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行きつけの整体院で「こないだテレビでウルフアロンのプロレスデビュー戦見たんですよー」って言ったら「柔道の金メダルの人ですよね?」と返ってくる程度に有名なんだなぁ、と思いました。それだけメダリストとしての知名度がすごい……と思ったら「結構テレビに出ててめっちゃ喋り面白い人ですよね」とも言われた。合ってる(爆)
引退するまで世間の耳目を柔道界に集めようと尽くしてくれた。
のはもう、間違いないと思うよ。
遺恨を残し柔道界に背を向ける人もいた中で、彼の義理堅さと人情味は格別の光を放っている。
ちょっと、この記事を読んだのを思い出しましたが、
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柔道界とプロレス界・総合格闘技界が仲良くないのか、これらの世界に転向していった彼らが柔道界への糞ぶっかけをしたのかは覚えてないが……まだオールドメディアの力が大いに強かった頃、こうした転向の例をいくつか見たけど、柔道界に糞ぶっかけたって感じのムーブをした人は記憶にないなぁ。1人浮かんだ名前があるが、何となく言わんでおく。
それ以外の柔道家の転向に対しては、柔道界が「将来有望な柔道家が総格に取られちゃったよ~~!!」みたいなリアクションをしていた記憶しかないなぁ。これとかまさに、そんな感じだった気がするな。
08年北京五輪男子100キロ級金メダリストの石井慧がプロ格闘家へ転向した時は、重量級の21歳の若きエースの流出に、全日本柔道連盟(全柔連)の幹部たちは頭を抱えた。
しかし鈴木監督や、こうした動きを見るに、柔道界の空気感も時代とともに変わっていった感じなんですかね。
実は以前はプロレス、プロ格闘技に転向した選手は柔道界に復帰できなかったが、20年ほど前に全柔連が規約をあらためた。柔道と並行してのプロ活動は禁止しているが、引退から1年後に指導者として柔道界に復帰できるようになった。
元プロやきう選手が、条件を満たせばアマチュアの指導をできるようになったって動きに似ている気がする。柔道界も「他所に行った奴は柔道界に復帰できないとか言うてる場合じゃない」なのかな。
私はむしろ柔道を活用し、お金を生み出すことがこれまで以上に大事な時代を迎えたと考えている。神社仏閣でさえキャッシュレス決済で賽銭(さいせん)を納められる。柔道界が「古き佳(よ)きもの」を墨守し、このまま定位置にとどまり続けるのは変革の放棄のようにも思えるのだ。
ウルフのプロレス転向は、柔道界が新たなコンテンツを手に入れたことを意味する。実績では五輪代表に劣るものの、元強化選手の人気ユーチューバーにサインを求めて子供たちが長い列を作る時代でもある。
格闘技界と手を結ぶ。インフルエンサーの力を借りる。プラスとマイナスのどちらが大きいか、柔道に携わる一人一人が真剣に考えてほしい。現役選手にとってセカンドキャリアの選択肢も増えるのではないか。
プロレス界も、団体ごとにいがみ合い・憎しみ合って、業界そのものが沈みに沈んだ時代があったのが、今や団体間の諸々の交流も増えて、上昇していった。
もっと業界を超えたり、裾屋を広げて、何というか……協力したり、(言い方は悪いが)利用したりってしていかないと、って感じかな。新日本プロレスがアマチュアレスリングに力を入れる動きを始めたのも、こういう感じのことだと思うんですよね。
あらゆる競技に言えるけど、自分たちの団体・業界だけでは競技の未来を明るくすることはできなくなってんだよな、昨今。プロレスだって、今は盛り上がっているけど、あのような時代があった以上、いつ凋落するかもわからない。今は柔道界がプロレス界にあやかるような感じになってるかもしれないけど、逆も有り得るし、そもそも今回のデビュー戦自体、柔道界のスターの知名度を使ってプロレスに注目を集めたってのもあると思うよ。どっちが偉い・凄いじゃなくて、お互い様じゃないですかね。
鈴木監督は記事の通り、時代の変革を受け入れようとしているのだと思うが、
今回の和太鼓演奏も「代表監督としてでなければ」と了解を得た。
ってところに、色々めんどくさいのがまだ残ってるんだろうなぁ、という気がしてしまう。
まぁ、この辺に「代表監督として」である必要は別にないし、監督も監督個人として応援したい気持ちが大いにあるって表れだろう、ということで。