ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/10 2022年東京都クラブ春季大会兼第46回全日本クラブ野球選手権大会・全府中野球倶楽部vsREVENGE99【公式戦】

規格外。


スタメンはこちら。

<先攻・全府中野球俱楽部>
1(右)太樂
2(中)小田
3(二)飯沼
4(左)田中
5(遊)小野
6(三)山下
7(捕)小野澤
8(指)平田
9(一)小林
(投)永野
<後攻・REVENGE99>
1(中)杉岡
2(右)三井
3(一)日小田
4(指)森
5(二)高田
6(左)菅藤
7(捕)門間
8(遊)渡久地
9(三)湯澤
(投)ミヒニャック

こんな早くに永野君を見れるチャンスが来るとは思わなかったね。

永野君を最後に見たのは5年前の試合だけど、私に強烈なインパクトを与えてくれた試合は6年前の出来事でした。
bladecatcher.hatenadiary.jp
なので、この辺の印象のまま今日の試合を観ました。


立ち上がりは1アウトから三井選手にフォアボールを与え、日小田選手は空振り三振に仕留め2アウトとしますが、森選手にライト線を割るような鋭い当たりを放たれ、REVENGE99に先制を許します。
しかしそれ以降は点を取られる気配は無し。時々極端なコントロールのボール球を投げることがあって、それでフォアボールを出したり、球数がかさみがちだったような気がしますが、それ以上に、球が速すぎるのか、それによって緩急が効いたような感じになっているのか、なかなかバットに当てられないような選手もいたりして、それで三振を取ることも多かったですね。しょうがないですよ、クラブチームの試合で140km台の球を連発する左ピッチャーなんてちょっと次元が違いますよ(爆)

5回にはボール球だったとはいえ147kmまで出したし、「ええんか?ここで投げてて本当にええんか?」と私が困惑しました(爆)1球だけでも140km後半投げれる左ピッチャーは、企業チームでもそうそういないよ…
一方、REVENGE99の先発・ミヒニャック選手。去年までジェイファムに所属してた選手ですよね?速報でよく先発として投げていたのを見かけたので、名前は覚えてます。


現地で見て「おっきそうだなぁ」と思いましたが、写真で見てもおっきそうですね(こなみ)
こちらはさすがに永野君クラスの速球はなかったですが、結構安定感はあったような気がします。打たせて取る系の、バランス良い感じですかね。過去の記録*1を掘り返して見たら、191センチだそうで…そりゃデカいよ。となると、バッターからは上から投げ下ろされるみたいな風に感じる球なんだろうか。


5回表、この回先頭の小野澤選手がヒットで出塁。平田選手もヒットで続きますが、この時外野守備にもたつきがあったようで(写真撮っててちゃんと見てなかった)、小野澤選手は一気に本塁へ生還。全府中が同点に追いつきます。

その後、盗塁と小林選手の進塁打があって、1アウトランナー三塁。ここで太樂選手がタイムリーを放ち、全府中が勝ち越し!


続く小田選手の打球はファーストゴロ。ゲッツーコースな当たりでしたが、これを一塁手が悪送球。この間太樂選手がさらに次の塁を目指したため、悪送球をカバーした左翼手は三塁へ送球、送球自体は悪くなかったと思うけど、三塁はセーフ。そしてこの間に小田選手も二塁を陥れようとしていて、三塁手(多分)が二塁へ送球するも悪送球に。この間に太樂選手は生還し、全府中がもう1点を追加。小田選手は三塁まで進みました。このプレーではエラーが2つ付きまして、一塁手三塁手で良いんだよね?と思いながら一球速報で答え合わせをしようとしたところ、小田選手の打席の結果について「一へ打って一塁手の悪送球により出塁、打者が三塁へ、一塁走者が生還」としか書かれていなくて困惑しました。ボックススコアの方には一塁手三塁手にエラーが付いてるから、多分私の認識で合っているんだと思います。
ミヒニャック選手はここで降板。そんなに悪くない内容だったと思うんだけど、バックの守備に足を引っ張られちゃった感じでしたね。で、林選手が後を受けますが、さらに飯沼選手もタイムリーを放って、小田選手が生還してもう1点を追加。

全府中はこの回4点を取って、一気に逆転しました。


逆転してもらった直後はしっかり守り切りたいところですが、5回裏、REVENGE99は1アウトから湯澤選手がヒットで出塁し、二盗を決めます。続く杉岡選手の当たりは、ショート逆シングルの深い当たり。遊撃手はどこにも投げられずオールセーフで、1アウト一三塁。判断が難しい当たりだったのと、下手に投げて悪送球になったりして、三塁ランナーが還られたらアカンから、しょうがないプレーですやね。
その後、杉岡選手も走って二三塁となったところで、迎えた三井選手。この三井選手ですが、REVENGE99の打線の中で一番永野君のボールが見えていたような気がしました。確かにヒットは打ててなかったけど、時々バラつくボール球をちゃんと見極めてフォアボールをゲットしたり、この5回裏の打席は執拗にボールをカットしたりして、永野君を苦しめていました。結局この打席は空振り三振に終わってしまいましたが、第4打席で永野君が三井選手にストフォアを与えていたのを見て、嫌なバッターっていう印象は与えたんじゃないかな、という気がしました。あ、で、この回は結局後続が続かず、REVENGE99の攻撃はゼロに終わりました。


7回表、林投手は続投中で、3イニング目に入ったところ。
この回先頭の小田選手が絶妙なセーフティバントで出塁すると、ボークがあって二塁まで進塁し、飯沼選手の当たりは強めのファーストゴロ。しかしこれを一塁手が弾いて、ランナーは全員セーフになり、1アウト一三塁。ここでピッチャーは中川選手に交代しますが、田中選手にタイムリーを打たれ、小野選手のバントを挟んで山下選手のタイムリーも飛び出し、この回全府中が2点を追加します。
さらに9回表、この回は1アウトから田中選手がツーベースで出塁し、小野選手はピッチャーゴロでランナー動けず2アウトとなりますが、山下選手はセンターへ抜けるヒットを放ちます。これを中堅守が後逸し、この間に田中選手は一気に生還。山下選手は二塁まで進みます。さらに小野澤選手の当たりは何てことはないショートゴロでしたが、謎の悪送球で二塁ランナーが一気に生還。これで全府中は8点目をゲット。もうね、9回のこの2エラーは「集中力が切れてる」と言われてもしょうがないレベルの、結構しょうもないエラーだったと思います……あれではキレる選手が出てくるのもわからなくはないが……スタンドにいる人間が見聞きできるところでキレるのはな…


永野君は8イニングを投げ切りますが、ちょっと次元が違うのではないかという球を放ってはいましたが、だからと言って無双していたわけではなく、得点圏にランナーがいるとかランナー三塁の場面とか結構あったりして、正直危なっかしかったと思いますw三凡にできたのが2回裏だけというのが、それを物語ってるんじゃないかと…
こういう時早打ちにいきすぎて攻撃が淡泊になっちゃうとか割とありがちですが、今日のREVENGE99の打線はそうでもなかったと思うんですよね。後半になって外野に綺麗に抜けるヒットもそこそこ打てるようになってきたし、それでランナーを出せるようになったんだけど、カウントいっぱいぐらいになるまで勝負して、でもダメで無失点…の繰り返し。最後まで諦めんなってこういう時言われがちだけど、何となく絶望感みたいなのは募ってくるよね…永野君、8回まで投げてるのにまだ球速140kmぐらいは出てたし。
自分のつけたスコアで数えたら、永野君は8回を投げ切って163球という投球をしていまして、いやいやそれはないwwwと一球速報で答え合わせをしたところ、159球とのことでした。良かった、やっぱり私の数え間違いでした。それでも159球ってのは多すぎだと思いますが……これ明日腕上がらなくなるやつやで(爆)
9回裏の全府中のマウンドには唐登投手が登板しました。何てことはない投球でしたが、僅か8球で終わらせていたのが何となく印象に残りました。
というわけで、8‐1で全府中が大勝しました。

REVENGE99はよく見かけるけど、そんなに弱いチームではないと思うんだが……今日は相手が悪かったとしか言えないような…

<本日の投手リレー>
全府中野球倶楽部:永野(8回)‐唐登(1回)
REVENGE99:ミヒニャック(4回・1/3)‐林(1回/2/3)‐中川(3回)

第4試合も見たかったけど、思ったよりも暑さで体力を奪われたので、これにて退散。
もう夏の支度で観戦する準備をしないといけないのか、厳しい季節だなぁ。なんか来週また寒くなるっぽいけど…からだこわれる(爆)

  • 色々考えましたが

どうあれ、本人が楽しければいいかな、と。

*1:今気づいたけど、ミヒニャック選手の出身って西関東予選のパンフだと東海大になってるけど、正しくは東海大北海道キャンパスで、若干違うんですよね……ぶっちゃけ若干どころじゃない違いだと思うけど(爆)