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本記事では、決勝の感想を取り留めなくつらつらと書いています。
- スタンドについて:東北福祉大
まず東北福祉大スタンド。チアと、少人数だと思いますが、ブラバンもいたようです。
で、なんとですね、試合前と試合後に東北福祉大のブラバンは校歌と思われる曲を演奏していました。数年前に東北福祉大の試合を観に行った時は、ブラバンがいなかったからかもしれませんが(確か)、試合前と7回に当時の監督の応援歌を歌っていたので、少々驚きました。
が、スタンドの学生はメガホンをかざしたりするぐらいで、全く歌っていませんでした。いや歌ってたかもしれないけど、少なくとも反対側のスタンドにいた私には聞こえませんでした。おかしいね、大学生で校歌を歌うってなったら、爆音の野太い歌声が神宮の空に響くはずだよね(上武大を思い浮かべながら)
えー、東北福祉大の卒業生である私が推測するに、彼ら、校歌の歌詞を覚えていないのではないかと思います。私も校歌の歌詞、わからないもん。一言一句思い出せない。ブラバンの前奏を聞いても「あーこんな感じの出だしだったような気がする」ぐらいしか思い出せませんでした。小学校の校歌は2番まで歌えるのにな(謎記憶力)
私、本格的に大学野球を見るようになって、ずっと疑問に思っていたのです。
世の大学生は、皆一体どこで校歌を覚えるの?どういう機会に校歌を歌うの?と。都の西北とかおお明治とかむらさき匂うとか日常的なフレーズなの?と。
ちなみに、文化系サークルで4年間過ごしたBladeCatcherにとって、校歌を聞く機会は入学式しかありませんでした。卒業式は覚えていない(爆)その程度のレベルです。
今はどうかわかりませんが、私が入学した際は、校歌のCDが配られました。一度も開封しませんでした。あと、宮城県民ならおなじみ宗さんことさとう宗幸が入学式で校歌を歌ってくれましたが、美声だったということしか覚えていません。正直これも、記憶が怪しいです。ムネさんが何かを歌ってくれていたのは間違いないのですが。
このような個人的な経験から、東北福祉大生にとって校歌なんて馴染みのないものと思っていました。クソデカ主語で発言して恐縮ですが、(全く強制ではないけど)このような大会で校歌を歌う機会があるはずの野球部員すら歌えないのでは、やっぱり東北福祉大にとって校歌の存在感って激薄なのではないかと思います。
なので、ブラスバンドの演奏に合わせてメガホンを振りつつ無言な東北福祉大スタンドは、そういう事情なのではと思いつつも、なかなかシュールでした。
あ、もしBladeCatcherの話に反論のある東北福祉大関係者が居てましたら、コメントにてご連絡いただけると幸いです。少なくともウン十年前では、野球部と全く関係ないフツーの学生として生活して、その生活の中に校歌が全く存在していなかったのは間違いないので。
- スタンドについて:福井工大
11日の東京ドームで聴いた音圧の正体を知るべく、応援席がよく見える場所に陣取りました。
福井工大はブラバンのメンバー数がかなり多い!関東の助っ人もいるのかもしれないけど、地方の大学であれだけの規模のブラバン隊が来てくれるのか、と驚きました。
11日の東京ドームで聴いた時は、打楽器の圧が強いと思いましたが、打楽器部隊もバッチリ。えーと……すみません、楽器に詳しくないのでかなり雑な発言をしてしまいますが、色んな太鼓の打楽器部隊がいました(小学生レベルの表現力)
あと、シンバル担当が2人いたようで、これも打楽器の圧の強さのポイントかなと思いました。社会人含め、他の応援となんか違うぞと感じたのは、シンバルの存在感もあるのかなぁ。
これだけの人数・楽器が揃ったブラバンは勿論迫力がある。心を射抜かれたのは『パワフルセイノー』だけど、『パイレーツオブカリビアン』がめちゃかっこいいです。
そう、今日も『パワフルセイノー』を堪能しようと思ったんですがね。パワフルセイノー担当の細川君がことごとく初球で凡退してしまうため、前奏を少々しか聞けませんでした。だから私、大学や社会人の試合を見ているとよく思うんですよ。初球で凡退するなと。同じ凡退なら三球三振のほうがいいです。3球かかるから(爆)
さらに福井工大は『輝彦』も演奏することが判明。本家よりもやや速め。さらに得点の際には『檄!帝国華撃団』が演奏される。
普通に素晴らしいブラバンに加え、社会人野球ヲタに刺さる選曲がたまらんかったです。あと15年ぐらい早く知りたかった(爆)
- 試合前
東北福祉大側。

福井工大側。

私の位置から、うまく1枚に収めることができなかったのですが、この写真の位置から見てもう少し左側ら辺に部員たちが陣取っていました。あれだね、スタンドがグラウンドレベルに近いところでよくある、「皆で」円陣を組んで気合を入れるって感じのシーンです。
- 試合について
投打共に東北福祉大が圧倒した。一言で言うならそんな感じです。
確かに1回裏、福井工大は先頭の渡部君がヒット+エラーでノーアウト二塁という大チャンスがありました。
しかし池邉君のピッチャー前に転がったバントを櫻井君が素晴らしいフィールディングで処理し、三塁フォースアウト、佐藤君見逃し三振、髙松君ヒットでランナー一二塁となるものの、伊藤君も見逃し三振。この2つの見逃し三振。最後の1球がとても手が出ねぇ…!って感じの内容だったのはさることながら、3アウトを取って帰る時、櫻井君は東北福祉大スタンドに向けて手を振るような仕草を見せていて「結構余裕があるな」という感じがありました。余裕があったからこそ、2回以降はしっかり立ち直れたのではないでしょうか。

一方で福井工大の先発・藤川君は立ち直るきっかけがなかなか掴めず、とにかく打たれるんですよねぇ。フォアボールはなかったので、コントロールがイマイチだったとか、そういうアレではないと思います。
先制はゲッツーの間の1点で、これはまぁしょうがないというか、許容すべき失点だと思いますが、3回表の高岡君・佐藤君の連打からのタイムリーエラーは……今大会、ミスをした方が負けというのは他の試合を見てもよくわかると思いますが、ミスっていうか、東北福祉大打線が打ち込んだ結果与えたプレッシャーがミスを誘発した、という感じがしました。
そういえば、本日東北福祉大の四番スタメンの冨田君、スタンドからアニキと呼ばれていました。初回にランナー一三塁のチャンスで回ってきた時は「アニキー♡打ってー♡」という、黄色く野太い声援が飛んでおりました。結果は空振り三振でしたが。尚、アニキの由来は不明です。
東北福祉大は3回に3点、4回に2点と追加点を奪い、前半戦にして6‐0と、福井工大を突き放します。


あ、そうだ。4回表の2点の内容について話をしたい。
この回は先頭の辻村君がフォアボールで出塁。二盗と、髙岡君のバントで1アウト三塁。佐藤君の当たりはライト前へ。右翼手はダイビングキャッチを試みるも、打球は無情にグローブをすり抜け、その後ろへ転々とする。その間にランナーは勿論生還し、打った佐藤君は三塁に到達するタイムリースリーベースとなったのです。
そして冨田君の打席での4球目、福井工大の2番手・永田君の球をキャッチャーが自身のやや斜め前、一塁方向へ弾く。この時三塁ランナーは本塁に向けてスタートを切っており、そこまで大きく弾いていなかったのもあって、キャッチャーはすぐに球に追いつく。私はこれは、ランナーが飛び出してしまったプレーだと思いました。当然キャッチャーは送球し、ピッチャーが本塁カバーに入るも、ピッチャーは捕球できず、ランナーは生還。
一球速報のスコアを見たら、暴投扱いになってる……思いっきり後ろに逸らしたわけではないし、この4球目の時、三塁ランナーはかなり大きくリードを取っているように見えましたので、もしかしたら、あわよくばでホームスチールを狙っていたんじゃないかと思ったんです。いや実際どうなのか知らんけどね。でも、ここのスコアは本盗ってした方がかっこいいと思う(超主観)
ただ、このようなプレーを成功させたのもあり、点も流れも大分東北福祉大でした。
この後、福井工大は永田君から向嶋君へ交代。
ちょっとピンチもありましたが、やはり向嶋君は安定して抑えており、私が見た大阪産業大戦のように流れのポイントになりそう、と思いました。
6回表、向嶋君は尚も続投し、東北福祉大を三凡に抑えます。これが、この試合で始めて福井工大が三凡に抑えたイニングとなりました。
するとその裏、福井工大は先頭の山川君がヒットで出塁、渡部君は進塁打。ランナー二塁となったところで迎えた池邉君はライトへツーベースを放ち、これでランナーが生還。福井工大が1点を返します。


向嶋君のピッチングが、流れを変えたかな、と思いました。
が、東北福祉大は松本君・途中からDHに入っている小島君と2本のソロムランで向嶋君を攻める。向嶋君はフォアボールを出さないし、連打を許さない。だったらホームランを打てばいいじゃない的な攻撃に見えたのは私だけでしょうか。ちなみに、閉会式で聞いたエロい人の話によると、今大会では過去一の本数のホームランが出たらしいよ。33本って言ってた気がするけど、数えてない(雑)
というわけで、8回を終了して7点差というなかなか厳しい展開。さすがに決勝の試合とあって、7点差ではコールドにならない。っていうか決勝だからコールド自体ないよね、多分。
しかし同日のぷろやきうの試合で7点差をひっくり返して勝ったという試合があったらしいじゃないですか。だから、まだわからない。
だが現実は非情である。櫻井君は8回を終えた時点で95球ぐらい。9回のマウンドにも登板し、150kmを投げれる余力がまだまだある。打開できそう感が見出せず、傍から見ていても厳しすぎる。
2アウトランナーなし。ここで打席に立ったのは私にパワフルセイノーを聴かせてくれんかった細川君への代打。田丸君。
福井工大は1人1人に専用曲が割り振られているようで、打者が変わる都度演奏される曲も代わるって感じだったのですが、田丸君の打席では、得点時に演奏されるはずの『檄!帝国華撃団』が演奏される。所謂ヤケクソチャンテかと思いましたが、1ループで演奏が終わりました。しかし田丸君の打席はまだ終わっていない。
これ以降、福井工大スタンドはブラバンの演奏ではなく、スタンドの部員たちの声のみによる田丸コールで応援を続けていました。何かのリズムに乗るでもなく……何だろうな―――歌ったり演奏したりしている場合じゃない、もっと何か、力になることはできないか。そういう焦りと熱意が表れた応援のようにも思えました。スタンドの彼らは、その場で声を出すことぐらいしかできない。しかし、それしかできないなりの、最大限にやれることをやっていたというか。
その執念が実ってか、田丸君はフォアボールをもぎ取りました。普段、田丸君はどのようなプレーをする選手なのかはわからないけど、この田丸君の打席では間違いなく、応援の力が働いたと思います。
その後の代打・細川颯貴君は空振り三振に倒れましたが、得点には結びつきませんでしたが、最後に執念を見たような気がしました。
点差は大きい試合でしたが、それでも見ていて満足度が高かったのは、福井工大の選手が僅差の試合であるかのような集中力を見せてくれたからだと思います。
…とはいうものの、櫻井君はありゃあ打てんすわ(爆)
しかも昨日の青山学院大戦から連投だったのですね……それでいて、よく完投したと思いますよ。

青山学院大のほうが強いから、などと言うつもりはなく、準決勝という最大の山場を乗り切って、決勝まで来て、あとは楽しめばOK、みたいな感じで臨めたのもあるんじゃないかと思います。
最近は投手の分業制だったりとか言われるけど、それでも櫻井君が1人で投げ切った姿を見て「これは間違いなくエースだ」と感心しきりでした。うまく言えないけどさ、1人の投手がその試合を試合し、作り上げるって、単純にすごいのは勿論、芸術点が高いと思うんですよ。私はスポーツの試合をアートと考えたりもするんですが、そういう意味では完投というのは、美の要素の1つだと思うのです。
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この記事の写真を、私のいた位置から見ると、このような感じでした。

角度って大事ってはっきりわかんだね(爆)
というわけで、8‐1で東北福祉大が勝利し、全日本大学野球選手権大会優勝を決めました。




試合後は監督・主将・そしてこの試合のヒーローのインタビューがありました。
主将の仲宗根君は、第一声の「最高でーす!!」で全てを出し切ったんだな、という感じの喋りに思えました(爆)
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記事からは全く分からないと思うが、かなりボソボソ喋っていたので……この後の櫻井君が結構ハキハキ話す系の子だったので、尚更…
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櫻井君がヒロインの後、ベンチへ戻るのを皆が迎える感じになっていたのが、なんかよかった。

その後は個人表彰。最優秀選手賞に選ばれたのは、東北福祉大の佐藤君。櫻井君かと思ったけど、野手が獲るとは意外だった。でも、少なくとも数字的には文句なしな成績だったのではないかな。決勝でもインパクトのある活躍をしていたし。
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全勝同士で激突したリーグ戦最終週の仙台大との決戦。試合前の声出しで、小山凌暉内野手が呼びかけた。「プライド、ポジティブ、パッション。『3つのP』を大切にしましょう!」。以降、安打を放った打者は塁上で胸の「TOHOKU」を指でなぞって誇示し、指を3本立てるポーズを取ることが定着。団結は、より強固になった。

