ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/24 東京都春季企業大会・7位8位決定戦 セガサミーvsHonda【公式戦】

長年、試合のレポを書く時は「日付・大会名・対戦カード」というフォーマットでブログの件名を書いているのですが、どうしてもこの件名の違和感が拭えん…
まぁ、2~3年もしたら慣れてくるでしょう。


スタメンはこちら。

<先攻・セガサミー
1(二)北川
2(遊)福森
3(左)竹谷
4(三)黒川
5(一)高本
6(捕)須田
7(指)宮川
8(中)神山
9(右)谷口
(投)武冨
<後攻・Honda>
1(二)三浦
2(指)辻野
3(右)鈴木薫
4(三)山下滉
5(一)千野
6(捕)藤野
7(左)山本兼
8(中)金城
9(遊)中村将
(投)村上

  • っていうか

君ら割と最近対戦してるじゃん…
baseball.omyutech.com


では本日の試合です。
Hondaの先発は村上君です。この機会に見れてラッキーと思いました。
スポニチ大会で中継ぎとして登板していたらしいのはお見かけしましたが、となると公式戦の先発は今日が初めてになるのかな。


今日のピッチングの内容は、大学時代によく見ていた感じとほぼ同じ。打たせて取る的なピッチングであのセガサミー打線を翻弄していたというか手玉に取っていたというか。被安打は散発2で四死球ゼロ。素晴らしい。5回を投げ切っての降板でしたが、球数は59球ぐらい。まだ行けそうだと思いましたが、初めての先発だし、今日はこのぐらいって感じで、いきなりは飛ばさない感じなのかな。
大学時代から知っている選手なので、そういう意味でも期待値が高かった選手ですが、早く次の登板が見たいと思わせられる内容でした。
一方、セガサミーの先発は武冨君。

…あれ、こないだ「中継ぎのスペシャリスト」みたいに紹介されている記事を見かけたような気がしたのですが、どうしたものか。
立ち上がりは辻野君にヒットを許したものの、盗塁を仕掛けてきたところをアウトにできたので、結果的に三凡。
しかし2回裏、この回先頭に山下君にフォアボールでの出塁を許します。千野君は空振り三振、藤野君・山本君と連打を食らって満塁。ここで迎えた金城君はきっちり犠牲フライを打ち上げ、Hondaが先制します。

そうそう、金城君の一番の強みは、こういうところでしっかり仕事して結果を残せるところだと思うんだ。
尚もランナー一二塁でしたが、中村君は初球を打ち上げてしまい、Hondaの先制は1点のみとなりました。
武冨君は2回を投げ切って降板。オープナー的な起用だったのかな。であれば、まだ「中継ぎ」なのかな。
セガサミーの2番手は横田君が登板。3回裏はフォアボールを出し四凡、4回裏は千野君・山本君にヒットを打たれ、1アウト一二塁という場面で降板。
……何だろうな、横田君を見るようになって大分経つと思うけど、ピッチングがネタ扱い「そうじゃねえだろ」と思ってしまうことが多いんだよな。『AKIRA』以降の岩田光央みたいな?(爆)
多分、横田君を初めて見た試合のインパクトが絶大だったからだと思うんですけど。
参考A:
univbbl.web.fc2.com
参考B:
univbbl.web.fc2.com
ま、まぁまだ企業大会だから…(小声)
んで、後を受けたのは岩本君です。新人さんのようです。なんかすまんなと思いました(爆)
最初に迎えた金城君にはストレートのフォアボールを与えてしまいます。ちょっと警戒したかな?
満塁となり、続く中村君は外野へ打ち上げ、これが犠牲フライとなり、Hondaが2点目をゲット。尚もランナー一二塁の場面ですが、三浦君は初球を打ち上げてしまい、Hondaの追加点は1点のみとなりました。
…さっき全く同じ流れを見た気がするのですがそれは……無得点よりかはマシですが、Hondaはこういう場面でもうちょっと点が取れたら楽だったかなぁ、と思います。


前半戦は2‐0で終了。整備を挟んで6回表開始。
Hondaは先発の村上君に代わって、有村君が登板。盤石に繋いでいくのだなぁと思いました。
先頭バッターは抑えたものの、北川君・福森君と連打を許し、1アウト一三塁となります。ここで竹谷君が放ったのはファーストゴロ。捕球した一塁手は本塁へ送球。三塁ランナーは三本間で挟殺プレーを凌ぎつつ、後続のランナーが進むまで時間稼ぎをします。そうこうしているうちに、一塁ランナー・バッターランナーはそれぞれ三塁・二塁へ到達。ここまでは割とよくあるプレーだと思います。
いよいよHondaの守備陣は三塁ランナーをアウトに……しようとタッチしに行きましたが、これを三塁ランナー、北川君が身体をひねって回避。完全に神回避。避けようとして走塁が走路から膨らみ過ぎるということもなかったので、アウトの宣告もなし(ちなみにこれ、ルール上正確には正規の走路から3フィート以内(1メートル弱)であればOKらしい。知らなかった)
本塁側にカバーに入っている野手が不在だったため、Honda守備陣は三塁ランナーがホームインするところを見送ることしかできず。これでセガサミーが1点を返します。トリックプレーと言うとなんか違う気がするけど、セガサミーのイメージ的に大分意外性があるプレーな気がしました。
このプレー、記録上は一塁手フィルダースチョイスになってるけど、これ最後にランナーにタッチしに行ったのが一塁手だったからなのかな?(ちゃんと見てなかった)なので「ランナーが三塁にいる状態で一塁手フィルダースチョイス」というと、もう少し違うプレーを想像しがちだと思いますが、実際はこんな感じでした。こんな展開現地で見なきゃわからんな!
で、尚も二三塁の場面ですが、黒川君は初球すないぽで満塁。高本君は三振に倒れますが、須田君はボールをよく見ていて、フォアボールを選び押し出し。セガサミーが同点に追いつきます。
その後、宮川君は凡打に倒れたので、セガサミーの攻撃は同点止まりでしたが、それにしてもこの回は意外なことが多かったな。セガサミーの攻撃の仕方の意外性もそう、有村君が崩れ気味だったのもそう。


その直後の6回裏、セガサミーは岩本君が続投。先頭の千野君・藤野君と実に順調に抑えていき、山本君の打席。
山本君の打球はライトへ。フライっぽい打球かなーと思いましたが、思いのほか伸びる。そしてそのまま打球はスタンドイン。Hondaがすぐさま再度リードを奪います。サンキューケンゾー。


この時の多幡さんニッコニコで和みまくりました(爆)ここに来て多幡さんに実は可愛い要素を加えるのはずるいと思うよ俺は(何の話)Honda戦士達はもっと多幡さんを笑顔にさせろくださいお願いします。
勝ち越したHondaは、3番手にもう一人の山下姓・山下拓馬君を起用。山下君は2イニングを投げて4奪三振という完璧なピッチングをし、9回の福島君に繋ぎます。
福島君は何かフォアボールを出していましたが、ちゃんと四凡で抑えて〆。
というわけで、3‐2でHondaが勝利しました。

セガサミーは終盤、田中選手・荘司君と投入し、良い守りから再度反撃の機運を高めようとしていましたが、Hondaの守りがそれ以上に堅かったって感じかな。特に荘司君は三者連続奪三振という圧巻のピッチングを見せ、印象に残りました。
にしても荘司君……全ッ然見てない系なのだな。

<本日の投手リレー>
セガサミー:武冨(2回)‐横田(1回・1/3)‐岩本(2回・2/3)‐田中(1回)‐荘司(1回)
Honda:村上(5回)‐有村(1回)‐山下拓(2回)‐福島(1回)


  • なんかもう3月時点で断言できそうな気がするから言う

Hondaの加入により東京ブロックが魔境と化している…!
いや、個人的には面白いので特に問題ないです。

  • 本日の三度見

試合開始前の様子を色々と見ていたんですが、この画を見て「えっ」となりまして。

別な人と並べてみる。

番号隠れちゃって、この写真だと分かりにくいですが、真ん中にいるのは金城君です。金城君と並んであんま大差ないってことは、村上君って思いの外ちっちゃいんだな……いや、大学時代にあまりそういう体格差的なのを感じたことがなかったので。あと、1枚目で対比した岩本君が大分ガチムチなのもあると思う(181/92だそうで)
結構ありますよね、大学時代よく見ていた選手が、社会人やプロの世界に入った途端実は小さいとか、体ができていないことが判明するとか、大学ではスゲーガタイがいいと思っていた選手が、プロの世界だと全然ヒョロガリのレベルで衝撃を受けたとか……そう考えると、大学生とか、まだ大学卒業したてって時期は、大人の一員とはいえ、案外まだまだ未熟なのがこうもわかるんだなぁと思います。