ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

率直に「こいつやべえわw」と思ったので

この写真要る?と正直思ったけど(どういう気持ちで撮ったんだろうね、エビデンス的な?)
www.sankei.com
この記事を書いた記者さんは、普段スポーツ関連の記事はあまり書いていらっしゃらないみたいですが、門外漢じゃなくてもそれなりの常識を持っていれば同じことを思うんじゃないかな。

1千人近い生徒を長時間、グランドに立たせたら、熱中症で倒れる者もでるだろう。健康管理体制はどうなっているのだろうか。朝日新聞社仙台総局の幹部に尋ねると、県高野連の松本嘉次理事長を紹介してくれた。
「体調管理は個人。こちらの管理じゃない。倒れない子もいる。高野連の対応とすれば、ベンチで冷やしたタオルを用意し、それぞれに先生を配置し、倒れたら、すぐに対応している。熱中症対策は行っている」
--熱中症で倒れることのない環境が必要なのでは
「倒れないようにするといっても、われわれが分かるわけないじゃないですか。誰が倒れる、倒れないって分かりますか」
--いや、炎天下で生徒を長時間立たせること自体を回避した方がいいのでは
「それはもちろんだが、開会式は例年よりも熱中症対策として40分短縮した。だから、選手は1人も倒れていない。(倒れたのは)プラカードを持つマネジャーだけだ」
選手1人が体調不良を訴えた件はタイムラグがあったようで、取材当時は松本氏に報告があがっていなかった。

記事によると、開会式は45分かかったらしい。
高校野球は知らないけど、私が観に行くアマチュアの試合では、暑い日だと攻守交替の間に「こまめな水分補給をして熱中症を防ぎましょう」的なアナウンスが流れます。
私の体感ですが、大体野球の攻撃は10分~15分ぐらいかかります。30分とかかかる時もありますが、これは一方的な攻撃を食らって5失点ぐらいした時とか、フォアボール出しまくりランナー出しまくりのgdgdな試合展開の時であって、よっぽどです。
つまり、普通の試合では10分~15分に1回ぐらいの頻度で水分補給しようねって注意喚起が流れるレベルなのに、その3倍ぐらいの時間水分補給させず耐えろというのは、どう考えてもズレてるわけですわ。野球選手だから熱に強いなんてのもあるわけないでしょ、同じ人間の肉体なんだから。私は大の大人の審判さんですら、熱中症で交代した場面に遭遇したこともあるよ。ちなみに審判さんはイニングの間にちゃんと水分補給してるよ。それでもなる時があるんだよ。
で、体調管理は個人でやるもんだと言いつつ、その体調管理の一つである、こまめな水分補給を開会式の場で制限してるわけでしょ。これが飲み物持ち込みOKだったならまだしも、こんな人の言うことなんだからきっとNGだろう。
あとさらっと言ってるけど「別に倒れたのマネージャーだしいいよね」みたいな考えもやべえわ。
いやー、ほんとやべえ。このオッサンまじでやべえわ。なんかもっとこう、客観的な感想を書かないといけないと分かってるんだけど、率直にこういう感想しか出てこないわ。
もしもこのオッサンが何かの体調不良でぶっ倒れたら「体調管理は個人。こちらの管理じゃない」と言ってやりたいね。


それにしても、こういうオッサンの世代ってリスクマネジメントの概念が欠落しているというか、「もしものために備える」みたいな考えがないの何でなんだろうね。こうすれば防げるとか、リスクを軽減できるとか机上でも見えるのに実行しようとしない。アレ何なんだろうね。で、実際懸念していた事態が起こると慌てて事後対処に走ってgdgdする。ホント何なんだろうね。
と仕事でムカついたことをふと思い出しました。それと一緒や。


それにしても、

松本氏に取材する直前、倒れた女子マネジャーらのもとに救急隊員が到着し、しびれの有無や年齢などを確認していた。ショックのためか、マネジャーは涙ぐみながら答えている。目元をハンカチで拭きながら隊員と会場を後にした。

これ本当に可哀想だわ。体調崩すのなんて、よっぽどのことじゃなければしょうがないことで、自分を責める必要ないのに。
このマネージャーさんの心のケアもしてほしい。私だって45分何も飲まずに太陽の下にいたらぶっ倒れる自信あるわ。