ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

プライドも壁もぶっ壊せ


相変わらずの3.19現地民だったわけですが、会場の空気感は結構好意的だったと思います。好意的な声が、「物理的に」大きかったです。
そう、プロレスファンという生き物は思想とかイデオロギーとか、そういうのが非常にめんどくさい。ファンってだけで、プライドだけは無駄に一丁前な生き物である。まぁ、これってプロレスというジャンルに限った話ではない気がするが。


かつて、ダムズの殿はこう言っていた。皆の野望を叶えるのが、殿の野望だと。
bladecatcher.hatenadiary.jp
デスペの、葛西とダムズのリングで戦いたいという願いは、野望と同じでしょ。
この「皆」の中に、デスペレベルの大物を想定していたのかはアレですが、そう考えるとデスペの野望は叶えられるべきだと思う。しかも、デスペは「ダムズのリングで」叶えられることを望んでくれた。
野望の持ち主がドインディーの若手だったとしても、各人の野望を叶えられる自由さがあるのがダムズじゃないか。ダムズのリングは、いつもあんだけ懐がデカいのに、ファンが最初から狭量になってはいかんと思うのですよ。


だいたい、ダムズのファンがデスペに好意的だったのは、デスマッチへのリスペクトを、何度も体を張って主張してきたからではないか。
私はデスペのデスマッチを直で見たことがないので、適当な発言をしているかもしれないけど、これがデスマッチを1度も体感・体現したこともなく、口だけの主張だったら、デスペが想像している通り反発必至だったかもわからん。
でもデスペは、あの天下の新日本プロレスさんのところのチャンピオンが、蛍光灯やガラスボードを喰らっているんだ。そこまで体を張ったのに、新日本プロレスさんのところのチャンピオンの試合なのに、先日のバーブ興行のことは、天下の東スポさんは記事にもしてくれなかった。まぁ、だろうなとは思ってますが(爆)
ちなみにバーブ興行は、いつもの如く橋本氏がこちらで記事にしてくれてはいる。
thedigestweb.com
このダムズ参戦の情報も、東スポは記事にしていないようだった。
デスペが足を踏み入れているのは、大衆メディアも記事にするのを憚るアングラなんだ。これを変なプライドとかでハナから突っぱねるのは、勿体ないじゃん。何十年前だったら有り得なかった超常現象なんだぜ。
「なんか面白そうだから見てみようぜ」もう、それだけでいいんじゃないですかね。
万が一、だけど―――面白くなかったら、二度と来るな、そうファンとして回答を示せばよい。ただそれだけ。これだけ受け入れられているデスペに限って、そうなることはないと思うけどね。「タッグで戦う」と言っている辺り、まだまだ野望の続きがありそうな気もするし。


これだけ喋りましたが、BladeCatcherというプロレスファンすらめんどくさいことがよくわかったと思います。
私は変なプライドとか、イデオロギー的なものを持ってるつもりはないんだが、そうだなぁ……血まみれで狂乱している男子と、ボコボコにされたり諸々の屈辱を受けたりするイケメンさえ見れればいいよ。あ、これイデオロギーじゃなくてただの性癖ですね(爆)