ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

都市対抗南関東二次予選・JFE東日本vsかずさマジック

…というわけで行ってきました、南関東予選。
ちょっと前までゆるーい雰囲気で関東選抜リーグとか見ていたので、都市対抗予選独特の緊張感に、私の繊細な胃腸が若干やられました(爆)
というわけでレポ。


本日のスタメンは以下のとおり。

JFEの先発・中林君は、初回緊張していたのかな?
四球を連発して、ストライクが全然入っていませんでした。
けどここで監督が出てきて声を掛けてくれて…それで落ち着いたんでしょう、それ以降はストライクも入って、しっかり試合を作ってくれていました。
一方、かずさの先発・山川さん。
はっきり言って、かずさのピッチャーの中で一番山川さんと当たりたくないと思っていました。
その山川さんはテンポよくJFEのバッターを打ち取っていって、JFEは全然攻撃の隙を与えられないような感じでした。



ですが5回、JFEは金森さん・岡崎さんの連打から、木村君のタイムリーで1点先制!
しかしかずさもそのウラ、澤山さんのタイムリーで1点返して、すかさず同点に。



その後は両チームともピッチャーを繋いで、8回ウラ。かずさの攻撃。
1アウトランナー二塁で、途中からリリーフで登板した中村君に代わって、三橋さんが登板。
しかしエラー・デッドボールで、2アウト満塁に。
迎えたバッター・佐々木君をピッチャーライナーに打ち取って…もうね、かっこいい!かっこよすぎてしぬ!!!
この大ピンチをピッチャーライナーで華麗に仕留めて、そのボールを叩きつけて吠えて…私はこれ以上かっこいいピッチャーを知らない。
そしてその光景に、去年関東予選で都市対抗出場を決めた瞬間を思い出したのでした。
これはいい予感!



そして同点のまま迎えた9回ウラ。
連続三振で2アウトまで来て、迎えたバッターは米田さん。
三橋さんの146キロのストレートを右中間に運び、3ベース。
ランナー三塁で、バッターは代打・和田さん。
……こんな怖い選手がまだ残ってたなんて、すっかり忘れてた…。
その和田さんの放った打球は、鋭くサード方向へ。
サードのキムはその打球を弾いてしまって…そのままホームイン。
かずさがサヨナラ勝ちで、第二代表決定戦へと進みました。



打球を弾いた直後、キムは動けなくなってしまっていた。
そのままうずくまって、泣いて…スタンドに挨拶する時も、全然顔を上げられてなかった。
ホームインの瞬間、三橋さんは悔しさを爆発させるように、グローブと帽子をその場に叩きつけていた。
3ベースを打たれた和田さんに投げた一球は……私は野球をやったこともないし、技術的な面では全然素人だと思う。けど、そんな私にもわかるくらい、失投と言えてしまう一球だった。
その球を逃さなかった和田さんの、かずさの勝ちだったんだろう。
スタンドにいても、二人だけじゃない、選手の悔しさは十分すぎるぐらい伝わってきました。
キムの泣いてる姿を見て、私も泣きそうになってしまいました。
JFE東日本には京セラドームに行ってほしかった。けどもう…今年行けるチャンスはない。
それでも私は、JFE東日本を応援し続けます。だって好きなんだもの。
キムは来年、きっとBIGな選手になるよ。



【スコア⇒http://www.jaba.or.jp/system/score_book.php?taikai_code=1&game_code=10505&score_book_id=7518



JFEを応援していたもので、内容がかなりJFE寄りになってしまいましたが…かずさのことも少し。
かずさの選手で目に留まったのは、やっぱりルーキーの佐々木君ですかね。

法政大学の頃から見ていたので(といっても、私が大学野球を見始めたのはここ1・2年の話なのでアレですが…)、社会人に行って頑張ってる姿を見れて、ちょっと嬉しかったかも。
この日は2安打。うち1本は、同点タイムリーに繋がる2ベースでした。
これから大いに期待ですね。君津はうちから非常に遠いので、なかなか観に行く機会がないですが…