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そもそも実業団で選手として10年続けられること自体、出身の学校問わずすごいことだと思うんだけど……いやその前に、箱根に出たら実業団でも続けて当たり前みたいなノリで書いているような気がするけど、そうじゃないのでは。
完全に私のイメージだけど、30を過ぎても尚走り続けている選手ってあんまりいないような。誰とは言わんがアラフォーになっても爆走している超人もいるが、あれは稀有中の稀有であって…
体力的なものもそうだと思うけど、野球だと精神的支柱とか代打の切り札とか、そういうところで必要とされたりするけど、個人競技ではそうはいかないだろうからなぁ。企業がどういう方針で選手を抱えているのかにもよるだろうし。勿論、社会人としての選手個人の考えもあるはず。
あと世界を見据えて選手を抱えている企業もあれば、そうじゃない企業もあると思うよ。全ての社会人野球のチームがプロ入りや侍JAPAN入りまでを目標としているわけではないみたいに。
それに、進んだ先のチームが自分に合っているとも限らん。実業団のチームに入れば万事OKでもない。
ただ、もしそういうことがあったとしても、それがその人にとっての「失敗」ではないと思うよ。人生の遠回りにはなるかもしれないけど。
傍から見てると「才能が惜しい」って思っちゃうけど、その競技を続けることが、必ずしもその選手個人の人生を全面的に幸せにするかどうかなんて、わからないからな。
10年で選手がいっぱい引退しちゃった!だから何?我々は彼らの選択を見守るだけさ。
「もしああだったら…」は、個人の脳内で妄想すればいい。他人が見えるようにアウトプットする必要もない。