ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/7 首都大学野球1部春季リーグ戦・第1週 桜美林大学vs筑波大学

あと1日、せめてあともう1日、一緒にいたいの。


スタメンはこちら。

<先攻・桜美林大学
1(右)清水怜
2(左)藤澤
3(三)増尾
4(指)鈴木龍
5(捕)寺嶋
6(一)千代松
7(遊)鈴木拓
8(二)高松
9(中)梅香
(投)大坪
<後攻・筑波大学
1(指)川上
2(二)永戸
3(中)岡城
4(右)松永
5(左)中村真
6(三)長田
7(一)米田
8(捕)西川
9(遊)宮澤
(投)国本

投手戦でした。いや正直、この先発のメンツで投手戦になるとは、ちょっと予想外だった。
筑波大の先発・国本君が良いピッチングをするのは想定通り。

国本君は速球がよく注目されると思いますが、組むキャッチャーのリードの方針にもよるのかもしれないけど、今週出てきた剛速球ピッチャーたちのように、速球でゴリ押すような戦法ではなく、変化球を色々混ぜつつ、140km後半のストレートを繰り出してくるという、色々考えてるんだなぁというのを感じる内容でした。国本君みたいなピッチャーは長所を伸ばしまくる感じで、直球を磨いてもいいんだろうけど、その先を見据えて投球の幅を広げようと試みているような、そういう感じがしました。別にそこまで考えてないのかもしれないけど(爆)
一方、桜美林の先発・大坪君。今日の大坪君は非常に良い意味で私を裏切ってくれた。

もうね、何もかもが今まで見てきた大坪君と全く違う。今日の中の人誰?って疑ったレベル。
コントロールもテンポもいい。フォアボールもほとんど出さない。だから自滅していく感じが全然ない。ホントね、こういうのでいいんだよっていう感じ。国本君ほど凄まじい球は投げないのかもしれないけど、それでもしっかり筑波大打線を抑えていました。


前半戦は両チームともゼロを並べましたが。後半になって試合が動き出します。ピッチャーは両チームとも先発が続投中。
6回裏、この回先頭の永戸君がヒットで出塁すると、岡城君はバント。松永君にはストフォアを与えて、1アウト一二塁。実はこのストフォアが、大坪君が与えたこの試合初めてのフォアボールだったりします。過去にこのイニングの辺りまでフォアボールを出さずに来れたことがあっただろうか…ってぐらい、大坪君にはフォアボールのイメージがあるのですが(失礼)松永君には昨日クソデカホームランを打たれてますので、警戒してフォアボールなのは止む無しだと思います。
中村君はゲッツー崩れで2アウト一三塁。ここで迎えた長田君がセンターへタイムリーを放ち、筑波大が1点をゲットし、ついに均衡を破ります。
その後、米田君は空振り三振に倒れましたので、筑波大の先制は1点のみ。今日は投手戦の予感なので、1点でもデカいと思っていました。
しかし直後の7回表、この回先頭の増尾君がソロムランを放ち、桜美林がすぐさま同点に追いつきます。増尾君のことは、今日はゲッツーに見逃し三振と完璧に抑えていたのですが、一発は仕方ないと思うんだけど、今日の試合展開だと痛かったかなぁ。


国本君は7回を投げ切って降板。8回からは西本君が登板します。2年生の選手です。リーグ戦は初登板かな?
しかし先頭の高松君にヒットを許すと、梅香君バントで2アウト二塁。ここで清水君への代打・山本君が起用されます。山本君の打球は増尾君が放った打球とそっくりでレフトスタンドめがけて伸びていき、そのままIN。


というわけで山本君の2ランで桜美林が勝ち越します。サンキューヤマケン(1年ぶり2回目
その後、藤澤君は凡打に倒れますが、増尾君にフォアボールを与えたところで、西本君は降板。隼瀬君が登板しますが、隼瀬君でも桜美林の勢いは止められず、鈴木龍斗君・寺嶋君と連打を浴びてもう1点を失います。
さらに9回表、この回は前田君が登板していましたが、鈴木拓海君と梅香君のヒットに筑波大のタイムリーエラーがあって、もう1点。なんかね、国本君が降板してからチャンス!って感じで桜美林が畳みかけていったような感じがしましたね。
大坪君は尚も続投していまして、合計5点の援護を得て9回のマウンドにも上がりました。代打の藤代君にヒットを許しはしましたが、9回も危なげなく抑えていました。
というわけで、5‐1で桜美林大が勝利しました。大坪君は完投です。


試合後、桜美林スタンドから「越谷行こうぜ筑波」というお誘いがありました。
※越谷:このカードの第3戦目向けの予備日である4/20~21の会場が越谷だからなのだと思います。

<本日の投手リレー>
桜美林大学:大坪(9回)
筑波大学:国本(7回)‐西本(2/3回)‐隼瀬(1/3回)‐前田(1回)

…私は20日はお病院だから行けないのよね…

  • 本日のスタンドとの交流

元ネタのことは詳しくないのですが…
そのイニングの攻撃が終わって守備につく時、得点した選手がいた場合こう、スタンドがその選手に対しコールを送ることは割とあると思います。
桜美林はそれをしつつ、スタンドとその選手がデスターシャをやってたりするんですね。
8回表に勝ち越した時はテンションブチ上がったのか、そのイニングで得点した山本君や寺嶋君とデスターシャしつつ、8回裏から守備についた鎌倉君に対してもやってました。鎌倉君はそんなスタンドに付き合っていました、ライトから。
何となくグラウンドの選手とスタンドの部員たちは距離感ができてしまうような感じがするけど、ああいう交流が見られるのはすき。

  • やり返した

筑波大スタンドのWelcomeについに桜美林スタンドがやり返してくれました。そうそう、私はこういうスタンド間の交流が見たかったの。
でもね、今週の桜美林、筑波大のこと好きすぎじゃない?このオフ中に何があったの?いやうんまぁワタクシもそういうジャンルに若干の嗜みはありますけども、急すぎてこう戸惑ってるっていうか(何の話)

勝負事なので、どうしても敵と味方に分かれてしまうのがスポーツというものだと思います。
でもね、敵だからって罵り攻撃し・排除するのは違うと思うんだよね。
グラウンド上では勝ち負けを巡って真剣にやり合ってるけども、お互い仲良いんだよねって感じられるシーンが見られるのが、スポーツの好きなところなんですよ。
勝負事において敵だからという理由だけで、相手に対し敵意をむき出しにし、マイナスの感情だけを抱くのは違うと思うんだぜ。
っていうか敵と味方じゃないんだよ。相手と己、ただそれだけだと思うんだけど。