ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9/28 第50回日本選手権大会関東予選・代表決定戦 Hondavs日産自動車【公式戦】

いや、そろそろ首都も観に行かなきゃっては思ってたの。
でもこのカードを見た時「もう観に行くしかねえだろ」って思ってさ……自分の本職は社会人野球観戦のつもりだし、平塚に行くより武蔵小杉に行く方が近いし(爆)


で、今日は代表決定戦とあってか、日産スタンドは試合開始前にもかかわらず、なかなかに人が入っていました。



スタメンはこちら。

<先攻・Honda>
1(一)峯村
2(二)檜村
3(中)鈴木薫
4(指)藤野
5(右)井上
6(捕)辻野
7(三)坂口
8(遊)中村将
9(左)金城
(投)東野
<後攻・日産自動車
1(右)田中
2(三)小柴
3(指)朝岡
4(左)石飛
5(一)鍛治園
6(中)石毛
7(二)角田
8(遊)梅澤
9(捕)川副
(投)砂川

日産の先発は砂川君。今の日産は砂川君に先発のエースとして期待している感じなのかな。
しかしその立ち上がり、先頭の峯村君にツーベースで出塁を許してしまい、早速ピンチ。檜村君はピッチャーゴロに抑えられ、ランナー動けず。薫ちゃんにはすないぽ。あ、もしかしたら日産の皆様はご存じないかもしれないけど(石毛君は対戦経験があるから知ってるかもしれないけど)この鈴木~辻野辺りの打順は所謂クソヤバおじさんゾーンなので気を付けてください。
と思ったのも束の間、藤野君は内野ぽpに打ち取って2アウトまで行きますが、続く井上君にはセンターに鋭い当たりを打たれ、これでランナーが1人生還し、Hondaが先制。

外野からの悪送球もあいまって、尚もランナ二三塁となったところで、辻野君の一打もセンターへ抜ける。これでランナーが2人とも生還し、Hondaが追加点をゲット。その後、二盗失敗で3アウトとなりましたが、初回からHondaが3点を先制しました。やっぱり彼らクソヤバおじさんじゃないか!(爆)打順の都合でちょっと藤野君が巻き込まれてるけど!(爆)でもあと何年かしたら藤野君もクソヤバおじさんの一員になるやろ(爆)
一方、Hondaの先発は東野君。相手が新生日産でも容赦なく東野君をぶつけてくる辺り、Hondaはいつだって本気なのだと思いました。
が、その立ち上がりは1アウトから小柴君・朝岡君と連打でランナー一二塁。四番の石飛君に打順が回ってきますが、外野フライで二塁ランナーが進塁するのみ。2アウトになりましたが、鍛治園君はフォアボールで満塁。


序盤にして試合が動きそうな雰囲気でしたが、石毛君はセカンドゴロで、日産の得点はゼロ。
3回表、この回は2アウトから小柴君がヒットで出塁し、二盗を決める。朝岡君はショートゴロ。しかし遊撃手の判断がよく、三塁へ送球しフォースアウト。場面は2アウト一塁に代わります。石飛君はヒットで続いて一二塁。鍛治園君はレフト前へのヒットを放ち、これで二塁ランナーが一気に生還。日産が1点を追加します。




尚も一二塁のチャンスでしたが、石毛君は見逃し三振。ってな感じで、日産は意外とランナーを出せていたんですよね。


5回表、この回も砂川君は続投。しかしこの回先頭の金城君にスリーベースでの出塁を許してしまいます。
ここで日産は砂川君から安藤君に交代します。なんかあれだね、困った時のって感じで、安藤君大分頼りにされてる感あるなぁ。実際ようやってるしな。

早速迎えた峯村君はセカンドゴロ。これで三塁ランナーは動けず。しかし続く檜村君がレフト前へのヒットを放ち、Hondaが4点目をゲット。

檜村君が打席に入る前に多幡さんが声を掛けていたが、まほうのことばの力だろうか。
さらに薫ちゃんがヒットで続き、ランナー一二塁。しかし続く藤野君・井上君は凡打に打ち取り、Hondaの得点は1点のみ。
安藤君はその後も投げ続け、6回・7回とHonda打線を完璧に抑えます。

8回表、この回先頭の薫ちゃんがヒットで出塁すると、藤野君は三振。井上君がヒットで続いて、ランナー一三塁。ここで辻野君を迎えます。

なんか多幡さんも辻野君もわろてましたが、まぁこのような状況において冗談みたいな言葉を交わす余裕のある方々だと思いますので。
んで、辻野君はきっちり犠牲フライを放ち、Hondaが5点目をゲット。
クソヤバおじさんゾーンを1失点で凌いだのも束の間、坂口君に代わって途中出場の津田君にヒットを許し、一三塁。中村君・金城君と連続タイムリーを喰らってしまいます。クソヤバおじさんたちに気を取られていたけど、今日のHondaの下位打線はよく仕事をする。特に金城君は、本日3安打放っていますな。金城君は神奈川のチームに強い、か……(何か感慨深そうな顔をする)


日産も反撃と行きたいところですが、東野君は5回を投げ切って降板。6回裏からは岡野君が登板したのですが、この岡野君を日産打線は攻略できず、以降9回まで僅か1安打・1死球に抑えられてしまったのでした。
というわけで、7‐1でHondaが勝利し、日本戦選手権本戦への出場を決めました。

なんか明安みたいに、ワーってならないから、あ、あれ?と戸惑ってしまったとかそういう……点差もあったかもしれないけどね。

<本日の投手リレー>
Honda:東野(5回)‐岡野佑(4回)
日産自動車:砂川(4回)‐安藤(4回)‐島(1回)


  • シーズンが終わるので、日産の総括的な雑感

Hondaのクソヤバおじさん………もとい、丁寧な言い回しで言うと、キャリア10年以上の選手たちに力の差を見せつけられた、という感じがしたけど、それを考えると、石毛君以外新人(石毛君だって2年目)のチームながら、割と戦えていたのではないかと思います。
今大会、茨城トヨペットやエイジェックには勝っているけど、これらのチームは、まだできて日が浅い(茨城トヨペットはエイジェックとは事情が違うけど、新生チームと言ってよいと思うので)、同じぐらいのタイミングでスタートを切ったチーム同士だったら、少し頭抜けた力があると言っていいんじゃなかろうか。
勿論、1年目から都市対抗に出たり、日本選手権本戦に出たりするのが理想だと思うけど、さすがにうまくいかないよ。「あれ、もうちょっと頑張れば案外勝ち進んでいけるんじゃない?」という印象を持たせられただけで、十分ではなかろうか。彼らには悪いけど、コールド負けの連発でボコボコにされてもおかしくはないと思っていた。今日の試合とか、7‐1なのでちょっと差があるように思えるけど、中身はそうでもなかったと思います。特に前半戦。
1年目の評価としてはとにかく「ようやっとる」に尽きるかなぁ。来年から、日産がJABA大会にどの程度参戦してくるかわかりませんが、そこで真価が見えてくるのではないかと思います。

  • 現場はいたって平和です

今日も日産のスタンドにはファンがぎっしり。勿論応援団も来ていました。Hondaはないよ(さらっ)
ですが、日産の応援団はHondaに対してもエールを送ってくれました。「フレー、フレー、Honda」と。エールのお返しができるメンツはいなかったが、Hondaスタンドは万雷の拍手でレスポンスを返していました。
……うん、現在の情勢的になかなかにインパクトのあるカードだったので観に行ったけど、試合は和やかな雰囲気のまま、実に普通に展開されていました。まぁ、モメてるのは上だけなんて、よくあることだよね。

  • こんなことがあったのか

試合が終わって、すぐ帰っちゃった……もうちょっと粘って対岸のベンチを観察するべきだったか。
www.sponichi.co.jp
だが、日産スタンドのあの雰囲気、あの感じを出せるチームは、日産の他にほとんどないと思うよ。試合の成績はイマイチかもしれないけど、あのスタンドはユニークな存在だと思う。
果たしてそれを、今の社長は理解できるかしらね。マリノスのニュースを目にして、安心してはいられないような気がするが…

  • (私にとって)都合の良い展開

この写真を見てさ、

23日の試合でも二人が写って写真が撮れてたけど、安藤君と領家君って仲いいのかな、って……いや別に抑えたメンバーを迎えるとか、勝ってハイタッチしに行くとか、別に普通にあることだろとは思いつつ…
以前も書いた通り、安藤君は昨年の全日本で、領家君は昨年の横浜市長杯で見かけているわけですが、自分が観に行った大会で偶然見つけて、良い選手だなぁと印象に残った選手たちが社会人野球の世界に進んで仲良くなっているのを見て、自分の中で点と点が線で結ばれたような感じがして、何というか……超!エキサイティン!!って感じですよね、と(語彙力死亡)

  • 今年最後のご挨拶


今季の首都は等々力での開催予定がないから、等々力球場に来るのは、今年はこれが最後になると思います。
今年も大変お世話になりました。また来年も来ます。