ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

暴露本ktkr

ハマの裏番 もつ鍋屋になる

ハマの裏番 もつ鍋屋になる

「一体中野渡はいつ横浜の暴露本を出してくれるんだ?」と思い続けて早数年以上。
色々ググってたら、いつの間にか出版されていると知って、即購入。4ヶ月ぐらい前の話なんですが(爆)
で、ようやく読んだ感想は…今の横浜に足りないのはやはり谷繁成分なんだな、ということ。谷繁成分を受けた相川や一成さんは去ってしまったし…(一成さんは戻ってきたけど)
それと何故中野渡は木塚と結婚しないのか。……いえ、大変仲がよろしいんだなぁと思いました。中野渡の本なので、当然本人の話がメインですが、木塚の話も全体の2割ほど含まれている気がするのです。
発売元が「大洋図書」という社名な時点で既に何もかもがネタじゃないかと思ってしまった自分は勘繰りすぎなのかもしれませんが、本の出だしが「クソだ」だし、罵倒雑言も多いです。ただ、変に文字書きの言葉で書いたりしないで「中野渡の言葉」で書き倒しているので、頭の中で中野渡が喋ってると考えればとっつきやすい活字なのかなぁと。人の悪口というか、汚い言葉が嫌いな人にはちょっと胸糞悪いかもしれないけど、2000〜2004年ぐらいの横浜を知ってる人は結構楽しめるのではないでしょうか。私は終始ニヤニヤしてしまいましたがw
巻末の中野渡と野村さんと木塚の対談なんて居酒屋トークにも程がある(爆)そもそも本のところどころに各人の名誉的な意味で心配になる注釈もありましたが、あれは中野渡なら許されるんだろうそうだろう。
ああ、あの時代あんなことあったなーあんな選手いたなーと、少々ノスタルジックな気持ちになりました。それと同時に、やっぱり中野渡がいた頃の横浜と、今の横浜は全く違ってしまったんだと感じました。『(俺がいた当時の)ベイスターズ』は、なんて書き方をしてるくらいだし。
散々横浜を罵り倒していますが、中野渡はアンチ横浜ではないんだろうな。かと言って実は横浜の大ファンです、というツンデレなわけでもないんだろうし…ほっとけないんだろうな、あのチームが。
そんな本ですが、こういう本に限ってなんかこう、おおっ!?一言がしれっと書かれてたりしまして…現役時代の話よりも、戦力外を受けてからの話は何度も噛み締めたくなる感じだった。それは所謂サクセスストーリーだから、余計そう感じているのかもしれないけど。
それにしても、これでよく東海大系列の人間である荒波さんが入ってくれたね…と思う次第です。あの頃からは東海大系列側や横浜フロントの体制とかも大分変わったのかもしれないけど。