ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

10/12 首都大学野球1部秋季リーグ戦・第6週 城西大学vs桜美林大学

というわけで大田です。このカードは第3戦目ですね。
ガイドブックを持参したつもりが、グランドスラムを持ってきてしまっていました。最近調べものしていたので並行して読んでいたとはいえ、分厚さ全然違うのに……私は疲れている。


スタメンはこちら。

<先攻・城西大学
1(遊)松川
2(中)八木
3(指)岡部
4(三)坂口
5(左)恋田
6(一)近藤
7(右)保田
8(二)勝田
9(捕)竹澤
(投)長琉
<後攻・桜美林大学
1(中)梅香
2(左)山本健
3(右)藤澤
4(指)千代松
5(一)廣瀬
6(捕)寺嶋
7(遊)枯木
8(三)増尾
9(二)玉生
(投)根岸

桜美林大の根岸君の立ち上がりは、三者三振と超最高。2回表の先頭バッター・坂口君も空振り三振に仕留め、調子の良さを窺わせました。

しかしその直後、恋田君にヒットを打たれ出塁を許すと、近藤君の打球はレフトへぐーんと伸びる。切れるかな、と思ったのですが、その前に打球はレフトポールを直撃。というわけで、近藤君の2ランで城西大が2点を先制します。



その後の根岸君は、エラー諸々で出塁を許したりはするものの、点は許さず。ホームランは致し方ない部分もあると思っているのですが、そんなに悪い内容ではなかったように思います。
失点も2だけだし、後半戦も投げるだろうと思いきや、6回表に投手交代のコールが響きます。
根岸君に代わって登板したのは大坪君。サタデー大坪じゃん。桜美林大は今週はこの1試合しかありませんので、ピッチャーはいくらつぎ込んでも問題はないですな。あと、根岸君は1年生なので、まだあまり無理させない方針のようですので、それもあるのかな。勝ちにこだわりたいのはわかるが、1年生のうちから酷使しているとね……いや、どこの大学とか言いませんけども…
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その大坪君に対し、城西大は先頭バッターの岡部君へ代打・鈴木君を起用。鈴木君の当たりはセンターへ抜けそうな当たりをセカンドが止めるも、逆シングルみたくなったので間に合わず内野安打に。鈴木君は普通に良い打者だと思いますが、特に代打で出てくると良い仕事をしているイメージがあるっすな。
そして坂口君は敢えてのバント。前の回に後輩達が連続でバントで打ち上げてしまいアウトになっていましたので、だらしねぇなってことでお手本を見せたわけですな。単に今日2三振だから繋ぎに徹しただけだと思うんですけど(爆)
ここでまわってきた恋田君がレフト前への当たりを放ち、これでランナーが一気に生還。城西大が追加点をゲットします。
さらに7回表。大坪君は続投中。
この回の先頭バッター・勝田君が放ったのは普通のショートゴロ。しかしショートが捕球しようとする手前でバウンドが変化したというか、急に打球が死んだように失速。そのため勝田君はセーフになります。この時激アツガッツポーズ見れて潤いました(爆)
続く竹澤君に代打・小林君が起用されバントしますが、これは好フィールディングにより阻止され、ランナーが入れ替わる。松川君はヒットで繋げると、八木君の打席でバッテリーミスが発生し、ランナー二三塁となったところで、八木君はレフトへのヒットを放ち、これでランナーが一人生還します。

尚も一三塁の場面で、代打からDHに入った鈴木君の当たりはファーストゴロで、ランナー二三塁に変化。これ進塁打って言っていいんですかね…?
ここで坂口君もヒットで続き、ランナーが一人生還。さらに一三塁となって、恋田君の当たりはセカンドゴロ。当たりは普通のセカンドゴロでしたが、一塁ランナーはスタートを切ってたのかな?もう間に合わなそうなのでバッターランナーをアウトにするだろうと思ったら、二塁手はセカンドに投げてしまう。セカンドはセーフで、三塁ランナーは生還。城西大が6点目をゲットします。そういう判断ミスしちゃうかーって感じでした。
大坪君は7回を投げ切って降板したものの、出し惜しみせず投入したのがかえって裏目に出ちゃったって感じでしたね…


一方、城西大の先発・長君については特に喋ることがない。よかった。良すぎた。

8回まで投げて無四球。人は2本打たれましたが、いずれも内野安打なので、綺麗に外野に抜かれた的なヒットは一本もなかったわけです。
そして9回裏のマウンドにも、勿論長君は登板。
しかし1アウトから、梅香君にライトへ抜けるヒットを打たれてしまいます。梅香君なので易々アウトにならんやろというのもありますが、この試合初めての外野へ抜けるヒット……不吉な感じがしました。
続く代打・鎌倉君の当たりはセカンドゴロ。しかしこれを二塁手が後逸し、外野のバックアップが入るまでに梅香君は勿論、鎌倉君も足が速いので、それぞれ二塁・三塁を陥れます。9回の城西大の守りですが、この回から勝田君に代わって、増田君が入っていたんですね。その他、センター・レフト・ショートの面々も代わっております。城西大は明日も試合あるし、点差も6点あって余裕なので、こういうところで控えの選手に出番を与えても悪くはないと思うのですが……うーん。
さらに藤澤君はフォアボールをゲットして満塁。
千代松君は打ち取りますが、続く廣瀬君はセンターへのヒット。これでランナーが2人還り、桜美林大が2点を返します。
その後、寺嶋君を空振り三振に打ち取り、試合は終わったのですが……城西大としてはいらん失点をしたというか、勿体ないことをしたなぁというか。折角の完投勝利で勝ち点もゲットしたのに、長君の表情が浮かなかったのはそのせいなんじゃないかな、と思ったり。実は長君は8回を投げ切った時点で89球ぐらいの投球数だったので、マダックスあるでってぐらい、ホントに良い内容だったんですよね…
というわけで、6‐2で城西大が勝利し、勝ち点1をゲットしました。

<本日の投手リレー>
城西大学:長琉(9回)
桜美林大学:根岸(5回)‐大坪(2回)‐井上(2回)

それと、このレポ書いた後に順位表を見て初めて気づきましたが、

今秋第6週が時点で桜美林大は勝ち点ゼロ。しかし他の5大学は、全て勝ち点2以上をゲット済みなのです。
というわけで、桜美林大は最終週を待たずに入替戦行きが決定しました。優勝より最下位が先に決まるケースは珍しいんじゃないかな。あんまり覚えがない…

  • 運命を変える1プレー

シーズンも終盤になって今更な話ですが、桜美林大の廣瀬君は、私は今秋から初めて見る選手です。春に出場したことがあったようですが、私が見ていない試合での出場みたい。
実は廣瀬君についての記事があってさ。
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良い記事です。こういう選手の記事をもっと読みたい。ドラフトにかかるような選手じゃないかもしれなくても、頑張って結果を出している子にもっとスポットライトを当ててほしい。
将来が嘱望される選手の大半は、シーズン中レギュラーだったりすることが多いと思いますが、ある日の一打・ある日の好投が企業チームの目に留まって内定が出る、ということもあるみたいです。そういう選手を他にも知っています。
そう考えると、廣瀬君の頑張りが報われてよかったな、と。
どこかはわかりませんが(地元かなーという気がしていますが)、私の領域でも拝見できる日を楽しみにしています。

  • もう1個記事紹介

こちらは八木君の記事。
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いいっすねぇ。
片平君はシブい働きをするタイプの二番打者だったと記憶していますが、今季の八木君は、松川君がチャンスを作る・ないし広げたところで決めてくれるイメージが強いな。
松川君もすごいので注目されるのは当然ですが、八木君の働きもあるから効果倍って感じよね、今季は。打率も松川君に次いでリーグ3位だし、数字も証明しておる、