ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

7/8 第96回都市対抗野球大会・西関東二次予選 東芝vs日産自動車【公式戦】

横浜花火大会、または2025年度個人的ベスト試合最有力候補。


スタメンはこちら。

<先攻・東芝
1(遊)山田
2(三)大庭
3(一)下山
4(二)齊藤
5(中)光本
6(捕)萩原
7(指)金井
8(右)太田
9(左)長沢
(投)松山
<後攻・日産自動車
1(中)宮川
2(左)朝岡
3(二)角田
4(右)石飛
5(一)鍛治園
6(三)宮原
7(捕)比嘉
8(指)山本
9(遊)梅澤
(投)島

  • 試合前

球場に到着したのは、17:50頃だったかな。試合開始直前ぐらい。まだ陽は出ていて、暑さがまだまだ残っていた時間帯。駅チカなハマスタなのに汗だくになってしまいましたが、それはさておき、日産のスタンドの感じをしっかり見たかったので、今回は敢えて東芝側に近い席に座りました。
で、その時点でのスタンドはこんな感じ。

試合開始前にして、ここまで席が埋まるというのはあまりないんじゃなかろうか。
あと、社会人野球の試合は、東京ドームでの本戦を除き、ほぼ全席自由席なのもあって、人との間隔を多い座る人が多いというか……なので、全体的に人が多くても、間隔がないレベルで人で埋まってギッチリ、みたいな光景は、あまり見かけない気がしています。
しかし見ての通り、日産側スタンドは試合開始前にしてギッチリなゾーンが発生しています。この試合は、ウインズ横浜の広告の辺りまでの席が解放されていたようですが、そのラインまでほぼしっかり埋まりました。最上段ら辺と、応援席の周囲以外はほぼ埋まっていたんじゃないかな。
確かに西関東二次予選は、どのチームでも多くのお客さんが来る。15年ぶりの復活とはいえ、日産も然り、ということなのかな。


では試合です。あ、今回はナイターなので、あんまり写真撮ってないです。
日産の先発は島君。和歌山大学のご出身で、左ピッチャーです。
しかしその立ち上がり、先頭の山田君にストフォアで出塁を許してしまいます。うーん、普段どういう感じの投手かは全く知らないけど、さすがにこのような舞台で、対東芝相手だとしょっぱなは硬くなっちゃうかな。
続く大庭君の打席で、この試合初めてのストライクをゲット。大きな拍手で湧く日産側スタンド。あたたかい。まだ打者2人目で、1個ストライクを取っただけなのだが…
で、大庭君もヒットで続き、一二塁。下山君はライトへ打ち上げ、これで二塁ランナーはタッチアップ。これはまぁよくあることだけど、なんか送球が変なところを転々としている間に、一塁ランナーも二塁に進んでいました。このプレーにはエラーがついた模様。
というわけで初回から1アウト二三塁の大ピンチになったわけですが、続く齊藤君・光本君と打ち取って、何とか無失点に切り抜けました。
しかし2回表、この回は1アウトから金井君にフォアボールで出塁すると、続く太田君は右中間ら辺に飛び込む2ランを放ち、東芝が先制します。


一方、東芝の先発は松山君。その立ち上がりは島君とは対照的で、サクッと三凡に抑えます。
松山君も気づいたらもう5年目の選手なので、さすがに島君とは経験の差が違うかなぁ、と思った矢先の2回裏。
松山君的には先制の2点を貰った直後のイニングとなりますが、2アウトまでサクッと抑えるも、宮原君にヒットで出塁を許すと、続く比嘉君はその初球をフルスイング。太田君が放った2ランと似たような感じでライトへ飛び、こちらもスタンドイン。というわけで、比嘉君の2ランで日産が同点に追い付きます。
この時の日産側スタンドは多くのお客さんが立ち上がって打球の行方を見守り、スタンドインすると大盛り上がり、サヨナラホームランでも打ったかのような湧き様でしたが、まだ2回です。


展開的に仕切り直しになりましたが、直後の3回表。
この回先頭の大庭君が三塁手ファンブルで出塁すると、下山君はフォアボール。齊藤君のセンターフライで二塁ランナーがタッチアップして、1アウトランナー一三塁。直後に二盗が決まってランナー二三塁。
ここで光本君がセンターへのヒットを放ち、ランナーが2人とも生還。東芝が再び試合の主導権を握ります。
さらに二盗と、萩原君の進塁打で、2アウトながらランナー三塁。ここで金井君がレフト前へのヒットを放ち、三塁ランナーが生還。東芝が5点目をゲットします。
ここで先発の島君は降板。このような試合で緊張したとかそういうのもあったと思いますが、正直「これが良さそう」みたいな点がちょっと見受けられず、今日の内容ではかなり厳しいと思いました。今回は野手の守備に足を引っ張られたところがあったとはいえ…
で、日産の二番手で登板したのは安藤君。昨年の全日本大学野球選手権大会で見かけた、その安藤君です。



なんか大学時代に比べてシュッとしたような……いや、わからん。日産ユニが着やせ系である可能性もある(意味不明)
にしても、こんな早いタイミングで安藤君を再び見ることになろうとは、心の準備が全くできていなかったのですが……しかも早速対峙するは、前の打席で2ランを放った太田君だし。
しかし安藤君はその太田君を凡打に抑えまして、東芝の攻撃を食い止めました。
さらに4回表、この回も安藤君は続投。
この回は先頭の長澤君がヒットで出塁すると、山田君はバント。ランナー二塁の場面で、大庭君の当たりはセンター前へのヒットになります。東芝の三塁コーチは、この時の中堅手が、打球に向かう動きを見た瞬間ぐらいの、かなり早いタイミングで腕を回し、ランナーは一気に本塁を狙い、余裕の生還。東芝が6点目をゲットします。
これさ、この時の中堅手の動きさ……上手く言語化できないのですが「この打球ではバックホームしないんだろうな」というのが何となくわかる、怠慢ではないと思うんだけど、早急さが全然ない動きをしてたんですよ。バックホームするかもしれないぞって感じの動きを見せていたら、あんな易々と6点目は入らなかったんじゃないかな、と思ったり。
それにしても、東芝の三塁コーチは実によく状況を見ている。観察眼も判断も素晴らしい。背番号71か……そういえば東芝のコーチって今誰がいるんだっけ?→選手名鑑確認→ふむふむ、松本こういちr………えっ…?(←コーチとか指導者のイメージを全く持ってなかったので驚愕している)


ってな感じで、東芝の攻撃は実に順調。やはり安定感がありますな。
試合は4回を終えた時点で6‐2で東芝がリード。
日産もネームバリュー的には古豪とはいえ、今そのチームを構成する選手は、茨城日産から移籍してきた石毛君を除き全員1年目、つまり新卒の子らだけ。で、石毛君も皆より先輩とはいえ2年目。何人かは大学時代を知っていて、良い選手だと思ってはいますが……相手の東芝はいつの時代も経験豊富な選手で構成されていることが多いので(他のチームに比べると、選手のサイクルが緩やかなイメージがあってな)、今回もやっぱ厳しいかなぁと、この時は思っていたのです。


5回裏、東芝は2番手ピッチャーとして笹森君を投入。
松山君は4回を投げきっての降板となりました。許した得点は2回裏に放たれた比嘉君の2ランだけでしたが、ちょっと4回は連打を喰らって、捉えられた感があったかな。東芝はもしこの試合勝ったとして、次の代表決定戦は7/14と日が空きますので、ピッチャーは早め早めで代えていった方がいいって判断かな。
で、笹森君は147kmとか出しつつ、順調に2アウトまで取っていきます。
しかし2アウトから、宮川君はセカンドゴロに打ち取ったはずが、二塁手がボールが手につかない感じのファンブルをして、出塁をします。
さらに朝岡君も内野安打で出塁。これは難しい当たりだったので仕方ないかな。そして続く角田君も内野安打で続く。なんかファンブルっぽいプレーだったけど、ヒットのランプがついてたな……記録はどうあれ、東芝としては、嫌な感じの出塁を連続で許してしまった感じがしました。
ってな感じであれよあれよという間に満塁となり、ここで迎えるは四番の石飛君。BladeCatcher的には、去年の全日本大学野球選手権大会でひたすら打ってたイメージしかなく、この場面で回ってくるのは嫌なバッターだなぁと思っていたのですが、その石飛君の一振りはライトへ飛んでいく。この打球も、太田君や比嘉君が放ったのによく似ている……と思ったら入っちゃった。本当にライトスタンドに入っちゃったよ……というわけで、石飛君の満塁ホームランで、日産が同点に追い付きました。そりゃあもう、日産側スタンドは総立ちでした。


スコアで見ると、エラーをきっかけに笹森君が一気に崩れてしまったように見えると思う。それは多分、間違いではないと思う。
このシーンを現地で見ていた者としては、あれは石飛君個人の力だけでなく、日産スタンドの応援が打たせてくれた感があると、そうとしか思えなかったのです。
今回初めて日産の応援というものを見聞きしたわけですが、踊り狂えるものとはちょっと違うかな、という気がしました(寿司狂信者の感想)
ただ、野球の応援に慣れていない人でも声を出しやすい・合わせやすいものをよく演奏していたように思えました。世界の恋人の他に、ダッシュKEIOをよくやっていたかな。
ダッシュKEIO自体は、色々なところで演奏されているので珍しい曲ではないと思いますが、5回裏は声がよく出ていたようで、「かっとばすぞ」「オー!」の「オー!」の合いの手のところが、東芝側スタンドに近い位置にいた私には実にはっきりと聞こえました。
その声援を受けての、石飛君の満塁ホームランですよ。応援の力の影響を感じずにはいられなかったです。
日産の応援団も、お客さんの応援のしやすさや慣れ・ノリやすさを感じ取ったのか、ゲン担ぎ的なのもあったかもしれませんが、これ以降はダッシュKEIOを多めに演奏していたような気がします。
そしてこの光景を見聞きして、2012年とか2013年頃辺りに見たENEOSのスタンドを思い出しました。あの時もそうだった。
確かこの試合だったと思うが…(これは2014年の試合だけど)
archive.jaba.or.jp
見ての通り、ENEOSが終盤まで劣勢だったのを、井領君の3ランで試合をひっくり返したのですが、この時の声援も凄まじかった。以降、ENEOS戦はトラウマなのでしばらく観に行かなかった。今でもあまり好んで見に行かないけど。それにしても当時の自分の感想を見返したけど、、引用するのも無駄なほど、あまりにも幼く感情的なことしか書いてなくて呆れ果てた。10年前の自分は何もかもが浅いクソガキだった(ボロクソ)
話を戻して……あの時のENEOSも今の日産も、物理的に観客数が多いというのも勿論あったと思うけど、そんな中でも一人一人が勝ってほしい・打ってほしいという願いを込めて、声を出していたと思うんです。それが何十・何百・何千と束ねて放たれると、反対側からはそれが物凄いプレッシャーに感じるのです。客として見ていた私も、すごい応援だと圧倒されたし、それに飲み込まれて打たれたピッチャーも何人も見ました。いや、これが「ピッチャーがプレッシャーに飲まれて打たれた」と言うべきか、「バッターが声援のアシストを受けて打った」と言うべきか、悩むところではあるのですが。
前も何回か書いた気がしますが、声を出しての応援は、本当に選手の力になる。だから応援するなら、とにかく拍手をして大きな声を出してほしい。石飛君の満塁ホームランは、それを再認識させてくれるものでした。


応援が力を与えてくれるのは、打つことに対してだけじゃない。守りだってそう。
同点に追い付いてもらった後の6回表。安藤君はまだ続投していて、これでもう4イニング目。相手が相手なので仕方ないとは思うけど、正直今日は大学時代に見た安定感はあまりなく、厳しい内容のイニングが続いていたと思います。
この回先頭の山田君にヒットを許すと、二盗を決められ、大庭君にもヒットを打たれて、ノーアウト一三塁の大ピンチ。しかし下山君・齊藤君と、2人とも同じようなショートゴロで打ち取る。下山君も、齊藤君の時もそうだったんですが、ショートゴロで、三本間での挟殺プレーになったんですね。で、日産は三塁ランナーをしっかりアウトにしたというか、東芝は三塁ランナーがギリギリまで粘って、アウトになっても二三塁として、次の攻撃に繋がるようにしていたというか……日産もこういう場面で無理してゲッツー狙うとかはせず、着実に1アウトを取っていくみたいな感じだったな。
というわけで、ノーアウト一三塁だったのが、2アウト二三塁の場面に変化します。
野球ってさ、プロもアマもそうじゃないかと思うんですが、基本的に守り側は応援しないというか、してもピッチャーへの拍手や名前を呼ぶような声援程度に留まって、攻撃時よりも大分控えめな感じでやっていることが多いと思います(これは確かマナーとか、そういう感じの話だった気がするけど自信無し)
6回表で東芝の攻撃中なので、チャージ東芝とか、東芝ブラバンの応援や声援がガンガン聞こえてくるわけですが、その合間から、日産側スタンドからは安藤コールが聞こえてきたのです。もうね、私の位置からはっきりと安藤って、スタンドが一体となってコールしているのが聞こえるわけですよ。攻撃側と守備側の応援が拮抗しているような場面は、人生で初めてかもしれない。安藤君もこれだけの大声援を受けたのは初めてだったりするんじゃなかろうか(先日の藤澤君の話を思い出しつつ)
その声援を受けた安藤君は、光本君と対戦。2ストライクまで行って、一際大きくなる安藤コール。
しかし光本君が放った打球はセンター方向へ。かなり鋭く、飛距離も出そう。このまま伸びたらギリギリでスタンドインするかも。そうでなくても、前進守備っぽかった外野の頭を超え、ツーベースにはなるだろう。そんな当たりに見えました。
しかしこれを、中堅手・宮川君が後ろ向きのような感じでダイビングキャッチを敢行。ギリギリでしたが、捕った打球はグラウンドにこぼれ落ちることはなく、審判からアウトが宣告されました。宮川君は横浜の夜空を仰ぎ、咆哮をあげているように見えました。この場面であんな激ムズな打球を捕れたら、誰だってああもなろう。
宮川君のプレーも非常に印象的でしたが、もう1つ印象的だったのが、このプレーでアウトになった瞬間の、私の近くにいた東芝ファン(というか従業員だと思うが*1)の、思わず出たのであろう、この言葉。


「すげぇ!!まじで面白ぇ!!」


そう思ってくれたなら、一社会人野球ファンとして嬉しいし、意識してか無意識なのかわかりませんが、リスペクトを感じました。敵だろうが味方だろうが、良いプレーは何だって良いプレー。


安藤君が素晴らしい守りを見せたその裏の日産の攻撃は三凡。
その後の7回表、日産のマウンドには安藤君に代わって領家君が登板します。

安藤君の時は意識して見なかったけど、日産ユニって背ネームのアルファベットが大きめなんだな。


領家君といえば、超帽子飛ばす系男子でありますが、今日は飛ばしてませんでした。
領家君は昨年の横浜市長杯以来ではあるが……安藤君もそうだけど、大学時代から知る選手を早速社会人でも見られるのは大変嬉しいのですが……お腹が痛いです……こういうのはまず、もうちょっとゆるい、関東選抜リーグ的な試合で見て心の準備がしたかった…(今年関東選抜リーグないけど)
で、領家君ですが、まず先頭の萩原君は凡打に抑えるものの、金井君にヒットでの出塁を許すと、続く太田君に、今度はレフトスタンドへのホームランを打たれてしまい、東芝に三度2点を勝ち越されてしまいます。それにしても太田君はあれだな、此処はハマスタだし、まさに「ライトへ レフトへ ホームラン♪」って感じだな。太田君右バッターだしジャストフィットだな(何が)
さらに8回表も領家君は続投しますが、先頭の下山君にソロムランを打たれ、東芝に追加点を許してしまいます。横浜市長杯のパンフでリーグ戦の成績を見た時、領家君について「コントロールは悪くないんだろうがめっちゃ打たれる系のピッチャーなのかな」という印象を持ったのですが、まじでその印象そのままなピッチャーなのか…?数字だけ見た印象なんだけど(爆)
その後齊藤君を打ち取り、光本君を迎えたところで、領家君は降板。まぁまだ1年目だからこれからこれから、と言っていいのだろうか。日産というチームに長い目で見るとか、そういう悠長な感じが許容されるのか、私にはわからん。


ピッチャーは点を取られてしまいましたが、前半戦奮起したように打線がまた点を取ればいいじゃない、と言いたいところですが、6回以降も東芝は笹森君が続投していたわけですが、日産打線は笹森君を全く打てませんでした。ヒットは勿論打てないし、フォアボールやエラーによる出塁も全くなし。まじで5回裏に満塁ホームランを食らったのは一体何だったのかと言いたくなるほど、文句の付け所がない内容だったのです。まぁこれが、笹森君の真の力ってところではあるのですが。
笹森君は勿論9回裏にも登板し、余裕の三凡。最後は空振り三振で締めていました。


というわけで、9‐6で東芝が勝利し、第1代表決定戦に駒を進めました。

両チーム合わせてホームランが5本も出た、なかなかの花火大会でしたな。でもまぁ、盛り上がったしいいんじゃない?
それにしても……「あの」日産の試合だし、社会人野球ファンの端くれとして、どんなもんかちょいと見とくか、ぐらいの感覚で観に来たつもりだったのですが、それどころではない大きな収穫を得たな……
3時間超の試合だったけど、私にしては珍しくダレたり集中力が失われたりすることなく、濃密な3時間に感じました。

<本日の投手リレー>
東芝:松山(4回)‐笹森(5回)
日産自動車:島(2回・2/3)‐安藤(3回・1/3)‐領家(1回・1/3)‐友野(1回・2/3)


  • そこにメディア上の喧騒はなかった

日産は今ニュースとかで色々言われてますし、東芝もなんか色々言われがちな会社な気がしますけども…
少なくとも、2025年7月8日の横浜スタジアムにはそのようなものを感じさせる要素は全くなく、ただ純粋に野球を楽しむ人しかいなかったです。

  • 日常の延長線上

私の個人的な考えですが、同じ野球の試合でも、プロ野球の試合は「非日常」だと考えています。ボールパークという言葉が多用されるようになって久しいけど、旅行や遊園地に出かけるような特別感があるというか、そんな感じ。
一方で社会人野球のことは、「日常の延長線上にあるもの」だと思っています。今日の試合を見て、改めてそれを感じました。
そういうのを、前時代的で嫌だという人もいるでしょう。個人の好みは否定はしない。私も、これが社会人「野球」だから見ているだけで、もし他のスポーツの競技だったら見ていないかもしれない。
こうした催しをきっかけに普段話さない人と話したりとか、飲んだりとか……この辺は、飲み会とは違うと思うんだよな。飲み会よりももっと自由にやっていい感じの催しというか。実は斜め前に座ってる超フランクなおじさんが職場の偉い人だったりしてさ。
観戦をきっかけに久しぶりに会う人もいたり、職場ではよく見かけるものの、ちゃんと話をするのはこれが初めてな人もいたり。現地で待ち合わせをしたものの、なかなか見つからず電話しながら探したり、見つかると嬉しそうにそこに手を振って……こういうシーンは、スマホだの何だのが発達しても、変わらない光景だなぁ。
あと、7回や試合終了後に社歌歌ったりとかさ。私は社歌が存在する会社に就職したことがないので、イマイチピンと来ないところもありますが、社歌を歌えることで、何となく「自分はこのコミュニティに所属する者である」感を感じられるのかな。
私の近くにいた、たぶん東芝の社員と思われる人が若手社員に対して「社歌は歌えるようにした方がいいよ!」と説いていた。その人は随分気持ちよさそうに社歌を歌っていた。
酔ってたのも少なからずあると思うけど、その会社というコミュニティに所属している人にだけ感じられる何かがあるんだろうね。
私は東芝の社員でも日産の社員でもないけど、私も一応会社社会の中にいるからそう感じるのかもしれないけどさ、普段の生活の延長にこういう催しが存在するのは、いいなぁと思うのです。
これを、今の若者は「くだらん」と冷笑するかもしれないし、かつては私もそう思っていたけど、やっぱりこれは、悪いものではないと思うよ。自分はそのコミュニティに確かに居るんだ、と肌で直接感じられるのは。

  • そういうわけで

もし社会人野球にちょっとでも興味が湧いたなら、7/14か7/15のハマスタに行ってみてくだされ。野球はさておき「こういう光景が、世界がある」と見聞きするだけでも、収穫になるんじゃないかな。
私はこの日、おそらく仕事が炎上していると思うので行けないのですがね………でも、また行きたいなぁ。
社会人野球ヲタとしては、西関東は結果が見えることが多いから、あまり興味が湧かないのですが、あの球場の雰囲気は非常に良いよ。あの雰囲気、あの空気感は、社会人野球にしかない。他にもどこかにありそうな気はするが、思いつかない。
あの雰囲気は西関東だから、なのだろうけども(東京も結構雰囲気似てるかな)、東海や近畿、他の予選だと、また球場の空気感が違ってくるのかな。それも興味ある。来年からはもう少し前向きに検討してみようかな。

*1:時に社会人野球の試合を見ていて、会社の従業員や関係者が見に来ているのを「この人らを「ファン」という括りで呼んでいいのだろうか」とちょっと悩むのです。私のような外の人間は、間違いなくファンという括りになるんだけども。