ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/22 関東選抜リーグ・前期 Hondavs茨城日産【公式戦】

4/22は大宮に行くために休みを取りました。が、雨天中止になりました………結果論だが、2~3時間ぐらい開始時間を遅らせれば試合できたのではないかという気もしますが…
何にせよ目的は果たせませんでしたが、折角の休みなので、等々力に向かうことにしました。等々力のほうは中止が出てなかったし、朝方は武蔵小杉界隈にあまり雨雲が見受けられなかったので、今からこちらも中止になることはないだろうと思いまして。
それに……当初観に行くつもりはなかったとはいえ、確認したいことがあったんだ。


スタメンはこちら。

<先攻・Honda>
1(二)三浦
2(左)金城
3(中)小口
4(一)藤野
5(三)山下滉
6(遊)峯村
7(捕)岩本
8(右)野尻
9(指)右田
(投)山下拓
<後攻・茨城日産>
1(中)石毛
2(遊)佐藤
3(二)細井
4(捕)青木
5(指)藤江
6(三)川﨑
7(右)寺元
8(一)東海林
9(左)田中
(投)大西

Hondaのスタメンは、藤野君以外は全員U-3年目の選手ですね。Hondaってベテラン選手が多いイメージがあったけど、思いのほかフレッシュなメンツが多いのだな。こういう選手起用が見れるのが、やはり関東選抜リーグならではですね。

  • はじめに

茨城日産の試合でどんな選手が出ているかは、過去に速報でいくらか目にしていました。
そのうち、石毛という選手のことがすごく気になっていたんです。この石毛という選手は、私がこれまで筑波大の試合でしょっちゅう見ていた、あの石毛君のことらしいです。確かに、下の名前や投打、学歴は完全一致していました。
しかし大学野球の進路の情報にはなく、グランドスラムの選手名鑑にも記載はありませんでした。
一応、茨城日産の公式HPで御尊顔は確認したのですが………なんか私の脳が認識できませんでした(爆)何せユニフォームが目に慣れぬ赤だから違和感強かったんだと思う。
もうこれは現地で自分の目で確認した方が手っ取り早い、と思いまして、その機会を窺っていたのです。
本当は茨城日産の試合はもう少し後に見る予定にしていたのですが、急遽このようなことになって、観戦の機会に巡り合った次第です。まぁこのことで頭がいっぱいで、そういえば茨城日産の試合自体初観戦だったってことをすっかり忘れていたのでした(爆)
で、確認しました。

どう見てもよく知ってる石毛君です本当にありがとうございました(やっと納得)よく撮った横顔だ…
いや……あんなに良い選手だったのに社会人に進まないのか―とか、敢えて野球は大学までって選択をする子たちもいるしなーという気持ちでいましたが……逆に色々あって、急遽野球を続けることになった、なんて子も珍しくはないと思います。
個人的には、もしそこにエクストラステージがあるならば、私はその行く末を見守るだけです。


  • というわけで試合です

茨城日産の先発は大西君。2年目の選手です。

その立ち上がり、先頭の三浦君にライト線付近へ上手く持っていくような当たりを打たれ、これで三浦君は二塁まで出塁。さらに金城君もヒットで続き、盗塁もあいまって二三塁。小口君は空振り三振に仕留めますが、藤野君はフォアボール。さらに山下滉介君もフォアボールを選んで押し出し。Hondaが1点を先制します。さらにさらに峯村君の犠牲フライでもう1点。尚も2アウト一二塁の場面で、岩本君が放った当たりはセンターの頭上を越える。これで残りのランナー二人が生還し、岩本君も三塁へ到達する2点タイムリスリーベースとなりました。

野尻君は粘られた末にフォアボールとなりますが、右田君のことは抑えましたので、打者一巡の手前で初回のHondaの攻撃は終了。4点を先制しました。
しかし大西君が大崩れしたのはこのぐらい。それ以降は立ち直りまして、散発のランナーしか許していませんでした。初回が勿体ないやつって感じでしたね。
一方、Hondaの先発・山下拓馬君。先月の試合で好投していたのを見ていました。

立ち上がりは大西君とは対照的で三凡と快調。2回も三凡に抑えていましたが、3回裏。先頭の寺元君にヒットで出塁を許すと、東海林君は空振り三振に抑えますが、田中君にもヒットで続かれ一二塁。石毛君のセンターフライで二塁ランナーがタッチアップ。

さらに送球の間に、一塁ランナーも二塁まで進み、2アウト二三塁。これは一塁ランナーの判断が良かったですね。
ここで迎えた佐藤君の当たりはライト前へのヒット。これでランナーが二人とも還り、茨城日産が2点を返します。

4回裏は無失点だったものの、ヒットとすないぽで満塁のピンチを作ってしまっていた山下君。なんか3回に先頭バッターを許してからガタガタと崩れてしまったような……そういえば前回見た時はひとりもランナーを許していませんでしたが、案外ランナーを出すと急に脆くなるパターンなのかも?と思いました。


6回表。茨城日産は大西君が続投中。
1アウトから岩本君にソロムランを打たれ、追加点を許してしまいます。

ノ ル マ 達 成 。 実は傍らにいらっしゃる西郷コーチもとても良いと思っているぞ。
しかしこのソロムランと、初回に放ったタイムリスリーベースの打球、ほぼ同じ感じだったな。スリーベースも、もうちょっと打球伸びてたらホームランだったかもってぐらい飛ばしてたし。 
大西君は6回を投げ切って降板。立ち上がりが大分課題が残る感じでしたが、それ以外はそんなに問題ないと思いました。きっとこれからも度々見かける、そんな選手になることになるでしょう。
大西君の後を受け登板したのは長谷川君。左投手ですね。立ち上がりは三凡と上々でしたが、8回に1アウト二塁の場面から、岩本君にエンタイトルとなるこれまた大きなツーベースを打たれまして、これでランナーが生還。Hondaが6点目をゲットします。打った岩本君は二塁に到達。結局達成はできませんでしたが、本日の岩本君はシングルヒット残しのサイクルリーチとはな……普段あまり名前を見かけない(気がする)のが不思議なぐらい、打つし飛ばしますね…


最後の最後でHondaが貫禄を見せて勝つかなーと思っていたのですが。
9回裏、この回Hondaのマウンドには本田君が上がりました。鈴鹿・熊本を含めても、「Hondaのホンダ選手」って意外といないですよね…
で、その本田君の投球ですが、先頭の藤江君にいきなりスリーベースでの出塁を許してしまいます。さらに川﨑君の打席では振り逃げ。キャッチャーが弾いてしまって振り逃げになったようなプレーでしたが、転がった方向が三塁に近かったので三塁ランナーは動けなかったので、尚も一三塁。ここで寺元君がライトへ犠牲フライを放ち、茨城日産が1点を返します。続く内藤君はゲッツー崩れで、ランナーが入れ替わる形になります。そして途中出場の佐々木君の当たりは、センターの頭上を越える当たり。これで一塁ランナーは一気に生還し、佐々木君も二塁まで到達します。藤江君のスリーベースもそうだけど、なんかこの回の打球は外野手の頭上を抜かれてばかりな気がしました。前進守備だったのかな。そこまで見てなかった。
で、打順が一番に戻って、石毛君はフォアボールを選び一二塁。所謂一打逆転な場面でしたが、佐藤君はセカンドフライに倒れ、試合終了。
6‐4でHondaが勝利しました。

<本日の投手リレー>
Honda:山下拓(4回)‐有村(1回)‐片山(1回)‐岡野佑(2回)‐本田(1回)
茨城日産:大西(6回)‐長谷川(2回)‐小林(1回)


  • 茨城日産の全体的な感想

岩本君が暴れ散らかさなかったらわからん試合だったと思います。
ただ、途中有村君・片山君・岡野君といった、大事な試合で登板することが多い投手相手だと、ちょっとまだ力が足りないかなという感じはしました。
にしても、打線が結構振ってくる印象が強かったですね。ヒットの本数はHondaと互角だったし。あと投手も、初回の立ち上がりがアレだったとはいえ、悪い印象は全然ないな。今日は凄まじいボールを投げる選手はいなかった気がしたけど、バランスの良い感じの投手が揃ってるのかな。
間違いなく秘めた実力を持つチームなので、侮ると足元をすくわれると思います。

  • 本日の復活(?)

ほんで上記のリレーの通り、Hondaの3番手として片山君が登板しました。
すごい久しぶりに見る気がするなぁ、と思っていたら、ベンチから「おかえり」とか「2年間ずっと練習してきたからな」とか、色々思うところが出てくる声が飛んでいまして。
そんな片山君のピッチングは、僅か5球でサクッと三凡に抑える素晴らしいピッチング。今日のピッチングは、私の記憶の中の片山君と大差ないと思ったけど、今日に至るまでに私には見えぬ苦労があったのかもしれないな。
あと印象的だったのは、Hondaベンチは良く声が出てるんですが、リアクションが大きくて私の位置から見えやすかったのもあって、片山君登板時は特に有村君が良く声を出していたな、と思いました。

  • そういう意味だったのか…?

代打から途中出場していた上ノ山君。ベンチから送り出される時「今日がお前の開幕戦や」みたいな激励の声が飛んでいました。この時は「この試合が今季初出場なのかな」と思っていました(ちゃんとデータ見てない)
で、家に帰ってレポを書きながら選手名鑑を見てたんですね。
上ノ山君、投手登録だったから、「あれ?」となりまして……「お前の開幕戦」って、私が想像したのと結構違う意味だったのかな、と。

  • 本日のゆるコマ

ゆる(い日常の一)コマ。
JABA大会や都市対抗予選・本戦でバチバチとした真剣勝負に臨む姿も勿論素敵ですが、こう、関東選抜リーグだからこそ見られるリラックスしたようなシーンがね、俺は好きなんですよ…!







だいたいですね、関東選抜リーグは案内の時点でこんなゆるいんですから(爆)尚もゆるくあってほしい(爆)