ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

北海道フロンティアリーグが私の想像を凌駕していた

たまに各地の独立リーグの選手名鑑を確認します。突然私の知っている選手の名前があったりするからね。
で、北海道フロンティアリーグの選手名鑑をつぶさに見ていて、たまげたわけですよ。家接君の名前がある!ってさ。
家接君ってのは、かつての明治学院大の主力投手で、ピッチャーの台所事情に苦しみがちな明治学院大においてようやっとった選手でした。
参考:前も紹介したけど、こんな記事ありますんで。
column.sp.baseball.findfriends.jp
今年から北海道フロンティアリーグの士別サムライブレイズというチームに加わったようだが、オールスターにも出場したらしい。バリバリの主力選手ですな!と思いながら個人成績を見て、またたまげた。
baseball.omyutech.com
防御率6.96…?
いや、個人的な成績として、こういう防御率の選手がいることは変だとは思わないし、正直家接君は元々そんなに防御率はよくはなかったが、主力投手なんだよな…?チームでも試合もイニングも一番投げてるし…
士別サムライブレイズで家接君に次ぐ主力投手は、数字的に藤本大翔選手と思われるが、彼も防御率6.22とどっこいどっこいである。
何でこれで成り立ってるんだ?と思って北海道フロンティアリーグの全体の成績を見たところ、私が知っている野球のリーグ戦とは何かが違っていました。


現時点での北海道フロンティアリーグのリーグ成績はこちらである模様。
今のところ50試合ちょいを消化している。それはいい。問題は得点数と失点数だ。
別海パイロットスピリッツというチームは、今年から北海道フロンティアリーグに参戦したチームであるらしい。出来立てのチームなので、チームとして未熟故成績が他のチームに比べて劣ってしまうのはしょうがないと思う。
とはいえ、少なくとも今年は一番強いと思われる、石狩レッドフェニックスの得点数は約400、失点数は約300。めちゃくちゃ単純に考えると、1試合につき8点取り、6点失うみたいな野球をしているということになる。打高すぎる。

ちなみにこれは、今年ぶっちぎりでセントラルリーグを制覇した、阪神タイガースに割と似た数字である。石狩の監督が阪神出身だからですかね(関係ない)
尚、知っての通り阪神は彼らの2.5倍ぐらいの試合数を消化して、この数字である。

えぇ……(素の感想)


今年の北海道フロンティアリーグの試合結果をざっと見たが、9回まで至らず、コールドになっている試合がかなり多いように見受けられる。
北海道フロンティアリーグでは、点差コールドの他、試合時間経過によるコールドのルールもあるようです。2時間30分を過ぎると、新しいイニングに入らなくなるってやつのようです。
hfl-bb.com
……なのだが、一方的になったり、打ち合いが激しすぎたり、ランナーを出しまくる試合が多いのか、9回まで至れた試合が、あんまりない。
このような、2桁得点・2桁失点の試合も別に珍しくないようである。これはわざとインパクトがありそうなものをピックアップしたけど。
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今年、こういう感じの試合を社会人野球で見て悶絶した身としては、キツいなぁと思ってしまいました。点が動かない試合よりは一般のウケは良いかもしれないけど、こう、程々ってものがあるじゃん。
これは一方的な試合であるが、かの楽天イーグルスの初年度開幕戦の2戦目を思い出したのは私だけではないはずである。
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こんななので、1‐0みたいな、ロースコアの投手戦がほぼないのです。ざっと見たが、今季は2試合程度ぐらいしかなかった。
これが一番ロースコアだった試合かな。
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次に、9/12~13(記事執筆)時点で北海道と同じぐらいの試合数を消化している、BCリーグ関西独立リーグと比較する。
ちなみに、BCリーグ(東西)と関西独立リーグの、ここまで試合を消化しての得失点具合はこんな感じである。



BCリーグもなかなかどうして防御率高すぎんだろ、と思ってしまったが、一球速報のデータページで北海道フロンティアリーグの各チーム防御率をちゃんと見たところ、やはりこれらを凌駕していました(ERAが防御率

で、個人成績における防御率5傑を比較。左から北海道・BC・関西の順に並べている。閲覧環境によっては縦に並ぶかもしれませんが、いずれにしてもこの順序です。

関西独立リーグ防御率5傑を見た瞬間、言いたいことが湧いてきたが、今回はそういう話をする場じゃないので我慢する(爆)
各リーグの選手のレベル差もあると思うので、一概に比較してどうのこうの断言できるものではないとは思いつつ、北海道の防御率大分高いっすね……ちなみに家接君の防御率(6.96)はリーグ13位であるが、8位ぐらいから5点台に突入していることを忘れてはいけない。というより、全体の成績を見ると、1位の土居毅人選手だけ別格なのでは、という気がしてくる。土居毅人選手は112イニング以上を投げてこの防御率らしいが、他の4選手は、幸地亮汰選手は70イニング近く投げているが、それ以外は土居毅人選手の半分以下程度であることを忘れてはいけない。ちなみに、登板イニング数2位は家接君(86イニングちょい)です。
打者の成績も見てみたが、めんどくさくなってきたのでキャプチャの貼り付けは割愛するが(爆)防御率とは逆で、打率は北海道→BC→関西の順で高い。ただ、安打数と本塁打数はBCリーグと北海道とで大きな差がない。ということは、BCリーグの打者に比べて北海道の打者の打点の餌になっているのは四死球やエラーの出塁なんだろうな、と思ったがそこまででもなかった。エラーは北海道のほうが多そうだけど、四死球BCリーグのほうが多いような気がする。目視でしか比べてなくて、Excelとかで合計数見たわけじゃないけど(爆)
となると、四死球なり何なりでめっちゃランナーは出すものの、何とか踏ん張って無失点、もしくは少ない失点でイニングを終わらせられる選手が多いのがBCリーグって感じなのかな。北海道の投手はそこら辺の踏ん張りが弱い、みたいな。


今や日本の各地方に独立リーグがある状態で、こうして見ると各リーグに特徴があって面白いのかな、という気はするが……
彼ら独立リーガーは、独立リーガーになることが目標じゃないと思うんですよね。独立リーグに辿り着く大多数の選手は、NPBを目指しているはずなんですよね。
そんな中で、リーグ間でこういう差が出るのって、どうなんだろうと。例えば投手は、投手のレベルが高いどこの独立リーグに行った方がいいとか、打者は北海道がアピールしやすいとか、そういう風な住み分けとかされていくのかなーって。独立リーグも、四国から始まってそれなりに長い歴史を刻み、ここだったらドラフト指名されやすい、みたいなチームも出てきてると思うんですよね。勿論、NPBのスカウトが独立リーグに対しブランド買いなんかせず、ちゃんと能力とかを見極めてはいると思うんだけど。
興行として、各地方の独立リーグの特徴が存在してたら面白いけど、それってええんか?と思った次第です。もっとも、日本独立リーグ野球機構の理念からはズレてはいない、と思うけど。


ちょっと各独立リーグの能力の程を見たいからさ、全国の独立リーグのチームが一斉に集まってバトルロイヤルしようぜ(爆)
個人的には総当たりで試合してほしいけど、そんなに暇じゃないと思うので、トーナメント方式で。
27チームぐらいあるんだから、それなりのボリュームのトーナメント表にできると思うんですよね。問題は開催できる時期と土地があるのかっていうね(←何も考えずに提案した)


最後に、この記事を書くきっかけになった家接君には、強く生きてほしいと思いました。
まさかこんなことになっているとは知らなかったのと、やっぱり大学時代それなりに見かけた選手のことは、気になりますので。