ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/22 首都大学野球1部春季リーグ戦・第8週 東海大学vs武蔵大学【リモート観戦】

優勝がかかっている試合ということですっごい悩んだのですが、今週の残業祭りのダメージが大きかったため、リモートで観戦することにしました。平塚までウチから片道2時間かかるからしょうがないね。
大事な試合が控えているというのに連日4時間近い残業をしてはいけない(戒め)いや、うん、すっごいトラブってたのと、替えが効かない職場だもんで……


スタメンはこちら。

<先攻・東海大学
1(右)金城
2(一)森
3(遊)小松
4(三)吉田元
5(中)東海林
6(左)鵜沼
7(指)矢野
8(二)樫見
9(捕)白川
(投)岩本真
<後攻・武蔵大学
1(二)中島
2(捕)斉藤
3(指)西牧
4(右)松下
5(左)利光
6(遊)片山
7(一)大河原
8(三)樋口
9(中)茂木陸
(投)田中啓

両先発ともそうだよね、大事な試合だもんね。
しかしその立ち上がりはどうもイマイチで、お互い初回にフォアボールを出すという、らしくない感じ。
武蔵大の先発・田中君は3回までに4四球。コントロールがイマイチという感じはしなかったけど(解説席は調子が悪いと言っていた。一応自覚してるけどBladeCatcherは「コントロールが悪い」の基準がめちゃくちゃ甘いと思う(爆))、今日は決めたいところになかなか決められなかったという感じかな。しかしその分牽制が非常に冴えていまして。初回と3回に牽制で1度ずつランナーをアウトにできていました。田中君は2種類ぐらいの牽制を持っているみたいで、油断しているとクソ速い牽制で刺されてしまうみたいですね。
あと4回表、この回1アウトから吉田君がすないぽで出塁しまして、東海林君の当たりはファーストゴロ。一塁手は逆シングルっぽい感じで捕球したのですが、ちょっとファンブルしたのかもたついてしまい、これで一塁はセーフに。その隙にと吉田君は三塁まで狙ったのですが、これは結構余裕で送球が間に合って、吉田君は三塁タッチアウトになります。うーん、この時の一塁手→投手の連係でしくじりがあったら、吉田君の判断は好走塁となったのでしょうが、この辺の連係は問題なかったからね、ちょっと焦っちゃったのかな、という感じ。こういう感じで、東海大は走塁周りでちょっとらしくないかなぁというプレーが結構見られました。彼らも人間なのだね(謎の安堵)
らしくないといえば、東海大の先発の岩本君もそう。初回に中島君にストフォアを与えます。そして吠える中島君。先週と同じ流れだこれ!ちなみに中島君は、この試合の開始前の時点で打率が.405だったけど、出塁率は5割オーバーらしいよ。ヒットよりもフォアボールで出塁しまくってるイメージが強いのだけど、道理でね。
しかし斉藤君にバントを許さなかったのは先週との違い。その後西牧君・松下君と抑えて、初回は0点で切り抜けました。
田中君は四死球で、岩本君はヒットで毎回ランナーを出すという展開が繰り返されまして、5回表になりました。
この回、東海大学は1アウトから樫見君がフォアボールで出塁。白川君がバントを決めると、金城君の当たりは高く上がって、ライト前にポテンで落ちる当たりだったのかな。これで樫見君が一気に生還し、東海大が先制点をあげます。若干状況は違うけど、樫見君が出塁、金城君が打点をあげる、先週は5回裏の出来事だったけど、今週は5回表の出来事………俺は先週のリピート放送を見ているのだろうか(爆)
その後、森君もヒットで続きましたが、後続が続かず、東海大の得点は1点のみ。
点を貰った岩本君ですが、先週は得点してもらってから覚醒し、武蔵大を完璧に抑えていたのですが、今週はなかなか本来のポテンシャルが発揮できてないみたいな感じ。直後の5回裏、この回先頭の樋口君にフォアボールを与えると、茂木君バント、さらにキャッチャーが投球をちょっと横に弾いて逸らしている隙に三塁まで陥れられ、中島君はフォアボールを選んで一三塁のピンチ。斉藤君はかなり粘られた末に何とかセカンドフライに抑え、西牧君は空振り三振と、ピンチを脱します。
さらに6回裏にもピンチがありまして、この回先頭の松下君にフォアボール。利光君は凡打に抑えますが、片山君の当たりはレフトの頭上を越える長打コース。左翼手の位置からして前進守備めだったのかな。これで一塁ランナーの松下君は一気に本塁へ突入。中継プレーはかなり良かったんだけど、松下君の足が一歩勝って、武蔵大が同点に追いつきます。


ここまでなんですが、岩本君は毎回ランナーを出していまして、特に4回以降は常に二塁以降にランナーを置かれていて、いくら投げてるのが岩本君とはいえ見ていて安心できない状況だったと思います。さすがに武蔵大も、今日岩本君が来るって想像つくと思うので、ある程度対策してたのかな?途中から岩本君の変化球を見切っているのではないかって感じの打者もいてましたし。
一方田中君ですが、5回に先制を許しはしたものの、ヒットを打たれたのはこの5回だけなんですよね。5回までは毎回四死球を出していて、これはこれで危なっかしいと思うのですが、打ち込まれているという感じはなかったというか、まだ東海大の打線に捉えられてないなという感じがしていました。


7回裏、この回の武蔵大は1アウトから、中島君がセーフティバントで出塁。今日はもう2四球ゲットしてるし、これもう出塁率6割行ってるんじゃないの?(全く計算しないで喋ってる)本当に素晴らしいチャンスメーカーぶりですね。で、斉藤君もヒットで続いて一三塁。こんなん激アツですやん。しかし西牧君の当たりはファーストゴロで、一塁手はホームに送球して、フォースアウトにして一二塁。失点を阻止しつつ、しっかり1つのアウトを取りに行った感じですね。で、期待度高い松下君も凡打で抑えて、ピンチを凌ぎます。何度目のピンチ脱出だいこれは…
で、直後の8回表。この回は1アウトから森君がヒットで出塁して、小松君の当たりは外野の手前ギリギリでポテンで落ちるようなヒット。ちょっと守備のもたつきがあったように見えましたが、当たりが当たりだったのもあって、小松君も二塁まで進み、1アウト二三塁の大チャンス。ここで迎えた吉田君の当たりは、レフトの頭上を大きく越え、スタンドインするホームラン。3ランで東海大が勝ち越します。
…これ現地で見てたら、あまりこういうことは思わなかったと思うけど、カメラの位置的にピッチャーの背中側から見える中継なので、ピッチャーがどこに投げたかがはっきりわかってしまうんですね。内角の甘めのところにボールが行ってしまっていて、こりゃ失投ですねと言わざるを得ないボールでした。とはいえ、田中君はこの時点でもう100球超えてたんじゃないかなぁってぐらい投げていたので……しょうがないって言ったらダメか、疲れがあったのかなぁという気もしてしまいます。
その後、東海林君もヒットで続きますが、二塁を狙ったところを好守でアウトにし、2アウト目。そして鵜沼君に初球で頭部死球を与えたところで、田中君は降板。結果論になってしまうのかもしれないけど、小松君か吉田君か、どちらかを迎えた時点で既に、らしいピッチングみたいなのを失っていたのかもしれないな。
しかし直後の8回裏、1アウトから片山君がフォアボールで出塁。今日は片山君は2安打打たれていて、同点に追いつくタイムリーも打たれてますから、ちょっと警戒気味だったのかもしれないですね。で、大河原君は進塁打で1アウト二塁。樋口君の打席のところで、代打で村上君を起用。この村上君の打球は、外野を抜く長打コースで、武蔵大が1点を返します。まだわからない、まだ終わらないぞ。9回表は、平澤君が(結果的に)三凡で抑えてるし、流れは悪くない。
しかしそこはエースの矜持というか、岩本君は9回裏を、この試合初めて三凡に抑え、最後を締めました。
というわけで、4‐2で東海大が勝利し、東海大が75回目のリーグ優勝を決めました。
岩本君は完投しましたが……いやー危なっかしかったね。何球か数え間違ってると思うけど、そりゃああんだけランナーを出していたら、134球にまで上るよね、と…。

<本日の投手リレー>
東海大学:岩本真(9回)
武蔵大学:田中啓(7回・2/3)‐石綿(1/3回)‐平澤(1回)

試合後は胴上げがありましたね。いつ、どのチームでも、胴上げを見ると微笑ましい気持ちになりますね。小松君の性格がめちゃくちゃ出ていて笑いました(爆)いや、去年首都の中継を見なければ、ここまで小松君がおもろいキャラであるなんて知らなかったからね、しょうがないね。でなければ、小松君のことは単に優秀な選手としてしか見てなかったです。
そういえば、胴上げされている選手の中に岩本君がいて、普通胴上げって3回ぐらいで終わると思うのですが、岩本君は倍ぐらい胴上げされてましたね。岩本君は今季7勝負けなしで、優勝の立役者といっても過言ではないですから、そりゃあね。
ちなみに岩本君は7連勝しているわけですが、これは2016年に松本航さんが打ち立てた6連勝の記録を更新した、新記録みたいです。解説をちゃんと聞けてなかったんだけど、この連勝って1シーズン中の連勝記録って意味だよね?全部通しての連勝記録って観点では、21連勝という記録があるらしいので。これはかつて、高野光さんが打ち立てた記録ですね。


で、今日は中継による観戦を選んだから気づいた光景なのだと思いますが、マウンド上に東海大の選手が集まって喜んでいるその後ろで、ベンチの前で斉藤君が蹲っているのが見えました。
中継にて、斉藤君が「俺が打って決める」みたいなことを宣言していたというプチ情報があったのですが……斉藤君一人が打線でブレーキだったわけじゃないし、むしろヒットを2本打ったりしているので、仕事ができてないわけではないと、外から見ている者としては思うのですが、本人はそれでも、って思っちゃうだろうな……
それにしても今季の試合は、振り返ってみると斉藤君に大分フォーカスを当てて見ていたような気がします。意識して斉藤君の活躍を見ていたつもりではないんですが、なんかね、斉藤君が活躍すると嬉しかったり、良い写真が撮れると収穫を感じたりしたんですよね。
何でだろうね。斉藤君が実はキャッチャーであるってのに衝撃を受けたのが一番なような気がするけど……こう、キャッチャーなのに外野手とか、あるいは外野手だけどキャッチャーもできるとか、そういう属性を持っている選手を好きになりがちなんですかね。
参考:過去の例


いや、だから好きってわけじゃないですよ。好きな選手がたまたま、そうだったというだけだし、そもそもまだ2例しかないし(爆)

  • しょうもないところで刺さる

北﨑さんがNTT西日本でキャッチャーしてるところってあんま記憶にないんですよね。だからいつも補強の時の写真出しちゃう(爆)
この辺の時代のNTT西日本のキャッチャーって、戸柱とか大城みたいな感じのイメージなんですよねぇ。
ということを書こうと思って、戸柱君のWikipediaのページを見たらですね。

大学卒業後にNTT西日本へ入社。入社当初は正捕手・北﨑寛明の控えに甘んじていた。入社2年目の第85回都市対抗野球大会では、チームは予選で敗退したが、大阪ガスの補強選手として出場。大会中に正捕手として起用されると、大阪ガスの準々決勝進出に貢献した。同年秋に北﨑に代わって正捕手となり、第40回社会人野球日本選手権大会に出場。チームを準々決勝に導き、同年の社会人ベストナインを受賞した。

こんなところで北﨑さんの名前を見るとは思わなくて小一時間狂喜で悶えました(爆)
でも「そうだったっけ?」と思ってしまいました。全然記憶にないなぁと思ったけど、この辺の時代は明安を追いかけることに必死だったので、NTT西日本はほぼ見てませんでした。ホントニワカにも程がありますねこのブログの筆者は………でも北﨑さんにダダハマりしたきっかけが、かの日本新薬への補強だったんでニワカなのは許してほしいです(誰に言ってる)