ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

鮮明に覚えているもの

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導かれるように思い出の地からスタートを切った。徳島、宮崎キャンプを経て、指揮官としての初陣となった先月30日の社会人・大学野球対抗戦は、石巻市民球場で行われた。館山監督が“現役”として最後のマウンドに立った深い思い入れのある球場で、プロ野球選手から社会人野球監督となって帰ってきた。
「現役時代、最後の試合は5回途中だったんですけど、『セカンドベースに当たって、内野安打で最後のバッターが終わったな』なんてすごく懐かしい気持ちになりました。6年たって、今度は社会人野球の監督としてここからスタートできたのはすごく感慨深いですし、引退してからも東北にゆかりを感じていました。東北に関係する選手も多いですから、いろんな方に知ってもらいたいと思います」

Wikipediaの館山のページを読んだんだけど、石巻に関する記述が全くないんだよね。
でも調べたところ、2019年に石巻でヤクルト二軍の試合があって、そこで確かに館山は登板しているみたいです。最後が内野安打だったのかは、このデータからは読み取れないけど、5回途中で降板しているというのも、館山の話と完全に一致している。
npb.jp
「引退を決断する前の」最後の試合って意味だと、確かにこの試合になるな。
にしても、この試合に出場している面々……6年という月日を「たった6年」と見るか「6年も」と見るかは人によると思うけど、ほぼ現役を退いているのではないですかね……今も現役なのは、高梨君ぐらいか?

「もともと少ない人数でやることは決まっていましたし、投手も全員が投げられる状態にあるわけではありません。ただ、今の選手は大学時代にほとんど出場がなかったり、そういう選手が多い中で、試合に出るだけで相当な勉強になっていると思います。あとはプロを目指していたけど指名がかからなかったとか、他の社会人チームのセレクションに落ちてしまったとか、そんな思いの選手ばかりなので、とにかく試合をできる喜びをかみしめていると思います」

このコメント、いいなぁ。個人的に、館山の言葉について心当たりがある選手がチームにいるというのもあるけど、これが社会人野球のいいところだよな。
これまで日の当たる場所にいなかったとしても、ここで大きな可能性を掴むことができる。そして、実際に飛躍していった選手もいる。
そう考えると、サラリーマンワイとしては、ある意味親近感を持ちやすい存在であるのに、その親近感を持ちやすい存在が、なんちゃらドリームを掴める社会人野球とは、改めて良い感じに言語化し難い魅力のある世界だよな、と。