ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/9 第78回JABA東京スポニチ大会 セガサミーvs東海理化【公式戦】

打ち合いならセガサミーが絶対に勝つ。そう思っていた時期が俺にもありました。


スタメンはこちら。

<先攻・セガサミー
1(中)植田
2(左)竹谷
3(右)高島
4(遊)中川
5(指)黒川
6(三)砂川
7(一)宮川
8(捕)須田
9(二)北川
(投)舘
<後攻・東海理化
1(三)鈴木
2(中)福本
3(指)井貝
4(右)門叶
5(一)武藤
6(左)齋藤
7(二)川上
8(遊)中野
9(捕)池間
(投)池田大

セガサミーのスタメンに川が多すぎる(率直な感想)そしてこんだけ川がありながらダブりがないのがすごい。


というわけで試合です。
東海理化の先発・池田君の立ち上がりですが、先頭の植田君にヒット、竹谷君はショートライナーに抑えますが、高島君もヒットで続いて一三塁。中川君は空振り三振に抑えますが、黒川君にフォアボールを与え、満塁。ここで砂川君が放った当たりは、センターとセカンドの間ら辺に落ちるような微妙なヒット。


これでランナーが二人生還し、セガサミーが2点を先制します。
一方、セガサミーの先発・舘君の立ち上がりは2奪三振を含む三凡と非常に良し。

しかし3回裏、1アウトから池間君がヒットで出塁すると、鈴木君もヒットで続き、何やかんやあって満塁となり門叶君を迎えます。門叶君は前の打席で(外野手の目測誤りの影響がデカいと思うけど)ツーベースを打ったりしています。

野手全員がマウンドに集まるのを久しぶりに見た気がしたので……
で、そんな門叶君の第2打席はセンターへのヒット。これでランナーが2人還り、東海理化が同点に追いつきます。

門叶君の覚醒は今年も続いてるな。


同点で迎えた5回表。池田君は2回~4回と立ち直り、調子を取り戻していたようでした。


が、5回表に先頭の竹谷君にヒットで出塁を許すと、高島君には粘られた末にフォアボールを与えます。中川君はバントを試みますが、好フィールディングにより三塁フォースアウトとなり、失敗。黒川君はキャッチャーファールフライと2アウトになりますが、ここで砂川君がタイムリーを放ち、セガサミーが1点を勝ち越し。尚もランナーが2人残った状態で宮川君はフォアボールを選び、満塁。須田君が放った当たりはライトの頭上を越え長打コース。これでランナーが全員生還し、セガサミーはこの回一挙4点を取って大きく勝ち越します。


スゲーセガサミーな攻撃だなぁと思いました。相手をボコボコにしてこそセガサミー(過去のトラウマ)
しかしその裏、1アウトから福本君がスリーベースで出塁し、これを井貝君のサードゴロで還し、点差は3点差に縮まりました。
さらに6回裏、この回先頭の武藤君がすないぽで出塁。明らかに当たったとわかるやつではなく、セガサミー監督の西田さんが「(今の)当たりィ!?」って審判さんに確認するレベルの掠った系のすないぽでした。
ここで迎えた齋藤君の当たりはライトスタンドへIN。というわけで、齋藤君の2ランで2点を返し1点差に詰め寄ります。続く川上君に、バットを真っ二つに折ったのにレフト前へ運ばれるヒットを打たれて、舘君は降板。なんかちょっと、あのセガサミーがパワー的な意味で押さえれているような感じがしました。
その後を受けた武冨君は完璧なリリーフを見せ、1点のリードを守り切りました。それにしても、武冨君の苗字を見た瞬間、女性の集団がエアロビを踊る幻覚が見えたんですよね。本当に五分と五分k(ry
東海理化の守りですが、先発の池田君は須田君に走者一掃タイムリーを打たれたところで降板しており、重川君を挟んで、6回からは茶谷君が登板。ちなみにこちらは「ちゃや」君です。「ちゃたに」だとどこぞの野手っすな。

茶谷君はセガサミーのシングルヒット連発を食らいつつも凌ぐピッチング。しかし打たれはするもののゲッツーとかテンションをブーストするような打ち取り方をしていたので、東海理化のベンチの雰囲気はむしろ良さげ。そんな感じの声が飛んでいましたが、東海理化にもっと流れを引き寄せてもおかしくない内容だったと思います。
が、セガサミーもそう易々と主導権は渡さない。特に8回裏なんですが、この回は田中選手が登板しました。あ、この選手は元プロなんだ。
その投球ですが、144kmぐらいのストレート(?)をベースに見逃し三振2つを奪う三凡。このぐらいの球速の球は、前の試合で遠藤君が投げていたりしましたが、あれとはちょっと違った。上手く表現できないけど、球速以上の何かがあるように見えたというか。なので後で元プロと知って「道理で」と思いました。
8回表が終わった時点では東海理化に流れが行くかも、と思ったのですが、この8回裏の田中選手の投球を見て「いや、まだセガサミーに分があるな」と考えを改めました。
そして直後の9回裏。東海理化は茶谷君が続投。1アウトから砂川君・宮川君・須田君の3連打でダメ押しの1点を奪われてしまいます。今日のセガサミーの長打は、須田君のあのツーベースの1本だけだったが、マシンガンなセガサミーも恐ろしいな。
9回には4番手の荘司君にピシャっと三凡で抑えられ、ゲームセット。東海理化にも行ける感は割とあったと思うけど、ちょっと及ばなかったな。
というわけで、7‐5でセガサミーが勝利しました。

実は、5回表に4点を取った時点でこれはセガサミーの勝ちだな、と思ったのですが、思いのほか東海理化が肉薄してきたな。いやなんか、セガサミーがボコボコに打つと相手のメンタルも手折っているようなイメージがあってさ…私が勝手に折れてるだけかもしれんけど(爆)
セガサミーは相変わらず打撃戦に強いなぁと思うけど、そんな試合を最後までわからなくした東海理化は、今年も侮れないやも試練。

<本日の投手リレー>
セガサミー:舘(5回・0/3)‐武冨(2回)‐田中(1回)‐荘司(1回)
東海理化:池田大(4回・2/3)‐重川(1/3回)‐茶谷(4回)


  • 脳内再生余裕でした

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勝利監督インタビューとか聞いてても思うけど、西田さんは良くも悪くも「昭和のおっちゃん」なんだよなぁ。なんか憎めない感じ。
それにしても、この記事を書いた記者さん、おもろい経歴を持ってるなぁ。ちなみに御尊顔がスポニチ大会のパンフに載っていたりする。若そうな人だと思ってたけど、今日に至るまで結構紆余曲折を経ているのね。