ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

10/27 首都大学野球2部秋季リーグ戦・第8週 明星大学vs成城大学

1部の試合も全て終わったし、ようやく2部の試合を見れる余裕が出てきました。もう今日で終わりだけど。
会場によるかもしれませんが、2部の試合のみの日は無料みたいです。意外。東都の2部は入場料取られたけどなー。いや別に気にしてないし、必要ならばきちんと払うものは払うスタンスですけども。
首都では1部の後に2部の試合が組まれている時、1部の試合から見ようとすると入場料が発生しますが……2部の試合だけ見る場合はどうなるんだろうな?行ったことないけど…


スタメンはこちら。

<先攻・明星大学
1(二)阿部
2(三)伊藤
3(遊)辻
4(一)吉村
5(指)平田
6(左)島田
7(右)廣岡
8(中)松井
9(捕)鵜飼
(投)谷井
<後攻・成城大学
1(中)佐藤亮
2(三)磯木
3(二)伊藤
4(左)小久保
5(指)菊地
6(捕)長嶋
7(一)松永
8(遊)井深
9(右)吉田悠
(投)笹沼

明星大の先発は谷井君です。

「明星大の谷井」と聞くと、ドラフトに詳しい人は思うところあるかもしれません。かつて明星大には、ドラフト候補の選手で谷井一郎という選手がいてましたが、この谷井君は彼の弟さんであるようです。
参考情報:
sportiva.shueisha.co.jp

「この前にリーグ戦で初先発して、いいピッチングができたんです。最速148キロくらいまで上がってきているので、あとひと踏ん張り。そこを超えると、変わってくるよと伝えています。弟は自分と違ってコントロールがいいタイプなので、なおさら頑張ってほしいですよね」

……という感じのピッチャーです(説明端折った)
いや実際兄貴のコメント通りというか、私は兄貴が登板しているところを見たことがないのでアレですが、思うに谷井君は、兄貴のように癖のあるピッチャーではないです。フォームも普通、コントロールもコメントの通り割と良い。スピードも結構出てて、私が見た限りでは140半ばは出ていたかな。強い癖はないけど、ぶっ飛んでいるようなピッチャーでもないかな、って感じ。バランスは良いと思います。
いや私はそんなことよりも、谷井君は帽子飛ばす系男子なんだなって方が印象的だったので(爆)

2ストライクまで取って、ここでウイニングショット投げるんやろなぁってタイミングで帽子を飛ばしてくれるので、シャッターチャンスがわかりやすいと思いました(爆)一般的なカメラマンとシャッターチャンスのニュアンス違くない?というのは置いといてだ。
そんな谷井君の立ち上がりは快調。3回裏にヒットと2つの四死球で2アウト満塁のピンチとなりましたが、ちゃんと切り抜けれたのでヨシ。でも、今日見た中でピンチらしいピンチはそのぐらいかな
一方明星大の打線ですが、先週時点でチーム打率.171というなかなかのグロさになっており、一抹の不安を抱えながら本日大田スタジアムに馳せ参じたわけですが、「何故チーム打率.171なんだ」ってぐらい打っていました。
3回表、この回先頭の廣岡君がヒットで出塁。松井君は凡打に倒れますが、鵜飼君フォアボールで一二塁。阿部君はアウトになるも、伊藤君・辻君の連続タイムリーで明星大がまず2点をゲットします。

これが伊藤君。

これが辻君。他のバッターも塁に出るとこのポーズやってたので、明星大の流行なのかもしれません。
尚もランナー一三塁の場面で、続く吉村君の当たりは普通のショートゴロだと思いましたが、遊撃手は二塁へ送球したものの、その送球がちょっと逸れ気味だったようで、二塁のベースカバーに入った二塁手の足が離れてしまい、セーフに。この間に三塁ランナーが生還し、明星大が3点目をゲットします。
さらに平岡君にフォアボールを与え満塁となりますが、嶋田君はファーストゴロに抑えて、打者一巡する手前で明星大の攻撃は終了しました。
5回表、この回は先頭の阿部君がヒットで出塁すると、伊藤君バント、辻君はセーフティバントでオールセーフ。ランナー一三塁の場面で、吉村君の当たりはファーストへの速い打球。これを一塁手が弾いてしまい、この間に三塁ランナーは生還。明星大が4点目をゲットします。バッターランナーもセーフだったので、尚もランナー一二塁です。
平岡君は凡打に倒れ、嶋田君の代打・若林君はセンターへのヒットで、これで二塁ランナーが生還。明星大が5点目をゲット。この時一塁ランナーも先の塁を狙ったようですが、ちょっと欲張りさんだったかな、三塁タッチアウトとなっていました。
成城大の先発・笹沼君は6回を投げ切って降板。失点したイニング以外は全て三凡に抑えていたし、バッチバチに抑えるタイプのピッチャーではないと思うので、ランナーを出すのは致し方ないと思いましたが、今日はちょっと、野手に足を引っ張られた感があって不憫な感じがしました。


後半戦。
明星大は、6回1アウトから伊藤君にヒットを打たれたところで、先発の谷井君を降ろします。球数的にはまだ行けそうだったけど、そんなに無理はさせない感じなのだろうか。
一方成城大は、前述のとおり笹沼君が6回で降板したので、7回から継投モードに突入します。
で、先に言ってしまうと、もしやという気はしていましたが、あまり上位に行けないチームあるあるで「ある1人のピッチャー頼みみたいな戦力になってしまっていて、そのピッチャーが降板した後は急にダメになる」というのがあると思っていて、成城大はそれなのだなと。ピンと来ない人は「(特に土曜日の試合において)先発が降板した後の東大」みたいなのをイメージしてもらえればいいかなと思います。今の東大は違うかもしれないけど。
7回以降、しっかり抑えてくれる投手がおらず(強いて言うと、2番手の高島君は0点に抑えてたけど、正直内容は…)8回は……簡単に書きます。
8回表のマウンドに上がったのは3番手の勝永君。まず先頭の若林君フォアボール、廣岡君バント。その後連続2フォアボールで満塁。阿部君にライトへのタイムリーを打たれ、1点。ここで成城大は、勝永君から今村君にピッチャー交代。早速迎えた伊藤君を、ゲッツーコースなショートゴロに仕留めましたが、またも遊撃手の送球はイマイチだったっぽくて、二塁手のカバーがギリギリな感じになり、バッターランナーはアウトにできず。この間に三塁ランナーが生還したので、明星大が7点目をゲット。辻君にフォアボールを与えまたも満塁となりますが、吉村君は何とか抑える。
9回表、成城大のマウンドには木下君が登板するも、先頭の代打・渡邉君をサードエラーで出塁させる。若林君は凡退、代打・荒江君はストフォア。続く途中出場の宮本君の当たりは、二塁ベースの近くで、二塁手と遊撃手の間辺りに飛ぶような低めのフライでしたが、遊撃手が捕りに行こうとして落球。しかし、二塁ランナーがフライだと思って一度二塁ベースに戻ったのもあり、三塁へのスタートが遅れる。これを見て、遊撃手は三塁に送球するが悪送球。で、この間に二塁ランナーは一気に本塁まで還り、明星大が8点目をゲット。続いてはこちらも途中出場の佐藤君でしたが、フォアボール。代打・長嶋君は押し出しすないぽで、明星大は9点目をゲット。
9回にしてこの試合が終わるのか不安になってきましたが、代わって登板した壬生君がピシャっと抑えてくれて事なきを得る。ちなみに壬生君は、笹沼君以降唯一一切ランナーを出さず抑えたランナーというのもありますが、アンダースローなので即覚えました。




ところで、今日のレポで成城大のことを全く書いていませんが、明星大の攻撃の内容からお察しの通り守備面は大分アレ、打撃も明星大のリレーに完全に抑え込まれてしまい、3回裏のチャンス以降、二塁も踏めていませんでした。まじでいいところがなかったんすよ……個人的にまじで壬生君だけだった感ある。
というわけで、9‐0で明星大が勝利しました。

今季は割と早い段階で優勝争いから脱落してしまった気がする明星大ですが、何だかんだで力はあるのだなと。
成城大は、先日のウェルネス戦を見て、言うほど悪くないじゃんと思っていたのですが……こういう試合をしちゃうと、そりゃ防御率5点とか6点とかになるわな、と。
強いチームは打線よりも、投手よりも、何より守りが硬いものと思っているのですが(この「守り」に投手力を含めるかは微妙なところね)、やっぱそうやなぁ、と改めて感じた次第です。

<本日の投手リレー>
明星大学:谷井(5回・1/3)‐鈴木陽(1回・2/3)‐田村(1回)‐柳沼(1回)
成城大学:笹沼(6回)‐高島率(1回)‐勝永(1/3回)‐今村(2/3回)‐木下(1/3回)‐壬生(2/3回)

まぁでも、帽子飛ばす系男子とアンダースローをいっぺんに楽しめる試合は滅多にないので、ある意味充実はしていたと思います(個人的に)だから神奈川大の松平君は非常に貴重なのだ!全然見れてないけど!(爆)