、このカードでは点を取ってもらった後に抑えられるかがかなり大きいような気がするので、ここをゼロで抑えたのは大きかったかな。
そんでその裏の武蔵大の攻撃。1アウトから迎えた村上君が矢澤君の初球を振り抜き、なんかレフトスタンドへ打球が入りましたね。いや…緊張感ありつつの怒濤の展開からのいきなりのソロムランでちょっと思考が追い付かなくて、見た瞬間「え?」となってしまいました。本気で驚くと人間、呆然となるんです。
とはいえ、村上君の笑顔はやはり良い。
というわけで、武蔵大が再び試合のリードを奪います。こんなことってある?(再)
その後も大河原君がヒットで続いたりしてチャンスはありましたが、矢澤君が踏ん張って1点のみで踏みとどまります。
この後の9回表の日体大の攻撃は矢澤君から始まる打席。こういう展開に備えて、今日は矢澤君を四番に据えた感ありますね。
で、矢澤君の打球はファーストゴロでしたが、一塁手がボールが手につかず、矢澤君はセーフになって出塁。逆シングルで捕球するような感じになったので、ちょっと難しかったかな。で、この第5週武蔵大的にめちゃくちゃ脅威な気がしてならない本間君はレフトへのヒット。この時一塁ランナーの矢澤君がスタートを切っていまして、矢澤君は投げれるし打てるし走れるという万能具合なので、三塁まで到達します。さらに外野手が三塁に送球している間に、本間君も二塁に到達し、日体大はノーアウト二三塁の大チャンスを作ります。この時の本間君の走塁は全く迷いがなくて、打ったらもう絶対に二塁まで行くという意志を感じましたね。矢澤君がスタート切るってのはわかってるはずだから、武蔵大の外野手はその矢澤君の動きを見て、矢澤君に対して送球するだろと読み切っての走塁だったようにも見えました。深いね(ざっくり感想)
ここで前の打席に同点のタイムリースリーベースを打った中島君に打席が回ってきて、面白くてニヤニヤしちゃうんだけどなんか吐きそうでしたよもう(爆)しかし中島君は3球で空振り三振に仕留めました。
続いては代打で打田君が登場。ここでのキャプテンの登場ってのは、チームのボルテージ上がりますよね。大体こういう時に主将に打席が回ってくるとか、代打で起用されるって場面では何かが起こるんですよね。
その打田君はスクイズを敢行。
しかしかなりキャッチャー寄りすぎる打球になってしまいまして、キャッチャーはすぐさま捕球。三塁ランナーはもう突っ込んできていたので、ホームでタッチアウト。打球は勿論フェアなんですが、バッターの判断が遅れたのか一塁へ走り出すのが遅く、キャッチャーは一塁に送球してゲッツー成立。あれはバットに当てた直後に走っても間に合わなかったと思うけど、でも……こんなことってある?こんな決着、こんな幕切れは予想してなかったな…昨日といい今日といい、なんて死闘なんだ…
というわけで、6‐5で武蔵大がシーソーゲームを制しました。
予測不能すぎるよこんな試合!
<本日の投手リレー>
日本体育大学:八田(5回・2/3)‐矢澤(2回・1/3)
武蔵大学:松崎(5回)‐小林匠(1回)‐田中啓(3回)
あ、8回に勝ち越したから、この試合は田中君に勝ち星がつくのか。ハラハラするところはありましたが、よく頑張ったと思いますよ。
で、試合の終盤ぐらいから若干の小雨が降ってきたんですが、試合が終わってすぐぐらいから雨が強くなってきたため、BladeCatcherはこれにて退散。雨の中試合を観るのがしんどいお年頃になってきたのもそうなんだけど、今日の試合の余韻に浸ったまま1日を終わりたかったので…
第2試合は開催されたようですが、無効試合になってましたね。神奈川は昼ぐらいから結構強い雨が降っていたようなので、しょうがないですね。にしても、今年の首都は随分雨に降られるような…
兎にも角にも、武蔵大は大きな山場を越えたな。
残りの試合の山もかなり険しいと思いますが、頑張りましょう。
- チャンテ
ブラバンがスタンドに帰ってきたのは嬉しいのですが、応援の中には声出しありきなものもあるじゃないですか。そういうのも演奏してくれるんだけど……声出したいなぁって思っちゃいますね。だってさぁ、ワッショイってやるの楽しいんだもん、しょうがないね。
そして太鼓onlyな武蔵大は、すぐさま日体大のチャンテをパk…………オマージュして太鼓で演奏してましたね。昔からあんまりスタンス変わってなくてなんか安心しました。すき。
しかもそのオマージュが、あの3回裏の武蔵大の反撃を呼んだような気がしてならない展開もありましたので、捨て置けないネタでした。
- 良いプレーに敵味方もなし
日体大は本日接戦を落とした感じになりましたが、それでも特に守備面がすごかったですね。ファインプレーの連発って感じ。若干サードが災難気味だったような気はするけど…
特に印象に残ったのは、まず2回裏の松浦君のショートゴロから始まるゲッツーだな。これは村上君のショートゴロで、当たり自体は逆シングルで捕球する感じの難しい当たりだったのですが、逆シングルで捕ってから二塁に送球するまでが尋常じゃなく速かった。あんな速い動きできる人プロの選手でも見たことない。その直前にもゲッツーコースのプレーがあったんですが、あれは多分ショートだったと思うんですが、ちょっと送球が高めに浮いてしまって、一塁手の足がベースから離れてしまって、一塁はセーフになったって場面があったんですね。そのリベンジという感じで、この分を取り返そうというあれがあったのかもしれませんね。
もう一つは、4回裏の片山君が放ったセンターフライだったかな?これはどう見てもセンターの頭上を越える長打コースの当たりだろって感じの打球だったのですが、センターの本間君が後ろ向きなままダイブして、見事に好捕しました。このプレーには日体大側もそうですが、武蔵大側のスタンドからも拍手が沸き起こってましたね。普通にすごいプレーでしたもん。首都の中継でこのプレーだけの切り抜き動画でもYoutubeに上げてくれないかなー(チラッチラッ
良いプレーには敵味方関係なく率直に「すごい」と思うのと、そのプレーを称えることは大事ですね。スポーツマンシップですよ。
- ヒロイン
首都公式のYoutubeチャンネルでは、試合後のヒーローインタビュー的な動画がうpされます。
今見たら4/30分のヒロインがうpされていましたが、武蔵大からは中島君が答えてました。1:11ぐらいからですね。
www.youtube.com
中島君はこの2試合打点はあげてないけど、2試合で4個もフォアボールを選んでたんですね。ヒットも2本打ってるし、中島君の出塁は大体得点に絡んでるし、陰の立役者ですね。手段はどうあれ繋がる打線はやはり強いですね。
- 何だこのレポ!?
URLとか貼ってるせいもあるけど、約7500字もあるよ(白目)
ド長文を読んでいただき、ありがとうございます……このレポで少しでも首都の面白さが伝われば幸いです。