ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9/7 第38回全日本クラブ野球選手権大会・1回戦 全足利クラブvs福井ミリオンドリームズ【公式戦】

第1試合はいませんでしたので…
スタメンはこちら。

<先攻・全足利クラブ
1(左)金田
2(二)新藤
3(三)一澤
4(一)熊田
5(中)吉田真
6(指)増淵
7(右)服部
8(捕)吉原
9(遊)吉田智
(投)庭月野
<後攻・福井ミリオンドリームズ>
1(左)栗山
2(二)川鰭
3(中)大野
4(遊)福沢
5(右)藤田
6(指)八杉
7(一)杉田
8(三)宮田
9(捕)奥
(投)黒岩

福井の先発・黒岩さん。

そんなに球が速いピッチャーではなさそうだけど、コントロールがいい感じ。100キロもないカーブでしっかりストライクが取れるんだから大したもの……と思ったら、パンフによるとかつてJR東海に所属していた選手なんですね。なんとなくだけど、クラブチーム所属のピッチャーとしてはちょっぴり雰囲気が違う気がするのはそのせいか。
しかし初回、いきなり1アウト二三塁の大ピンチ。四番の熊田さんは三振で抑えるものの、続く吉田真史選手にタイムリーを打たれて、立ち上がり2点を失います。でも吉田選手のこの先制のタイムリーはいい当たりだったなぁ。初球を綺麗にセンター返し。さすがのバッティングではないかと。ちなみに吉田真史選手は、パンフによると予選の打率は3試合7打数6安打打率.857だそうです(爆)
初回こそ点を失いましたが、2回以降はしっかり切り替えてゼロ更新の黒岩さん。ランナーを出したり、ノーアウト二塁のピンチになったりするも、冷静に次のバッター一人ひとりをアウトにして切り抜けていく感じ。ちなみに取ったアウトはほとんどゴロで、時々三振。フライアウトは1個だけかな?
一方、全足利の先発・庭月野君。

先制点を貰った直後、福井の先頭バッター・栗山さんにスリーベースを打たれると、続く川鰭さん(かわばた、と読むのですね)がしっかりスクイズを決めて1点を返します。
2回以降は庭月野君もゼロを並べますが、もしかしてあまり調子よくなかった?噂は色々と聞いていますが、噂に聞くほどの無双感をあまり感じられず、ピンチの場面もいくつかあったし、ちょいちょい福井のバッターに手こずるような場面があったような。
とはいえ、福井打線もチャンスを作るはいいけど、なかなか点に結びつかないんだよな。4回の攻撃なんか、先頭バッターがヒットで出塁→牽制アウト→続くバッターもヒットで出塁→盗塁失敗でアウト、とチグハグな攻撃になってしまって。7回も1アウトでランナー二人という場面があったけど、ライナーゲッツーになってしまって、運も巡ってこず。
しかし8回、全足利の守備の乱れでランナーは二塁へ進塁。このチャンスに栗山さんがタイムリーを放って同点に。
ところが直後の9回表の全足利の攻撃。先頭の高橋二郎選手が絶妙なセーフティバントで出塁。バントを挟んで、吉田智和選手のタイムリスリーベースで逆転!
そのまま逃げ切り、3‐2で全足利クラブが勝利しました。

打つほうも投げるほうも、両チームの互角の試合だと思いました。
勝負を分けたのはなんというか…取ったら取り返す、の意志の強さでしょうか。これができるチームは、どこで戦っても強いよなぁ。
何にしても、いい試合だった!いい選手も知れたし、こりゃあ観に来てよかったなぁ。
全足利は知ってたけど、福井ミリオンドリームズもいいチームですね。

<本日の投手リレー>
全足利クラブ:庭月野(9回)
福井ミリオンドリームズ:黒岩(9回)

  • 油断したこと

一番の栗山さんの背番号は17番、四番の福沢さんの背番号は18番でした。
十番台の背番号で野手って珍しいなぁとよくよくパンフを読んだら、二人とも投手登録のようでした。特に栗山さんなんか、この日2安打だし打点も上げたし、なかなか巧打な一番打者でしたよ。
あとあれですね、福沢さんとは元中日の福沢卓宏選手のことですね。