昨日は日体大の卒業式があったそうですね。
日体大グラウンドに向かう途中に横浜美術大学があるのですが、本日はこちらの卒業式だったようです。
…いや、自分の大学の卒業式が3/1だったので、この時期にやるんだーと思いまして。よく考えたら、首都圏の大学が一斉に同じ日に卒業式をやったら一部の業界の稼働がパンクしますもんね。
スタメンはこちら。
<先攻・東京大学>
1(遊)笠原
2(二)新堀
3(一)武隈
4(左)岡
5(指)青山
6(三)石元
7(中)梅山
8(右)土井
9(捕)大音
(投)小林大
<後攻・日本体育大学>
1(中)上西
2(右)大木
3(二)三野原
4(一)猪原
5(遊)高垣
6(左)大塚
7(指)矢澤
8(三)小儀
9(捕)馬場
(投)鳥谷部
そういや先週、青学のオープン戦ユニフォームは背に選手の名前が書かれていていいですね的な話をしましたが、日体大も同じ感じのようです。これ、最近の大学野球のトレンドなのかしら?
背の名前がない選手もいたけど、この辺の基準はよくわからん。上級生だけ名前がある、とかいうわけでもない(そもそもそんな区別いらんし、だいたい今の日体大がそんな区別をするとは思えぬ)
ちなみに東大のユニフォームは名前入ってなかった。あ、東大といえば、なんかユニフォームが変わるらしいけど、
www.sponichi.co.jp
私はこれを見た時、青山学院大学という文字しか浮かんでこなかったのだけど、このオープン戦ユニフォームは、結構東大感あって好きだな。
確かに東大のスクールカラーは「淡青」であるのだが、やっぱ東大野球部というと鮮やかなブルーのイメージでね。
んで、試合の方はというと。
まず2回裏、この回先頭の高垣君がレフトへのソロホームランを放ち、日体大が先制。打った瞬間行ったなーとわかる当たりでした。
さらにその後大塚君と小儀君がヒットで続いて、1アウト一三塁。ここで回ってきた馬場君の辺りはショートゴロだったのですが、野手が打球を前に弾いてしまい、バッターランナーはセーフに。そして三塁ランナーはこの間に生還して、日体大がもう1点を追加。
東大の先発・小林君は2回こそこんな感じで失点しちゃいましたが、全体的に割と落ち着いていたのではないかと思います。
ランナーは毎回出してたけど、後続さえしっかり抑えればいいのよ。
一方、日体大の先発・鳥谷部君。
球のキレは非常に良さそうだったのだけど、コントロールに難あり。別にストライクが入らなくても、ボールにバッターが釣られてくれれば結果的にいいんだけど、すっぽ抜けたようなやつとか、バッターの顔の辺りの高さになっちゃうボールなど、わかりやすいボール球ばかりなのでそんなわけもなく、ただ球数が増えるだけだな−というボールが多かったです。東大のバッターも、積極的に振るよりかはそういうボールをしっかり見極めようとする選手が多かったかな。
序盤3イニングはそれでも何とかなって、東大を完璧に抑え込むことができましたが、4回表に先頭バッターの笠原君をフォアボールで出した辺りからちょっとおかしくなります。この試合の鳥谷部君的に初めてのランナーだったとうのもあるかもしれませんが…新堀君は抑えたものの、武隈君にヒットを許し一二塁。さらに暴投があって二三塁。迎えた岡君の当たりは、詰まっていたと思うのですが、セカンドとセンターの間ら辺にポトリと落ちる渋めの当たりとなり、この間にランナー2人が還り、東大が同点に追いつきます。
自分で撮った写真にツッコむのもアレだが、インパクトの瞬間ってこんなにバット歪むのか…こういう瞬間は初めて撮ったな。
ほんで、打った岡君もなんか嬉しそうやね。
さらに青山君もヒットを放ち、ランナー一三塁とまだまだチャンスが続きます。この時の岡君の三塁を狙った判断は見事でしたね。で、この三塁ランナーを石元君が犠牲フライできっちり返して、東大が勝ち越します。やるねー。
この後、梅山君・土井君と連続フォアボールがありまして、満塁のチャンスがあったのですが、大音君はこれに続けず得点ならず、まだまだ点を取れそうな気配がありましたが、まぁいいでしょう。
しかしなー、この回の鳥谷部君はほぼ崩れていたのに、ほとんど誰も声掛けに行ってなかったんだよなー。キャッチャーが1回マウンドに行った(ような気がする)ぐらい?今日の登板は4回までって決まってたのかもしれないけど、それでええんかな、と思ったりしました。こういうのリーグ戦で見たら、ピンチなんだから何かしなよと思うと思ったので…
5回表にも東大のチャンスがあり、新堀君のヒットと武隈君のすないぽで1アウト一二塁。ここで前の回に得点した岡君に打順が回ってきましたが、ここはゲッツーに打ち取られてしまいます。さすがに日体大も2度も同じような隙は見せなかったかな。ただ、その裏に日体大が1アウト一塁となった時、小林君がほとんど同じようなゲッツーを取ってみせたのは趣深いなーと思いました。
東大は小林君を5イニング投げさせて降板。継投モードに入ります。東大の真価はここから問われると思いました。
私は長らく東京六大学を見に行っていないので、今の東大の選手がどんな感じかほとんどわからないし、どういう野球をやるようになったのか、その変化も知らないのですが、主戦(先発)でないピッチャーを複数名繋ぎつつ、守りきることができるかというのは、東大の重要な課題であると思います。
というのを踏まえつつ、6回には宮本君が登板。先頭バッターを内野安打で出塁させ、バントで1アウト二塁と少々不安な場面になったこともありましたが、ここはどうにか無失点で切り抜けます。日体大公式の選手名鑑に載ってなかったので、大塚君・矢澤君・小儀君は新1年生なのではないかと思うのですが、そういうバッターが巡ってくる打順でラッキーだったかな、というのもあると思います。しかし東大のショートの守備っていつも怪しい気がするのだが…まだ某選手の亡霊が見えているんだろうか…あの選手よりは、まだ動きはいいけど…
7回からは坂口君が登板。1アウトを取ってから、上西君にツーベースを打たれます。このツーベースは、実は2回裏の高垣君のホームランを除くと、両チーム初の長打となります。あと、本日上西君のことはしっかり抑えられていたので、ここで打たれてしまったのは後続を考えると、ついに起こしてしまったか−という感じもありました。さらにこの後大木君も続いて、1アウト一三塁。確かに日体大的には何でもできる状態ではありましたので、セカンドの新堀君なんか超前進守備でしたが、三野原君の打席で暴投が発生し、日体大は大した苦労もなく同点に追いつきます。
うーんこの、作戦とは全く関係ないところで失点してしまうのが東大やな−というか何というか。
ピッチャーを繋いで逃げ切りたいところで、打たれるべきでないバッターに打たせてしまうこと、そして気負いすぎからのピンチを招いて失点というのは、以前よくリーグ戦で見ていた覚えがあるのですが…と思うと、この辺は今も尚東大の命題なのかなーという感じがします。
そういうわけなので、8回に柳川君が登板した際、2アウトから矢澤君にフォアボールを出してしまったのですが、これを大音君が即盗塁アウトにしたのは良かったと思います。守備で野手がしっかりフォローしてくれるのはええやね。
で、東大の打線の方ですが、6回から登板した北山君にほぼ抑え込まれてしまいます。北山君は新4年生なので、新2年生の鳥谷部君や北君と比較すると結構落ち着いているというか、場馴れしている感があったように思います。コントロールも安定してたし。
というわけで、試合はこのまま終了し、3‐3の引き分けに終わりました。
はっきり言って、この試合東大勝てたな。
逆に日体大は、よく負けなかったな、って感じ。北山君が流れを完全に渡さないよう、持ちこたえたおかげだと思います。
<本日の投手リレー>
東京大学:小林大(5回)‐宮本(1回)‐坂口(1回)‐柳川(1回)‐奥野(1回)
日本体育大学:鳥谷部(4回)‐北(1回)‐北山(4回)
- 今年のキャプテン
東大のベンチ入り選手の情報を入手したのですが、東大は主将の辻居君がいなかったようです。そういうこともあるんやなぁ。
日体大は、今年は上西君がキャプテンなんだね。
- 本日の気になった選手
東大の奥野君かな。2年生だから、これからもまだまだ見れるチャンスがあるのかな。
球の感じもよかったけど、開成のご出身というのが、やっぱ東大的な意味で胸を熱くさせますね。
公式の選手名鑑を見たのですが、誕生日2000年ってなってたけど…え?今の大学生って2000年生まれとかなの?え??
最初選手名鑑がバグっていると思ってしまった…19XX年生まれ表記に慣れすぎているんだな…