ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

読んだので一応感想

JR東日本野球部OBのプロ野球選手の情報とか、元選手のインタビューもあるっちゃあるけど、肝はそこじゃない。選手に大分フォーカスを当てた内容ではない。
本当に「JR東日本野球部そのもの」を愛する人向け。会社の話もそうだし、柏グラウンドや寮の管理人さんのインタビューを載せるのはさすがにマニアックすぎると思います。いや、かなりほっこりする話だと思うんですが……ある程度JR東日本野球部のことを知っていると、この書籍のエピソードの端々を読んで、心温まる気持ちになれると思います。
最近JR東日本のことあんまり見てないし、柏グラウンドにも長らく行ってないけど、こういうエピソードを読んで、結構頻繁に通っていた時代があったことを思い出すと、一時的にもすごい好きだった時代があったんだな、と思いました。JR東日本は色んなチームとしょっちゅう試合するから、オープン戦の開催頻度が高めというのも、よく足を運んだ理由だと思います。基本、ビジターチーム目当てで見ているので…
あと、堀井さんと濱岡さんのインタビューもいいですね。普段見ていると分かりにくいけど、監督とコーチが良い関係にあったんだなぁと感じるとほっこりしますね。


選手個人の話があまりないので、こういう本を「つまらない」と感じる人もいるかもしれないけど、こういう本の主役って、JR東日本の選手じゃないから。JR東日本野球部だから。
選手も、応援団も、会社の人たちも、そのJR東日本野球部を構成する要素として皆等しくスポットライトが当たっているような、そういう本です。


とはいえ、2011年の優勝メンバーの話を読んだら、懐かしいやら胸が熱くなるやらでしたね。
読んでいて思い出したけど、そうだったね。あの大会の決勝で、今トレードやらで話題になっている、あの石岡君がランナーでさ、松本さんのセンターオーバーな当たり(だったと思う)で激走して、ホームインしてサヨナラ勝ちをしたんだっけ。
試合自体は見ていなかったけど、翌年のPV*1で死ぬほど見たから、それで覚えている。

*1:試合前に前年度大会の総集編の映像が流れたりしてたじゃないですか。あれを私は個人的に都市対抗PVと呼んでいるのです。