ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/28 首都大学野球1部春季リーグ戦・第4週 桜美林大学vs日本体育大学

これは4/27の試合が終わった時点での星取表ですが…

嘘みたいだろ…?まだ1勝もできてないんだぜ…?

  • 試合の話をする前に

大和市日本体育大学がなんかしたようです。

説明が雑で申し訳ないですが、言い訳をすると、この時場内アナウンスで何かしら説明していたようですが、ちょうど両校のスタンドがエール交換をして騒いでいたタイミングですので、全く聞き取れなかったのです。首都の音声担当はグラウンド上の空気を全く読めていないと思うことがまじで多すぎるな。
家に帰ってからちゃんと調べましたが、以下のURLが参考になりそうです。
www.city.yamato.lg.jp

同大学と協定を締結するのは、県内では厚木市小田原市に次いで3番目です。

などと記載されていますが、この手の事業は神奈川県内に限った話でなく、全国規模でやってるみたいです。自治体の基準がよくわかりませんでしたが……↓の「連携協定先一覧」を見るとよろし。
www.gaku-nittai.ac.jp

  • では試合の話をします

スタメンはこちら。

<先攻・桜美林大学
1(中)梅香
2(左)藤澤
3(三)増尾
4(捕)寺嶋
5(一)千代松
6(指)鈴木龍
7(遊)枯木
8(二)高松
9(右)鎌倉
(投)大坪
<後攻・日本体育大学
1(右)中上
2(左)黒川
3(三)鈴木斗
4(一)門馬功
5(捕)山下
6(指)酒井成
7(遊)門間丈
8(二)小関
9(中)古滝
(投)伊藤大

日体大のベンチには寺西君の名前があるので、復活したようだけども、まだ無理はさせない感じか。
というわけで、日体大の先発・伊藤君ですが、1回からヒットやら四死球やらで満塁のピンチを作るものの、ここは無失点に凌ぎます。
しかし2回表、この回1アウトから高松君が出塁し、鎌倉君はバント。2アウト二塁となったところで、梅香君の放った当たりは外野の頭を超える。

これでランナーは余裕の生還。桜美林が1点を先制します。

さらに4回表、この回は先頭の鈴木龍斗君がすないぽで出塁すると、枯木君バント、高松君のはセカンドゴロでランナー動けず。で、鎌倉君はフォアボールを選んで一二塁。ここで回ってきた梅香君が放った当たりは、ライト線方向へのこれまた長打コース。これでランナーは二人とも生還。桜美林が2点を追加し、梅香君はやはり三塁まで到達。


プラムの花が咲き乱れておる。
ちなみに、毎イニングチェックできたわけではないので自信がないが、梅香君は守備につく時、バックスクリーン方向へいつも深々と一礼しています。大変礼儀正しい。

ここで伊藤君は降板。篠原君に交代しますが、初っ端に迎えた藤澤君にレフトへ鋭い当たりを打たれ、これがタイムリーツーベースとなりまして、桜美林大が4点目をゲットしました。
ちょっと投手陣が苦しいなぁって場面が多い、今季の日体大。打線がフォローしたいところですが、桜美林の先発・大坪君をなかなか捉えられず。大坪君今季めっちゃ覚醒しててヤバイな。今日あんまり書くことないかも…
と思っていたらですね、7回裏のこと。この回先頭の酒井君がエラーで一気に二塁まで出塁すると、代打の大海君は非常に鋭い当たりを放つ。一塁手がジャンプするも、グローブに打球が当たり弾かれる。一塁手が捕球に向かいますがランナーの到着には間に合わずオールセーフとなり、一三塁。いや、これ一塁手の頭を超えていたら長打コースだったと思うから、むしろよく打球を止めたって感じのプレーだったと思います。
続く代打・森田空君は空振り三振に仕留めましたが、さらなる代打・小林君の打席で牽制悪送球。これでランナーは生還し、ランナーは一気に三塁まで進みます。7回裏の失点はこれだけで済んだものの……あのさぁ…
8回表に高松君のスクイズで1点を追加したものの、7回にあんなことがあったのでランナーが出るとなんかハラハラしてしまう。日体大はどこからでも逆転してくる可能性もあるしな。
9回表、最後のピンチが桜美林に襲い掛かる。9回のマウンドにも大坪君が上がりましたが、酒井君・大海君の連打でノーアウト一二塁。しかし途中出場の上田君を3球三振に仕留めたのを皮切りに、代打の北島君・中上君とすんなり凡打に仕留めていきます。思えば9回の大坪君はピンチながら冷静だったような気もする。
というわけで、5‐1で桜美林大が勝利。このカードは桜美林大がもう2勝しましたので、越谷行きはないです。

大坪君は完投です。

それにしても、日体大はどうしてしまったのか……

<本日の投手リレー>
桜美林大学:大坪(9回)
日本体育大学:伊藤大(3回・2/3)‐篠原(1回・1/3)‐寺西(2回)‐関戸(2回)


  • あれなんか雰囲気違うっすね

1回恒例・桜美林スタンドからの一塁・三塁コーチに対するコールですが、一塁はいつもの福田学生コーチ。三塁は監督………じゃない!白根コーチになっとる!
監督は他のチームと同じように、ベンチから指揮を執るスタイルに変わったようです。

  • チヨマツツゴー

千代松君の打席の時、桜美林スタンドが筒香の応援歌を歌っていました。初めは流行に乗ってるんだなと思いました。
例えばプロ野球選手の応援歌に自分らの選手の名前を当てはめて歌うことは、学生野球の応援では割とよくあることですが、桜美林スタンドは思いっきり「かっとばせ筒香」と言っていました。い、一体何を応援しているんだ…?
と思いましたが、千代松君の背番号は25なので、筒香ですね。何の問題もありませんでしたね(超理解)

  • 臨時代走について

3回裏、2アウト一塁。一塁ランナーは黒川君で、バッター鈴木君での場面のこと。
この時一塁へ牽制球が投げられたのですが、その直後臨時代走が送られました。牽制球を投げた後、ボールが一塁ファールゾーンを転々としていたのと、ランナーの仕草から、牽制球がランナーの頭部に当たってしまったのではないかと思います。
臨時代走については明確なルールはないと思いますが(連盟内のルールではあるかもしれないけど)こういう場面で使ってもいいのだな、と思いました。頭部についてはね、何回も言うけど取り返しがつかないことになってはいけないから、慎重すぎるぐらいの対応でいいと思います。
…こういうことがあったから、7回裏に牽制悪送球が出た時にはうーんと思ってしまったのですね。ただし、3回のイニングが終わってマウンドを降りる時、大坪君が日体大のコーチ(多分)に帽子を取って言葉をかけているように見えましたので、決して悪い子ではないと思うんですよ。

  • 縛りプレイのほうが燃えるタイプ

大和スタジアムって、17時から鳴り物禁止なのかな。この時間以降一切の楽器・スピーカーを封印していました。
…遅い時間だと鳴り物NGの球場は割とありますが、この場合大声とかも禁止になるんだろうか。彼らなら口ラッパでも何でも歌って応援しにかかりそうですが、大声を出すのを控えていたように見えました。さすがにチャンスの時は大分盛り上がってたりしましたが。
試合は終盤に差し掛かっていたとはいえ、夕方になって色々と応援の制約がありましたが、そんな中でもいかに楽しみ、盛り上げるか工夫を凝らすのが大学生です。なので日体大スタンドは、急にウェーブを始めたりしていました。ウェーブは桜美林スタンドにもパクr波及しました。
案外制限があったほうが楽しくできるところもあるのかもしれません。

  • ついにベールを脱ぐ

本日の投手リレーに記載した通り、6回から寺西君が登板し、復活をアピールしました。
しかし今日の本題はこちらかも。8回から登板した関戸君についてです。

関戸君の登板を見るのは私は初めてですが、既に名前は聞いている。「中学ないし高校ですごかった選手が、日体大で再起を目指す」みたいな記事が書かれると、その内容は寺西君と関戸君が主人公になっているのではないかと思います。
最近もそんなような記事を見かけたけど、ソースを探すのがめんどくさいが見つからなかったので、かつて寺西君の初登板を見た時に引用した記事を再掲します。
sportiva.shueisha.co.jp
で、この関戸君とやらはなかなか出てこないなぁと思っていましたが、ついに登場というか、GOサインが出た(出した?)って感じでしょうか。
そのピッチングは、確かに良いものを持っていそう。寺西君と大分似ているなぁと思ったけど、寺西君は結構丁寧にやろうとしている感じが垣間見えるのに対して、関戸君は荒っぽいというか、ガンガン攻めていきたいって感じが窺える投球でした。あ、荒っぽいとか言ったけどコントロールは割かし普通だと思います。
1失点はしましたが……これはバント処理時の送球がやや怪しくて、そこを桜美林に狙われたのではという感じがします。例えば鎌倉君の打席の成績は、スポナビの成績だと単にピッチャーゴロと書いているけど、これセーフティバントを狙った当たりですからね。もっとも思いの外ピッチャー正面で不発になったというような感じですが。
まぁ何というか、私は中学野球や高校野球を全く存じないので、この2イニングを見ただけの印象で書いていますが、注目されるのもわからんでもない、という感じです。残された時間の中でどうなっていくか、興味はあります。