ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

7/23 第84回都市対抗野球大会・決勝 JX-ENEOSvsJR東日本【公式戦】

他観に行った試合はおいおい書きますので、とりあえず今日分だけ。
なんだよ去年の決勝と同じカードじゃんwwwwwwwwと思いつつ、何だかんだで観に行ってしまいました。だってさー…片山さんのヒーローインタビュー聞いたり(この記事はほんの一部)とか、タツさんのこんな話読んだりしたら、ああJR東日本を応援しなくちゃ、勝たせなくちゃって思ってしまいまして。結果的には負けてしまったんですけどね…
去年と同じカードなのに、全力で応援してしまった。チャンスではまじで大声出して、凡退したらやけに落胆して。アツくなった。なんて言葉で言っても伝えられないかな。この試合は写真も全く撮ってないし…同じカードだかって馬鹿にできないな、と。やっぱり現地に行って見ないとわからないな。都市対抗の決勝戦にハズレのカードなんてないんだよ、きっと。



定時ダッシュを敢行したら、ほぼ試合開始には間に合いました。JR東日本の先発・吉田君の凄まじい立ち上がりもちゃんと見ました。だからこそ、あの2回のアクシデントによる降板にはただただ驚くばかり。あれがなければ…とは誰もが思う話なんだろう。私だってそう思っている。
でもここでぽっきり折れちゃわないのがJR東日本の強いところというか。片山さん、昨日完封したってのに素晴らしいピッチングだった。確かに点は3点(自責だと2点か)取られちゃったけど、ENEOSに完全に流れを渡さなかったし、十分な内容だったと思う。
打線は…何でみかみんなんかにあんなに手こずってるの!?ってのが正直な感想だったんですが(爆)ただでさえ決勝戦で、去年と同じ相手という重圧があるのに、しかも連覇がかかっているという状況の中、あれだけのピッチングを見せたみかみんを認めざるを得ないのか。でも松本さんにソロムランを打たれた後明らかに同様してましたよね(爆)
けどその後沼尾さんを挟んで大城君を登板させるという采配。大城君の調子はあまり良くなかったと思うけど、悪いなりにゼロに抑えるのはやはりエースか。というかこの登板自体、まるでJR東日本に見せ付けているようだった。うちのピッチャーも昨日完封して今日連投しますが、それでもちゃんと抑えますよ?みたいな。全てにおいて完璧な勝利を収めようとしていたような、そんな感じ。
試合後、去年の都市対抗の決勝のスコアを見たんですが…去年も吉田君とみかみんの先発で始まって、JR東日本にいたっては、吉田君→片山さん→金ちゃんというリレーまでまるっきり一緒。あ、今年のはこれです。
何でだろうな?何でJR東日本が負けて、ENEOSが勝つんだろう?今日の試合もそんなに差はなかった。2点差だったし、いつひっくり返してもおかしくないと思っていた。
メンバーは両チームとも、投手・野手ともにそんなに変わってない。ENEOSは新人選手(錬君や石川君)を上手く使いこなして、そして二人ともバッチリ与えられたポジションで機能して、肝心の場面でしっかり結果を残せた辺りが、JR東日本と比較して一歩リードしてたって感じなのか。石川君は若獅子賞も獲ったしね。
それと、ENEOSは大会を通して日高君をひたすら正捕手で起用していたところ。私はどうしてもこれが理解できなかった。普通に山岡さんを使うだろう、と思ったらよっぽど肝心な場面でないと出てこなかったし、決勝ですらスタメン捕手は日高君。ENEOSの試合はちょいちょい観に行くけど(今年はそんなに見てないけど)、日高君が試合に出てるところは、実はほとんど見たことがなかったので、より「何で?」と思ったのです。でもこの起用がバッチリ決まってたんだよなぁ。これもJR東日本とは違う点か。
今回、ENEOSは補強選手はいなかったけど、全員野球だったな。そういう意味ではJR東日本もほとんど一緒か。そう考えると、補強選手も含めてある特定の選手に頼ったような戦い方をしていたチームは、最後まで生き残れてなかったかもしれないな。それって必ずどこかに限界が訪れるから。



ところで、試合後のインタビュー。大久保さんがあんなに感極まってるのなんて初めて見たな。傍から見たらENEOSは当然のように強く、当然のように勝ってたけど、当人はすごいプレッシャーだったろうし、それを現実のものにするって…うん、私の拙い語彙では表現できないものがあるんだろう。
それと…ちょっとうろ覚えなのですが「社会人野球を応援よろしくお願いします」という言葉が忘れられない。ENEOSを応援してくださいではなく、社会人野球を応援してください、と。



しかしまた、東京に黒獅子旗を持って帰れなかったなぁ。
今回もJR東日本の応援団の団長さんの両腕に青いリストバンドが二つあった。ちょっとロゴが見づらいですが、こんな写真があったので。片方がNTT東日本のリストバンドなのはすぐにわかったけど、もう片方はわからなかった…セガサミーかな。
っていうか日本製紙石巻戦で既に着けていたのか。ひょっとして…なのだろうか。
JR東日本である前に、やはり「東京都代表」なんだなとしみじみ感じたわけです。