ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

6/11 第74回全日本大学野球選手権大会in東京ドーム

この日は雨で神宮側は全て中止。そりゃあ、あの雨では厳しかろう……夕方(私が東京ドームを出た頃)ぐらいにはほぼ止んでいたとはいえ。
もっとも、私としては元から東京ドームを観戦する予定でありましたので、特に問題はなかったです。昨日みたいに1試合ぐらい第4試合として東京ドームにスライドしてこないかなぁと思いましたが、さすがに2日連続はなかったか…

出場校一覧を見て、城西国際大の名前を発見した瞬間、観に行かなければ、という使命感に駆られました。
理由ですか?そりゃあ、こんな試合を昨年見ているからですよ。
bladecatcher.hatenadiary.jp
ハマスタで待っているつもりだったが、ハマスタをすっ飛ばして神宮にやってくるとは予想外だった。そうとなったら、行くしかないよね。今回の試合会場は東京ドームだけど。
で、試合ははっきり言ってしまいますが、城西国際大の惨敗です。
相手は私がよく知る相手とはいえ、東海大は「え、こんなに強かったの…」というのが率直な感想です。いやうん確かに、何だかんだで強いってチームだと思うけどさ、全国大会でここまで力を発揮できるものなのか、と。
そういえばこの時の因縁(?)の相手の神奈川大もコールド負けを喰らっていましたが。


で、試合ですが、東海大の先発・田近君の名前を見た時は真剣に「誰…?」と思いました。本気で名前を見たことがなかったのです。


春はほとんど速報でしか追っていなかったとはいえ、リーグ戦で一度も登板していなかったはずだし、ベンチ入りメンバーで名前を見かけた覚えもない。
パンフによると、直近で選手の入れ替えが発生して、それで選手登録された一人が田近君のようです。ちなみに同じく登録された選手に沼井君がいます。沼井君はリーグ戦でも投げているし、わからんでもないが、田近君は本当に予想外。
さらに田近君は1年生で、色々調べましたが、これがガチの大学生になっての初登板である模様。相手どころか自軍ファンの予想をも裏切るレベルの奇襲だったのではなかろうか。
で、田近君のピッチングは、数字の感じから、びっくりするような球は特にない。こんな大舞台で、コントロールに気をつけつつとにかく一生懸命頑張って投げてるって感じだったな。それに城西国際大の打線がほとんど合ってなかったのが幸いだったと思います。これは、数字ではよくわからんところで柳ぱいせんがいいところを引き出してくれたからだと思っていますよ俺は。説明つかんところはキャッチャーのおかげということにしておけばそれっぽくなると思っている。
4回表に藤本君にソロムランを打たれたり、振り逃げとかで満塁にして降板してしまったけど、それは今後の課題ということで。後は庄田君がちゃんと抑えてくれました。
打線ですが、この打順だと三~六ぐらいを気をつけておけばいいよ、と思っていましたが、兼松君がホームランを打つとは予想外だった。伏兵ですな。



もっとも、その前に柳君・笹田君に連打を喰らったりしていたので、これはよろしくない流れだなぁとは思いましたが。
にしても、笹田君はよう打ってた。ドヤ顔もよかった。



最近の東海大は、長打力はそこまでないと思っていて、ランナーを出しても粘り強く1人1人抑えていけばワンチャン、と思っていたのです。ただ、東海大の面々はいつもプレッシャーに非常に強く、相手にプレッシャーを与えられますからね…何故か。
勿論、若山君もチェックしましたよ。この試合が若山君が締めたからね、当然ね。


この2枚目の若山君の表情良いなぁ、と。
あ、城西国際大のことを何も書かずに終わるのはアレだな…
昨年の横浜市長杯では何故か応援部隊が居ませんでしたが、さすがに今回はれっきとした全国大会の舞台とあって、ちゃんといました。城西国際大には鹿野君という選手がいてるのですが、彼の打席での「しかのこのこのこ(ry」がやけに気合入った感じでやっていたのが印象に残りました。やりたかったんだな、と思いました(爆)
あとそう、西村君の登板を見れました。

2イニングを無失点で抑えていました。
これを見て何となく、私の中の心残りが少しばかり薄まったような気がしたのでした。

大阪〇〇大学ってよく見るけど、個人的に2度以上見たことある大阪〇〇大学ってない気がします……西のほうの大学はなかなか興味が向かなくてなぁ。見ると面白くて印象に残るチームばかりなんだけどね。
ただ、大阪産業大学は21年ぶりの出場ということで、そりゃあ覚えのない名前だわ、という感じです。ちなみに、大阪産業大学の所属する連盟は阪神大学野球連盟で、ここの枠でよく出ているのは天理大学大阪体育大学だと分かり、道理でなかなか見ない名前だと理解しました。
対する福井工業大学は、よく全国大会に出場しているらしいのは見るけど、実際に見るのは初めてなタイプ。元カープ*1町田が監督をしているチームですな。パンフ見て初めて知ったけど、同じく元カープの澤崎がコーチでいるんだ。


試合は、スコア的には野口君の3ランの得点が決勝点となった感じ。



その前に、山田君が顔か頭部ら辺にデッドボールを喰らっていたんだけど、治療を経てそのままランナーになったんですよね。
そう見えただけで、顔や頭には当たってなかったのかな?と思って調べたら、やっぱり当たってたみたい。
www.daily.co.jp
頭部死球は臨時代走が出るはずなんだけど、全日本ではそういうルール的なものはないのかな。それか、頭じゃなくて顔だから対象外、なんだろうか。そんなわけないよなぁ。本人曰く軽傷っぽいけども。本当に顔や頭部は怖いから、軽傷かもしれないけど、大事を取ってほしい。誰もそれで責めたりなんてしないから。今は大丈夫でも、後から来ることもあるし。
何にしても得点的には福井工大が勝ってたんだけど、試合の全体的な流れは、大阪産業大学のほうがイケイケ感はあったかな。
大阪産業大の先発・高橋君は3ランの被弾はしたものの、3回から7回まではヒットを1本も許してなかったんですよね。失点以降、結構流れを立て直すピッチングをしていたように思います。

一方、福井工大ですが、結構ランナー出しがち。フォアボールも多めだったかなぁ。しかしいいタイミングでピッチャー交代し、肝心なバッターを抑えて凌ぐって感じでした。
なので、大阪産業大がいつ反撃してもおかしくないかなと思っていましたが、福井工大の4番手。向嶋君の登板からちょっと流れが変わった感じがしたな。2イニングを投げてヒット1本を打たれただけだったんだけど、大阪産業大の流れを止めたような気がしました。
向嶋君は140km後半をポンポン投げたりしていたのもあり、此処にもなかなかええピッチャーがいるんだなぁ、と記憶に刻んで家に帰ってですね、レポを書くためにスポーツ紙の記事を色々見ていたらこれを見つけましてですね。
www.sponichi.co.jp
なんと、ハギーパターンの投手であったか。媒体によっては二刀流と書かれていたので、純粋な野手からの転向とは違うのかもしれないが。
などとつらつら書いてきましたが、正直福井工大で最も強烈に印象に残ったのは、細川君の打席で演奏された『パワフルセイノー』ですね。あの疾走感のある出だし、間違いないと思うのですが……あれを本家の西濃運輸以外で演奏されているのを初めて聴きました。
福井工大ブラバンはいいっすな。打楽器の圧がかなり強く感じたのは、ドームだからだろうか。次、神宮での試合になったら、また観に行こうかな(と、11日の夜には書いていました)
ちなみに試合後、監督やヒーローとなった選手のインタビューが行われていましたが、

前列にいた私の位置から全く声が聞こえなかったので、完全にテレビ用のものと思われます。都市対抗の試合後みたいなインタビューとは違うよ。

1回戦で神奈川大を圧倒した近大ですが、そんなチームとは思えないぐらい、中京大に歯が立っていなかったように見えました。
これはね、中京大のピッチャーが強すぎたんです。なのでしょうがないというか……
パンフを見る限り、中京大の投手の柱は4年生の髙木君と2年生の伊藤君とお見受けしました。で、伊藤君は1回戦の久留米工業大戦で登板済み。
じゃあこの試合は髙木君………ではなく、大矢君が先発しました。後で見た情報によると、髙木君は怪我をしていたらしい。でもベンチ入りしていたのは、エースというよりか主将として、ではないかな。

大矢君は4年生の投手で、今季は4試合・4イニングちょいを投げた模様。防御率0.00なので、セットアッパーとか抑えとかそういう役割の投手なのかな、と思いました。
その内容は「貴方本当に今季4イニングちょっとしか投げてないの?」って疑いたくなるほど、素晴らしいもの。先発は過去にもやったことはあるみたいですが……無四球だし被安打は散発2、三塁は踏ませてないし、7回を投げ切って86球ぐらい。先発として十二分に仕事を果たしたのではないでしょうか。

そして4年生と聞いたからには、この先も見たい、と声を大にして言う。
一方、近大の有方君はバッテリーミスとかエラーとかで本来の調子を掴めないまま降板しちゃったのかなぁと。それ以降のピッチャーも失点を重ねちゃったし、大矢君のピッチングが良すぎて、打線も助けてあげられず全然流れを持ってこれなかった感じがしました。
で、大矢君が降板してラッキー、と思いきや、2番手の磯部君も右の速球派。



非常に良い感じの写真が撮れた。良い感じの写真が撮れた選手は、結構名前を覚える。磯部君は現在2年生か。この先も見ていきたいな。
3番手の沢田君は左だけど、143kmぐらい出る。そういえば昨年私の心を奪った安藤君も150kmとか出してたっけな。中京大は速球の暴力で攻めてくるタイプの大学だったのか、知らなかった…
ところで中京大には、元中日の平松一宏がコーチとしていてるみたいなんですよね。その辺も関係していたりするんだろうか。山内壮馬といい、愛知界隈の大学野球で(特に投手の)中日OBがコーチとして加わるって、結構重要な要素だったりするんだろうか。
福井工大の澤崎もそうだけど、正直現役時代の成績はそんなに………かもしれないけど、指導がハマるとか、そういうのがあるのかな。そういえば大会後に澤崎の記事が出とったわ。
ってな感じでコーチの個別の記事は時々見かけるけど、「元プロの監督、コーチ」っていうでっかい括りでの特集記事、誰か書いてくれないかなぁ。もう、元プロの監督とかコーチとか、アマチュアの世界では割と普通の存在になってるでしょ。


あっ、ピッチャーのことしか書いてないな。野手の話もしよう。良い感じの写真も撮れたし。
中京大はこの試合ではコンスタントに追加点を挙げて、なかなかいい攻撃ができていたのではないかと思います。なんかビット立ってるスコアだなと思ったの職業病です。10101011=171
これは5回にタイムリスリーベースを放った秋山君。



なんかドラフト絡みで注目されてる選手らしい。
そしてこちらは、8回にダメ押しタイムリスリーベースを放った金澤君。




ああ、この4枚目の写真は、スタンドのコールを受けて、帽子脱いで一礼するんだなと思ってシャッターを切ったところ、ただ汗を拭っただけでしたというただそれだけのシーンなのですが、なんかいい感じだったのでうpしました(爆)
ちゃんとスタンドにぺこりしているのはこちら。

という試合だったので、中京大は攻守ともに高水準でバランスの取れた大変よいチーム、これは優勝あるで、と思っていました。
そう簡単に行かないのが、トーナメントの難しいところやね。

*1:個人的にはもう、元三菱重工広島って感じだなぁ。