ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

7/21 プロアマ交流戦 トヨタ自動車vs読売ジャイアンツ三軍?【オープン戦】


2日連続観戦して思ったことは、このように暑い日は外に出ない方がいい。いやマジで。
前日もこの日も、1試合しか見てないのに、頭痛と目の疲れが酷かった………クーラーガンガン効かせて寝たら治ったけど、熱中症か、体力奪われ過ぎだったのかよくわからん。山登りで想定以上の体力を使ったのもあると思うけど。
高校野球だったかな、元が何時だったのかわからないけど、試合開始を10時に変更したってニュースを見かけたけど、これ逆効果だよ。私が思うに、一日で一番日差しがきついのは、8時~14時ぐらいだと思うのです。だから暑さ対策しつつ野球の試合するなら、まじでナイターしかないと思ってるよ、ホント。

  • ちょっと言い忘れていたこと

昨日のSUBARU戦もそうですが、このトヨタ戦でも、補強選手はいません。まぁトヨタの場合、昨日まで茨城で開催された自社(でいいんだよな)のイベントに参加していましたので、それに補強選手を付き合わせはしないだろう、というアレはありますが。
補強選手は7/22に発表されましたので、もし補強選手も帯同するなら、これ以降の日程のオープン戦になるのではないですかね。発表前から補強選手が帯同してるってのは過去に見たことがないので。


では、今回のスタメンはこちら。

<先攻・トヨタ自動車
1(遊)熊田
2(左)徳本
3(二)佐藤
4(中)逢澤
5(一)三塚
6(指)今井
7(三)今泉
8(捕)高祖
9(右)酒巻
(投)池村
<後攻・読売ジャイアンツ
1(指)乙坂
2(中)相澤
3(左)三塚
4(右)キャベッジ
5(三)平山
6(一)亀田
7(捕)坂本達
8(二)北村
9(遊)村山
(投)又木

巨人の先発は又木選手。

又木君は社会人出身だけど、登板しているのを直に見たことはないからセーフだな(何が)
ちなみに一球速報情報だけど、又木君は少なくとも公式戦で、トヨタを相手に登板したことはないっぽい。日本生命トヨタなら、どこかで試合してそうだが……最近の日生はあんまりチェックしてないからよくわかんないんだよな。個人的に日生は、BBQ時代(仮称)が好きすぎたもので(爆)
で、又木君の投球ですが、ちょいちょい内野安打を許したりしていましたが、テンポもいいし、割と安定感があるなと思いました。
しかし3回表、この回1アウトから熊田君にヒットで出塁を許します。1‐1のカウントで、2度目の一塁への牽制を行ったのですが、これが悪送球となり、二塁まで進塁されてしまいます。この牽制悪送球をきっかけに又木君は崩れてしまったようで、そこから3連続ボールでフォアボール。ところで徳本君は、とんでもなく短くバットを持っていました。

元々こんなだっただろうか。こんなに短くバットを持つ人は、アマチュアでもそんなにいないと思う。まじで大道レベルではないか(爆)
で、佐藤君は打ち取り、逢澤君も一二塁間へのゆるい当たり。この打球を一塁手が逆シングルで補給する形になったのですが、ファンブルしたようでセーフ。2アウトながら満塁。ここで迎えた三塚君にはすないぽを与えて押し出し。トヨタに先制点を許してしまいます。さらに続く今井君にはフォアボールで、またも押し出し。今泉君は空振り三振に仕留めましたが、2連続押し出しで、トヨタがまず2点を先制しました。
尚、又木君は3回を投げきって降板。それまでがよかっただけに、1つのミスをきっかけにガタガタと崩れちゃったのは勿体なかったかな。しかしあの1回・2回の無難な安定感は何となく「やっぱ社会人出身のピッチャーだな」と思いました。社会人のピッチャーって、大体ああいう感じの雰囲気・テンポを持ってるよなぁって。
一方、トヨタの先発は池村君。

BladeCatcher的にはベ杯以来。
bladecatcher.hatenadiary.jp
立ち上がりはサクサクと三凡で抑え、2回裏にキャベッジ選手にヒットを許すも、ゲッツーで帳消し。いいですね。
しかし3回裏、先頭の坂本達也選手がフォアボールで出塁。続く北村選手は空振り三振に倒れますが、村山選手はセカンドゴロに打ち取る。二塁手はゲッツーを試みるも、遊撃手から見てランナーと送球が同時に来るような感じになったようで、捕球できず、オールセーフ。記録はエラーだったが、二塁手の悪送球なのかな。悪送球、という言葉とはイメージの違う送球だったけど…
で、乙坂選手は進塁打で、2アウトながら二三塁。ここで回ってきた相澤選手の放った打球はライトへ。これでランナーが2人とも生還し、巨人が同点に追い付きます。巨人的には取られてすぐ取り返す流れ、良いんじゃないですかね。



さらに三塚選手も続き、一三塁とチャンスが広がります。ちなみに、トヨタの三塚選手は「みつづか」で、巨人の三塚選手は「みつか」です。
それはさておき、巨人は勝ち越しのチャンスでキャベッジ選手というなかなかにオイシイ場面でしたが、セカンドゴロで、勝ち越しはならず。

ところでこのセカンドゴロ、打球速度がとんでもなかった……割と正面めなゴロというのもあったかもしれないけど、守備力高めの佐藤君とはいえ、よく反応できるなぁと思いました(運動音痴の感想)


池村君も3回を投げ切って降板しましたので、4回以降は両チームとも継投を重ねる展開になりました。
巨人の投手リレーは、1イニングにつき1人が投げて、小刻みに繋いでいく感じ。その面々の中には、BladeCatcherでも知っている選手が少々、といったところ。事情が分かったとはいえ、正直昨日ほどの「何故君が此処に居るんだ」感はなかったかな。
一方、トヨタは4回から後藤君が登板。3イニングを投げ、6回には2アウトからキャベッジ選手にフォアボール、平山選手ヒットで一二塁というピンチがありましたが、途中出場の田上選手を打ち取り、無失点。危なげなし。キャベッジ選手にフォアボールを与えてはいたけど、あんなエグい打球を目の当たりにしてしまった以上、しょうがないというか……私は大学野球と社会人野球が主なフィールドなので、日本国外の出身の選手のプレーを見ることは殆どないのですが、それにしても、えげつない打球速度であった。社会人野球であんな打球速度の選手がいたらドラ1待ったなしである。ありゃあ普通だったら警戒する。ちなみに警戒する=勝負を避けて逃げる、という意味ではない。念のため。
7回表、この回巨人のマウンドには代木選手が登板。3桁の背番号なので、育成選手かな。
この回先頭の酒巻君にヒットを許すと、熊田君は空振り三振。代打・西村友哉君にもヒットを打たれ、佐藤君にはフォアボールで満塁。ここで四番の逢澤君を迎えますが、当たりはセカンドのゴロ。ちょっと深めの当たりだったかな、捕球できずオールセーフで、これでランナーが1人生還して、トヨタが勝ち越しに成功します。記録はエラーなのか。ファンブルしたって扱いだったのかな。内野安打扱いでもおかしくない感じのプレーだったと思うけどな。


その裏、トヨタはバッテリーごと交代。この時、今日一の歓声が沸き起こったと思います。これはトヨタの計算通りなのか、藤原さんの遊び心、もといファンサービスなのか、どっちなのかちょっと悩むところだな。
高祖君に代わってキャッチャーに入ったのは箱山君。

後藤君に代わって登板するは、高尾君。


高校野球を見ている人とか、ドラフトをチェックしている人ならピンとくるのだろうか。箱山君というのは健大高崎の箱山、そして高尾君とは、広陵の高尾です。
私は高校野球を見ないので、その当時どうだったかは全く知らんのですが、高尾君は高卒1年目とは思えないぐらい堂々と、しかし安定感ある感じで投げていたな。箱山君も然り。二軍(三軍?)相手とはいえ、点差も1点しかないし、余裕がある場面ではなかったと思うけども。
なんとなく、高尾君は3年ぐらいしたらもう見れなくなるだろうな、と思いました。

高尾君は7回・8回と完璧に抑え、このまま9回も登板して抑えるんだろうという勢いでしたが、9回のマウンドには山内君が登板します。
ちょっと前にこのようなシーンを見たので油断していたというのはありますが、

山内君推しの私でも「そうじゃなくね?」と思わざるを得ませんでした(爆)
で、山内君ですが、先頭のキャベッジ選手にフォアボールで出塁を許してしまいます。ここでキャベッジ選手はお役御免、代走が出されます。この時巨人ベンチが結構盛り上がっていて、いい雰囲気だったな。相澤選手のタイムリーの時もそうだったが、ああいう明るく盛り上がる感じ、巨人の三軍ベンチでは殆ど見かけないんだよな。少なくとも今日は、乙坂選手が主に盛り上げているような感じがあったけど、ああいう雰囲気づくりみたいなのは大事なんじゃないかな。アマチュアでは大いに必要だと思ってるけど、プロも多分同じでしょ。
で、途中出場の中田選手はバントで、1アウト二塁。ここで代打・坂本勇人選手が起用。初球を打つも、遊撃手が後ろ向きになりながら捕球するような、低いフライ。この時二塁ランナーが飛び出していたようで、ゲッツー。試合終了。うーん、今日の当たりに関してはちょっと不運かなーという気もするけど、坂本勇人選手は2日連続で途中出場&チャンスでゲッツーというのは何とも……
というわけで、3‐2でトヨタ自動車が勝利しました。

昨日といい今日といい、巨人は二軍に近い三軍なのではって感じの戦力だったと思うのですが、正直ですね、SUBARU戦もトヨタ戦も、巨人が勝てた試合だったと思います。けど負けたのは、やっぱりミスしたからだと思います。ミスした方が負けなんだから。投げる力とか打つ力とか、そこではないところが敗因だったように思います。

<本日の投手リレー>
トヨタ自動車:池村(3回)‐後藤(3回)‐高尾(2回)‐山内(1回)
読売ジャイアンツ:又木(3回)‐田中千(1回)‐山田(1回)‐戸田(1回)‐代木(1回)‐西川(1回)‐松井(1回)


  • でもいい選手もいましたよ

この2試合で印象に残った巨人の選手は、坂本達也選手かなぁ。
今日のトヨタ戦ではノーヒットだったけど、守備に光るものがありました。
この選手、ボールを受けてから二塁に送球するまでの動きがめちゃくちゃ速い。捕って間髪入れずに即送球するって感じ。トヨタは積極的に二盗を仕掛けてくるチームだと思いますが、しっかりアウトにしたシーンもありました。
ホント、あそこまで速く投げられるキャッチャーはアマチュアにはいないと思う。さすがって感じですな。
こんな選手が背番号3桁なんて惜しい、と思って調べたところ、坂本選手はルーキーで育成ドラフト1位、あと富士大のご出身とわかり、何となく納得しました。
今の巨人はキャッチャーに苦心しているらしいニュースをナンボか見かけましたが、今の巨人が新人に対し寛容でいられるか、という懸念はあれど、ちょっとこの坂本選手を使ってみても良いんじゃない?と思います。あれだけのスローイングができる選手が、此処で試合をするだけでは勿体ないと思うのです。