ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9/2 首都大学野球1部秋季リーグ・第1週 明治学院大学vs桜美林大学【リモート観戦】

えー今日から秋のリーグ戦の開幕です。自分の仕事の忙しさと、気温のせいで全く秋のリーグ戦という感じがしないのですが(白目)
今日は私用のため、第3試合のみ観戦です。


スタメンはこちら。

<先攻・明治学院大学
1(指)山崎
2(遊)近岡
3(一)小澤
4(左)石島
5(中)篠田
6(右)竹長
7(三)斎藤将
8(捕)坂本
9(二)中村
(投)髙橋風
<後攻・桜美林大学
1(左)森田拓
2(指)鈴木龍
3(二)高松
4(一)岡野優
5(遊)揚野
6(捕)寺嶋
7(中)梅香
8(三)手塚
9(右)鎌倉
(投)大坪

この試合は投手戦でした。なので書くことがありません(いつもの)
髙橋君は春のシーズンでかなり成長した印象だったので、このぐらいできるだろうというのはありましたが、失礼ながら大坪君がここまでいいピッチングができるのが意外でした。ちょっと桜美林大側の解説も驚いていたようでしたね。
両チームとも野手の守りもかなり良かったのですが、こういう締まった試合って、1つのプレーが大きく試合の流れを変える可能性があると思います。
一番印象的だったのは、6回表の明治学院大の攻撃でのこと。1アウトランナーなしというピンチでも何でもない場面でしたが、この打席で明治学院大は小澤君がバッターボックスに入りました。
小澤君が放った当たりは、二遊間を抜けそうな当たり。しかしこれをセカンドの高松君が逆シングルの形で捕球。このままだと体勢的に厳しく投げられない、セーフになるだろう、と思ったところで、ショートの揚野君が接近。高松君は至近距離から揚野君にボールをパスし、揚野君が一塁へ送球しアウトにしたという場面がありました。このプレーに現地も沸いたようでした。
ここはスコア上ではただのセカンドゴロみたいな書き方になってしまっていますが、桜美林大の連係の良さというか良い感じに機転を利かせたというか、そういうのを感じました。解説はアライバのプレーと言っていましたが、言いたいことは何となくわかりました。
その裏の攻撃。桜美林大は先頭の手塚君がすないぽで出塁すると、鎌倉君は進塁打、森田君がヒットで一三塁にチャンスを広げるも後が続かず。続く7回裏も、1アウトから揚野君がツーベースで出塁し、寺嶋君がヒットで続いてまたも一三塁というチャンスを作りますが、これも得点には結びつきませんでした。が、あの守備が流れを桜美林大側へ引き寄せたなと感じるシーンでした。


一方の明治学院大ですが、こんな感じで桜美林大側に流れを持っていかれそうになったものの、髙橋君が踏ん張り先制を許しませんでした。となると、カウンター的に明治学院大に流れが行ってもおかしくないですよね。
8回表、この回1アウトから、山崎君の代打・阿部君がピッチャー強襲の内野安打で出塁すると、近岡君も続いて一二塁のチャンス。明治学院大的には期待度の高い小澤君・石島君と続く打線でしたが、不発に終わり先制点ゲットはならず。ってな感じで、大坪君も粘りを見せていたんですよね。こういう粘りみたいなのは、少なくとも春の大坪君にはなかったような印象なので「今シーズンの大坪君は一味違うやもしれん」という期待を抱かずにはいられないですね。


という感じで両先発が非常に頑張りまして、9回を終えても試合の均衡は破れず。たこ焼き18個入。
9回の表裏を終えても、試合時間が2時間切っているというところに、両先発のテンポの良さを感じました。両チームの打線とも結構早いカウントから打ちに行っていたのが多かったのと、四死球が髙橋君2個・大坪君1個というところが大きな要因かなと思います。特に大坪君は、個人的にフォアボールの多いピッチャーという印象を持っていたので、これだけでもかなり良いなと思っています。


10回からはタイブレークに突入。あれ、首都って試合時間3時間超えるか12回終わっても決着つかない場合にタイブレークになると思っていたけど、コロナ辺りを機にちょっとこの辺のルール変わったような気がしたけど、もう9回終わったら即タイブレークなんだ。まいっか。
ノーアウト一二塁の継続打順なので、先攻の明治学院大は九番の中村君から。桜美林大は9回を投げ切った大坪君に代わって荒田君が登板します。
まず先頭の中村君はバントの構えを見せてはいたものの、ゲッツー崩れに仕留めて、1アウト一三塁。阿部君のところで一塁ランナーが盗塁して二三塁。結局バントさせた時と同じ状況になると、桜美林大は申告敬遠。満塁にして近岡君と勝負しますが、フルカウントの末押し出しフォアボールで、ついに試合の均衡が破れます。
尚も満塁の場面で迎えるのは怖い小澤君。やっぱりというか何というか、初球を打ち抜かれ、これでランナーが2人還り、ランナー一二塁とまだピンチは続く。さらに石島君のタイムリーで1点、篠田君はインフィールドフライで2アウトになりますが、途中出場の中島君に左中間方向への長打を打たれ、もう2点。明治学院大はこの回一気に6点をゲット。タイブレークの状況ではなかったけど、桜美林大は春にこんなことがありましたので、ちょっとね……
bladecatcher.hatenadiary.jp
その裏、桜美林大は七番に入っている藤澤君から始まる攻撃で、早速藤澤君のタイムリーで1点を返し、尚も一三塁のチャンスの場面でしたが、手塚君はサードゴロゲッツーを放ち、この間にランナーは一人還ったものの、ランナーなしの状態になってしまいます。そういえばタイブレークで、大量得点獲ったりホームランで一掃したわけじゃないのに、ランナーなしの場面になるってそうそうないんじゃないですかね……何となく萎えたような気持ちになってしまったのは、タイブレークでのランナーなしの場面=一通り攻撃し終わって落ち着いた、みたいなイメージが自分の中にあるからかもしれません。いや選手はそういうメンタルじゃアカンのやろうけどね。
この後、鎌倉君がセーフティバントで出塁し再度チャンスメークしますが、森田君は凡退に倒れてしまい試合終了。
6‐2で明治学院大が勝利しました。
延長10回までやりましたが、それでも2時間半経っていないんですよね…展開の割にだらだらした感じがほとんどなかった試合だったな。

<本日の投手リレー>
明治学院大学:髙橋風(10回)
桜美林大学:大坪(9回)‐荒田(2/3回)‐松本(1/3回)

あ、髙橋君は10回完投です。ようやっとる。

  • 本日の無駄情報

首都では選手に「俺のここを見ろ」というアンケートを取っているらしく、たまに紹介されます。大抵はバッティングとか走塁とか、投手であればストレートに自信がありますとか答えたりするもんですが、藤澤君は「ないのですが、強いて言えば顔・体・プレー・性格」などと謙虚に見せかけて大変欲張りな回答をしていたらしく、私はこれを聞いた時「また首都が濃いキャラを発掘してしまったのか」と思いました。まぁ一番印象に残ったのは「身近なニュース:コンビニで猫の餌を買ったら箸がついてきた」というエピソードなのですが(爆)
…BladeCatcherはアレなんです、駅伝とか見ていても某M田A美さんの小ネタにばかり気を取られてしまうようなタイプなんです。しょうがないね。
などとネタキャラ扱いしていますが、藤澤君は本日途中出場ながら好守を見せたり、タイブレークの場面でもタイムリーを打ったりと、ちゃんと野球の面でも活躍をしております。今まで名前をお見かけした覚えはないですが、現在3年生だそうなのでまだまだ見れますね。これからに期待しています。なんか鎌倉君とかぶるんだけど何でですかねぇ(すっとぼけ)