ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/30 第68回JABA京都大会 JR西日本vs日本生命【公式戦】

スタメンはこちら。

<先攻・JR西日本
1(左)春原
2(二)安田
3(三)藤澤
4(遊)田村
5(指)亀井
6(中)松野
7(一)高木
8(捕)原田廣
9(右)佐藤
(投)西川
<後攻・日本生命
1(中)神里
2(左)皆川
3(右)上西
4(指)高橋英
5(一)廣本
6(二)原田
7(三)中井
8(捕)古川
9(遊)河野
(投)高橋拓

あれ?高橋さんって3文字表記だったっけ?と思いましたが、先発投手を見て納得しました。そうでしたそうでした。
ちなみに、高橋さんはチーム内で「ヒデさん」と呼ばれているようなので、高橋君は「高橋」と呼ばれているようです。このチームでは「たくみ」かぶりも発生しているので仕方ないね。JR西日本にも「はらだたくみ」君がいるし…ところで最近「たくみ」って名前の子をよく見るね。
というわけで、日本生命の先発は高橋君。私は大学2年生の時以来久しぶりに見ることになるのかな。

立ち上がりはなかなかいい感じでしたが、初回に先制点を貰ってからの3回表、1アウトから佐藤君と勝負。佐藤君と17球勝負をした末にフォアボールを与えてしまい、粘り負け(佐藤君が粘りすぎなのか)さらに続く春原君にヒットを打たれ、安田君のことは三振に仕留めるも、藤澤君にはちょっと粘られてからフォアボールを与えてしまい、2アウト満塁。ここで四番の田村君を迎えますが、フルカウントの末にフォアボールを与えてしまい、これが押し出しとなり、JR西日本に同点に追いつかれてしまいます。
ちょっと課題があるかなぁと思ったのは、この3回のピッチングだけかな。あとはヒットを打たれたりスコアリングポジションにランナーを置かれたりもしたけど、ほぼほぼ落ち着いてたんじゃないかと思います。高橋君は早いカウントで勝負したい(相手に打ってほしい)感じで、粘られるとちょっと辛いのかなーという印象を受けました。実際3回はJR西日本のバッターに粘られることが多かったので。などと書いてみたものの、試合はしっかり作っていたと思うので、そんなに問題ないんじゃないかな。相変わらずいいピッチャーのようで何よりです。
その日本生命の打線ですが、初回に先頭バッターの神里君がすないぽで出塁し、皆川君が送りバントを決めて1アウト一二塁。ここで上西君がレフト前へのヒットを放ちますが、この打球をレフトが後逸。その間に神里君が生還し、日本生命が先制。
3回表には同点に追いつかれましたが、その裏、1アウトから神里君が今度はフォアボールを選んで出塁。本日の神里君はチャンスの起点になるような活躍が多くて、しっかり一番としての役割を果たしていました。さらに皆川君がヒットで続き、一三塁。上西君は空振り三振に倒れますが、2アウトから高橋さんがツーベースを放ち、これで神里君と皆川君2人とも生還。日本生命が早速勝ち越します。このチームの上位打線エグすぎヤバい。
JR西日本は、3回で西川君を降板させるという判断。4回からは前元君が登板します。アンダースローのピッチャーです。

1イニング目は非常にいい感じに三凡で抑えましたが、2イニング目になる5回裏、1アウトから神里君にヒットを許し、さらにボークを取られてしまいます。これに動揺したのかはわかりませんが、皆川君にはストレートのフォアボールを与え、上西君にはすないぽで1アウト満塁。ここで高橋さんを迎えてしまうという死ねる場面になってしまいましたが、ライナーゲッツーで見事無失点で切り抜けます。セフセフ!
JR西日本は、6回からはかがみんを投入。リードされている場面ですが、勝ちを取りに行く継投ですね。

…ここで廣本君(法政の同級生なんだよなぁ)と勝負する場面を見ることになるとは、考えてもいなかったなぁ。ちなみに結果は、かがみんの圧勝でした。そしてかがみんは同級生対決だけでなく、日本生命の打線そのものにヒットを許さない完璧なピッチングを披露。これは間違いなくエースの投球ですね…
そんな投手陣の頑張りに応えたいJR西日本の打線ですが、高橋君を打ち崩せず、7回からは藤井君を投入され、三者連続空振り三振と絶望感溢れる感じでやられてしまっていました。
ところが9回表、この回先頭の松野君の代打・鳥居君がツーベースを放ち出塁。続く高木君はファーストゴロに打ち取られたかと思いましたが、私がちょっと目をそらした隙にセーフになっており(エラーがついていたので、やってしまったものと思われる)、ノーアウト一二塁。そして原田君がバントを決めて二三塁とお膳立てはバッチリ。ここで佐藤君の代打に蔵桝君が起用されます。おお、いいバッターが残ってたんだな…その蔵桝君が早いカウントから打ち、これがタイムリーとなって、JR西日本が1点を返します。

さらに、続く春原君がタイムリーツーベースを放ち、JR西日本が同点に追いつきます。続く途中出場の伊與田君はフォアボールを選び、1アウト満塁。日本生命は藤井君に代え、阿部君を登板させますが、もう既に流れがJR西日本に行ってたんだよなぁ…というわけで、藤澤君がきっちり犠牲フライを打ち上げ、JR西日本が勝ち越しを決めます。



とはいえ、リードはわずか1点ですし、9回裏の土壇場で逆転できる力があるのが日本生命なので、まだ油断はできません。かがみんもそこはしっかり抑えていきますが、2アウトから古川君にすないぽ。続く河野君には代打に福富君を起用。「こういう場面で起用されるぐらい信頼されてるんだなぁ」というのを再確認できて嬉しいやら恐ろしいやら。その福富君には慎重に行ったようで、フォアボール。一二塁となったところで、迎えるバッターは神里君。繋ぐ力は勿論、決める力もあるので、ここで迎えるのは大変恐ろしいバッター…でしたが、見事に空振り三振に打ち取り、試合終了。表の大逆転に裏のピンチを凌いで…そりゃあガッツポーズも出ますわい。

というわけで、4‐3でJR西日本が逆転勝利しました。

なんか見入っちゃったなぁ。

<本日の投手リレー>
JR西日本:西川(3回)‐前元(2回)‐加賀美(4回)
日本生命:高橋拓(6回)‐藤井(2回・1/3)-阿部(2/3回)

4/30 第68回JABA京都大会 NTT西日本vsニチダイ【公式戦】

<先攻・NTT西日本
1(指)仮谷
2(三)濱田
3(遊)梅津
4(一)高本
5(捕)大城卓
6(二)長田
7(中)中村
8(左)石山
9(右)小林
(投)波多野
<後攻・ニチダイ
1(中)犬童
2(三)今江
3(二)萱田
4(一)高橋
5(左)濱田
6(指)野瀬
7(右)森
8(遊)藤野
9(捕)久保田
(投)山下

初回、NTT西日本は2アウトから梅津さんがヒットで出塁し、盗塁を決めて二塁へ。ここで高本さんが当然のようにヒットを放ち、これで梅津さんが生還してNTT西日本が1点を先制。さらに大城君の打席で高本さんが予想外の盗塁。走るイメージが全くない選手だけど、私もニチダイバッテリーも不意を突かれたようでセーフとなり、またもランナー二塁の場面を作ります。そして大城君はきっちりタイムリーを放ち、NTT西日本がもう1点追加。1回表の時点で既にNTT西日本が死ぬほど強いということがわかってしまい(いや前から知ってたけど)、途方に暮れる私であった。
投げるほうも、NTT西日本・波多野君が非常に良かった。途中野暮用で席を外したりしていたのですが、打順の数え方が合っていれば、波多野君は4回までニチダイに対し完全。もしかしたらフォアボールを1つぐらい出したかもしれないけど、それでもゲッツーでさらっと凌いだんだろうなぁというのがうかがえる感じ。
これは完封まっしぐら、下手したらノーノーいかれてしまいますわ、と思ったんですが、5回裏に2アウトから野瀬君にニチダイの初ヒットを許して以来様子が急変。森君にはフォアボールを与え、藤野君にもヒットを打たれて2アウトながら満塁。ここで久保田君にレフトへの2点タイムリーツーベースを打たれてしまい、あっという間に同点に追いつかれてしまいます。

いいバット投げをしているね。

しかし波多野君は、とっても頼もしい打線がついています。直後の6回表に1アウトから大城君がツーベースで出塁すると、長田君がヒットで続いて一三塁のチャンスを作ります。中村君の当たりはファーストゴロで三塁ランナーがホームタッチアウトになってしまったので、2アウトランナー一二塁に変わり、ここでニチダイはピッチャーを田川君に交代。ところがこれが裏目に出まして、石山君に2点タイムリーツーベースを打たれてあっさり勝ち越しを許してしまいます。石山君もよく打ったけどね。


さらに石山君は完璧な三盗を決めてニチダイを揺さぶり、ここで小林君がタイムリスリーベースを放ち、さらに追加点を挙げます。
尚もランナー三塁の場面となったところで、ニチダイはピッチャーを時野谷君に交代。待ってた…貴方がマウンドで投げるところをぜひ見てみたかったんだ。左のアンダースローが見れるのはニチダイだけ!(今のところ知る限り)

時野谷君はワンポイントとして仮谷君を抑えて交代となりました。この物足りない、もっと食べたい感やばいですね。次は東京ドームでお待ちしています。
大きな3点を貰いましたが、波多野君の調子は戻らなかったようで、6回裏に先頭バッターの今江君にツーベースを打たれたところで交代。この後は川口君が登板し、1アウト三塁から高橋君に犠牲フライを打たれたのみの最小限で切り抜けました。
この後はNTT西日本の猛攻に遭いまして、1アウトから梅津さんがセカンドとライトの間に落ちるようなポテンヒットを放ち、打球の滞空時間が長めなのもあって一気に二塁へ進塁。続く高本さんがやっぱりタイムリーを放ち、さらに大城君がタイムリーツーベースを放ってもう1点。この日の大城君の荒ぶりを見た私としては、大城君がJABA京都大会のMVPでもなければ首位打者賞も打撃賞も獲れなかったのが不思議に感じました。他の試合ではあんまり打ててなかったのかな。あ、あと9回表にも中村君の犠牲フライでもう1点入れられました。
ニチダイも終盤に四死球でチャンスをもらったりしてたんですが、決定打が出なくてですね。こういう時に打ってくれる、高本さんや大城君みたいなバッターがいないってのが大きな差になったのかな。
というわけで、8‐3でNTT西日本が勝利しました。

<本日の投手リレー>
NTT西日本:波多野(5回・0/3)‐川口(2回・0/3)‐吉川(1回)‐松田(1回)
ニチダイ:山下(5回・2/3)‐田川(0/3回)‐時野谷(1/3回)‐西原(1回)‐竹山(2回)

4/30 第68回JABA京都大会 JFE東日本vs三菱自動車岡崎【公式戦】

スタメンはこちら。

<先攻・JFE東日本>
1(中)中澤
2(遊)長谷川
3(右)内藤
4(指)川端
5(二)吉川
6(左)岡
7(三)生多
8(一)小峰
9(捕)土屋
(投)小原
<後攻・三菱自動車岡崎>
1(左)平井
2(二)山野辺
3(中)中村優
4(三)田口
5(指)岩本
6(一)小室
7(右)福永
8(捕)島袋
9(遊)富澤
(投)山本

あれ?小原君も山本君も何日か前に投げてなかったっけ?特に山本君は、つい2〜3日前に先発として随分長いイニングを投げてたんじゃないかと思うけど。

その疲れが残っているのか、山本君は初回からイマイチで、1アウトから長谷川君にツーベースを打たれ、内藤君と川端君にはフォアボールを与えて1アウト満塁。しかし吉川君のことはゲッツーに打ち取って凌ぎます。
初回ほどではないけど、2回も3回もスコアリングポジションにランナーを進められながらのピッチングになりました。一応結果的には無失点だし、後続を抑えるボールをキレを見る感じでは完全に球が死んでいたわけではないと思うんだけど…
三菱自動車岡崎はそんな山本君を早めに降板させ、仲井君にスイッチ。2週間前の日立での出来を顧みると、この采配が正解かどうかは、微妙なところです。
5回表、仲井君は2アウトから長谷川君にフォアボールを与え、内藤君にヒットを許します。さらに川端君にもフォアボールを与えて満塁となり、吉川君にもフォアボールを与えてしまい、これが押し出しとなって、JFE東日本に先制を許します。うん、クリーンアップを迎えるところでランナーを背負うのはキツいし、「この球振ってほしいんだろうなぁってのもあった。仲井君は所謂球威で勝負するタイプのピッチャーではないので、やりたいことはわかるんだけど、コントロールが伴ってないというか何というか…ノーコンではないと思うんだ。日立の時の課題をそのまま引きずっているような感じ。さらに岡君の打席では暴騰してしまい。JFE東日本にもう1点献上。
6回表から、三菱自動車岡崎は神原君を投入。ぶっちぎりの安定感で2奪三振を含める三凡でJFE東日本を抑えます。

7回表から登板した宮尾君は、先頭の中澤君にフォアボール→牽制球をしくじってランナーに三塁まで行かれる→内藤君に犠牲フライを打たれるのコンボで1点を取られます。ここまでの試合展開における、JFE東日本の全く苦労してない感がヤバいです。
JFE東日本は投げるほうでも、小原君がしっかり試合を作っていたので問題なし。3回裏に2アウト一二塁の場面から山野辺君にヒットを打たれ、あわや先制点を許すところでしたが、ランナーをホームタッチアウトできたので事なきを得ました
この時のレフトの送球が非常によかったのですが、よくよく考えたら、レフトは岡君(本職はキャッチャーのはず)だもの、送球がいいのは当然か。

この時点でキャッチャーが捕球完了してるから、かなり余裕で本塁を守れた感じです。
京都くんだりまで来て、岡崎の自滅野球を見て東京に帰るのかー辛いなーと思っていた9回裏のこと。この回先頭の優作君がフォアボールを選び、続く伊藤君もフォアボールをゲットして、ノーアウト一二塁のチャンス。ここで西村さんを代打に送りますが、ピッチャーゴロで得点できず、1アウト一三塁となります。続く小室君にはストレートのフォアボールで、1アウト満塁。ひょっとしたら、ひょっとしたらいけるかもしれないと思ってしまいました。でも、試合の途中から一塁側ブルペンをチラ見しまくってた私は、あの人が来られたら無理だなぁとも思ってました。
そしてその人はついに、ブルペンからマウンドへ向かってきました。
〜脳内BGM〜

Star Wars- The Imperial March (Darth Vader's Theme)

幸松大先生だよ…もうだめだぁ…おしまいだぁ…
ところが、ここで福永君が2点タイムリーツーベースを放ち、尚も二三塁の場面で途中からマスクをかぶっている清水さんが同点のタイムリーを放ちます。嘘やん…岡崎が幸松大先生を打って同点に迫るとか…
続く富澤君を敬遠し、、迎えるバッターは豊住君と山野辺君。これは大分期待できるバッターに回ってくるな!と思ったんですが、そこは大先生ですのでやっぱり抑えてくれました。大先生同点に追いつかれたけど、自責0だし(震え声)
試合は9回終わって同点なので、タイブレークに突入。JFE東日本は三番の内藤君から、三菱自動車岡崎は六番の小室君からの攻撃を選択しました。ピッチャーは岡崎が北畑君に交代し、JFE東日本は幸松大先生が続投。
んで、先攻のJFE東日本は、内藤君がまず犠牲フライを放って1点を取り、尚も一二塁の場面で川端君がタイムリーツーベースを放ち、さらに二三塁の場面で吉川君が2点タイムリーツーベースを放ち4点を先制。4点は大分アドバンテージ取れたな。大先生続投を考えると、安全圏の点差でしょう。
しかし岡崎は諦めていなかった。「ついこないだも同じ場面あった!」
この試合のことを指してるんだと思いますが、だからいけるんだと……君ら、この奇跡をまた起こすつもりなのか…じゃあ何で豊住君(一番)からの選択打順にしなかったんだよ(爆)
そりゃあつい2週間前に起こした奇跡が簡単に再現されるわけがなく、岡崎の反撃は小室君のセカンドゴロの間に1点を取ったのみで終わりました。現実はこんなもんよ…
というわけで、7‐4でJFE東日本が延長戦を制しました。

<本日の投手リレー>
JFE東日本:小原(8回・1/3)‐幸松(1回・2/3)
三菱自動車岡崎:山本(3回)‐仲井(2回)‐神原(1回)‐宮尾(1回)‐勢(1回)‐大井(1回)‐北畑(1回)